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「無知であることからの勘違い」

COLUMN

前回までに私の小学校3年の頃の人前で話すことへの
「トラウマ」の話をしました。
 
そうですね。
 
「私の衝撃の音楽事件」です。
 
名前を呼ばれて、
一番初めに歌うことになった私は
もう大変です。
 
足はガクガク
体はガタガタ
声はブルブル
 
です。
 
もう、何を歌っているかが分かりません。
そして、何とか歌い終わった後、
私はがっくりとして自分の席に戻りました。
 
そして、わずか10歳の私が思ったのです。
 
「僕はなんと人前が苦手なんだろう」
「僕はなんとダメな性格なんだろう」
 
とです。
 
このようなものを「緊張症」といいますが、
まるで、生まれ持った性格のように
私は感じてしまったのです。
 
もう、50年も前の話ですが、
昨日のことのように鮮明に覚えています。
 
これがすべての「勘違い」の始まりでした。
 
このようなことを今後も
小学生時代に人前になると何度も
やらかしてしまうのです。
 
そして、中学になった私は、
この緊張症は「精神面が弱い」から起こるのだという風に
結論付けるのです。
 
つまり、プレッシャーに耐えうる精神を鍛えなくてはならない
どんな状況でもそれを跳ね返す精神をもたなくてはならない
ピンチをチャンスに考え、行動できる人間にならなくてはならない
 
などと思い、
その精神を鍛えるべく、
「剣道部」に入り、
その精神を鍛える努力を始めるのです。
 
ところが、これがやはり大きな「勘違い」で
このあとも私は15年の長きにわたって、
 
足はガクガク
体はガタガタ
声はブルブル
 
に苦しめられることになるのです。
 
 
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ここでの学びは「無知であることからの勘違い」です。
 
私はこの事に対する改革を行いました。
そして、今、講師としても何百人の前でも、
楽しく話ができています。
 
しかし、この改革ができたのは、
30歳に入ってからです。
 
10歳のときから、
20年以上も経っています。
 
では、その間に私はどうしていたのか?
 
必死になって、
自分なりに改革にはのぞんでいたのでした。
 
しかし、「無知であることからの勘違い」で、
まったくとんちんかんな改革の努力をしていたのでした。
 
それが、精神面を鍛えることであり、
たとえば、剣道部に入ることであるのでした。
 
それがうまくいかず、
結構、挫折し暗い学生時代を送っていたのでした。
 
そらそうですね。
勘違いからとんちんかんな改革の努力ですから。
 
このようなことを私自身が経験してきたからこそ
そして、実は的確な改革があることが分かったからこそ、
この「コミュニケーション協会」を立ち上げたのです。
 
ぜひ、多くの人に知ってもらいたいのです。
 
人前での話し方にも
人とのコミュニケーションにも
実は「法則と方法」があるのです。
 
さらに、その「法則と方法」を多くの人に
伝えていただける講師を募集しているのです。
 
当社でのこのコミュニケーション方法を
この8年間、広めてきました。
 
結果として、
大阪府、東京都などの自治体でも
認められるようになりました。
 
でも、もっと多くの人に、
一般的な方々にもと思い、
このコミュニケション協会を立ち上げました。
 
賛同いただける方のご参加お待ちしています。
https://shitsumongata.com/guide/stage/


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