コラムCOLUMN

”違い”を尊重するという”共通”の価値観を持つ

COLUMN心構え

企業内でよくある話

「大事なことなんだからメールとかでなく、
最低でも電話とか直接伝えるものだろ」と思う上司と、

「いや、大事なことだから、ちゃんと食い違いとかが、
ないようにメールとかで残しておくのが大事でしょ」

これよく聴く話ですよね。

そして、世の中ではこのような話があると、
どっちが正しいのか?
といった戦いの構図を作っていく風潮が見受けられます。

私共の考え方

私共は、このような構図を作らない、
そして、お互いにどう着地させていくのか?
ということが出来るようなコミュニケーションの取り方等
をお伝えしております。

その中で、強く実感していることがあります。

それは、管理職の人だけ、とか、新人や若手だけとか、
という階層を絞って研修を行ったり、
あるいは、上司の立場の人でも、若手の立場の人でも、
だれか一人が学んだりするということは、
ちょっと非効率だなということです。

理想の状態とは?

理想は階層を絞ったうえで、
平行して全員が受講することです。

なぜなら、私共のお伝えしている、
質問型コミュニケーションの基本的な考え方に、

・ものの見方・捉え方は人それぞれ
・人は自分の思った通りに動きたい

といったものがあります。

この考え方がコミュニケーションをとる上で、
とても、基本的であり、
かつ重要な考え方・スタンスなのです。

この考え方を双方が持っていないとどうなってしまうのか?

この考え方・スタンスを管理職・若手社員と
両方持っていないと、
冒頭のようなやり取りが生まれてしまうのです。

この時に、上司だけしっかり学んでも、

「そうだよな、今は時代が違うもんな」
と納得は出来るようになりますので、
一定の効果はあります。

しかし、その一方で若手が学んでいないと、

自分達の主張が完全に正しい!
俺らは間違っていない!

と感じさせてしまう恐れがあるのです。

つまり、若手はいつも自分達が正しい、
上の人は、本当に考え方が古いんだよなという、
思いを強くする恐れがあるのです。

ここに上司だけ学ぶということの
落とし穴があるのです。

上司も若手も平行して学んでいたら

でも、もし若手も平行して学ぶことが出来たらどうなるでしょう?

どうして管理職の人が電話っていうのかな?
ちょっと聞いてみようかな?
となり、なるほど~、そういうことなんだな。
それなら無理もないよな。

というように、どちらか一方が正しくて、
どちらか一方が間違いという構図を作らずに、

そもそも違って当たり前なんだから、
お互いの違いをよく理解して、
そして、チームとしてどういうルールにするか?

といったことを話し合って決めればよくなるのです。

だから、私共は上司だけ、若手だけ、ということでなく、
両方、平行して行うことを勧めているのです。

とある企業様

先日もとある企業様で、以前、研修を受講した大先輩が、
今受講している若手との関係が非常に良好だということを
聴かせていただきました。

すごく、私たちの話を受け止めてくれるし、
私達の常識だけじゃだめで、ちゃんと上の人は、
こう考えているんだよ。といったことを教えてくれるというのです。

これって、やっぱりお互いに学んでいる
効果だなと思うのです。

だから、

違いを尊重するという共通の価値観

を学び、スタンダートにしていくことが
大切なのではないかと思います。

それでは、最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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