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オリンピックインタビューに見る”決めつけ注意”
こんにちは、協会理事の安井です。
オリンピックもいよいよ明日閉幕となりますね。
オリンピックもいよいよ明日閉幕となりますね。
これで、気持ちの上でも、すっかり日常生活という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
さて、オリンピックの中で、選手へのインタビューを見ていると、とても勉強になります。
インタビューとは、まさにインタビュアーの”質問”が鍵です。
この”質問”は、視聴者が知りたいと思うことを届けるのが役割ですから、なかなかのプレッシャーなのではないかな~なんて思ったりします。
さて、その”質問”ですが私達はインタビュアーではないので、日常の対話に置き換えて考えてみたいと思います。
その際は、まず何より、インタビューを受けている選手が、”心地よく話せるかどうか”ここがとても大切と考えます。
その時に、一番気をつけたいことが、なんと言っても“決めつけ注意”です。
たとえばこんな感じです。
インタビュアー「きっとこれだけ大事な試合前ですから、すごく緊張感があったと思いますがいかがですか?」
選手「いえ、特に緊張感はなかったです」
こんなふうに噛み合わないケースを観たことはありませんか?
もちろん、このようにインタビューされたからと行って、選手が不快に思うかどうかはそれぞれですから、
これがダメ!というわけではありません。
しかし、日常生活において、このように気持ちがすれ違ってしまうと、相手に「違うんだよな~(この人分かってくれないな~)」という感覚を生んでしまうと、相手との距離ができてしまってもったいないのではないでしょうか?
では、質問型コミュニケーションを学んだ方であったら、どのように質問するか?
ということを考えてみたいと思います。
質問型コミュニケーションでは、”決めつけ注意”ですので、こんな風に質問してみます。
「これだけ大事な試合前、どんな気持ちで臨まれましたか?」
という形です。
これだと選手は自由に答えられます。
A「そうですね、緊張感もなく落ち着いて試合に入れました。」
B「そうですね、すごく緊張してました。」
C「緊張はすごくしたのですが、自分を信じて行こうと思ったら、緊張は和らぎました」
という感じです。
こうして文字で書くとわかりやすいですが、いざ対話になると、それがすっと出てこずに、
「自分だったら緊張しちゃうだろうな~」と思って、そのままを質問してしまいがちです。
そう、”自分だったら”の感覚で無意識に決めつけてしまうのです。
ただ、大切なことは、
“感じること、思うこと、そして考えること”は人それぞれに違います。
常に相手はどうなんだろうな~?
という興味・関心を持って質問しよう!
そんな心がけを定着させると、きっと相手にとっても心地の良いコミュニケーションが取れるはずです。
ぜひ意識してみましょう!
そして、もし、あっ!決めつけちゃった。と話しながら気づいた場合は、こうフォローしてみると良いと思います。
「きっとこれだけ大事な試合前ですから、すごく緊張感があったと、、、、、私なら思うのですが、○○さんはいかがでしたか?」
という感じです。
いずれにしれも”決めつけ注意”気をつけたいですね。
それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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