『自分にとって不都合な答えが返ってきた時、あなたならどうする?』をアップしました
こんにちは、安井です。
今日は、講座をしている中で、よく出てくる事で、
自分にとって不都合や、予期せぬ答えが返って来た時の対応法です。
具体的にどういうことかと申しますと、こんなケースがありました。
歯科医師の先生が、
「定期的に検診を受けてくださいね」
といった声掛けをしました。
これは、いわゆる”先生”と呼ばれるようなお仕事をされている方なら、
相手が当然「はい、わかりました。」というように、
答えてくれるもの。。。
そんな考えが無意識にだけどあると思うのです。
でも、この歯科医師の先生は、こんなことを言われたそうです。
「忙しいから今日で終わりでいいですか?」
ちょっと、予期せぬ答えで小さな動揺が起きてしまいますよね。
そこで、この先生は、
「いや、でもしっかり予防しないと歯は消耗品だからね、、、中略、、、ちゃんと来てね」
というような形えでお答えしたそうです。
さて、お気づきでしょうか?
先生の答えた内容はもっともなことですよね。
しかし、それでは相手は受け入れてくれません。
「もう行きたくない」という気持ちなのに「来ないとだめ!」と言っても、
主張が対立するばかりですよね。
そこで、忘れないでほしいのが、やっぱり【共感】なのです。
「忙しいから今日で終わりでいいですか?」
と言われた時、あなたなら、どんな共感を示しますか?
答えの一つとしては、
「あ~、忙しいんだね~」
とか
「あ~終わりにしたいんだね~」
といった、オウム返しが効果的かと思います。
とにかく、大切なことは、
”相手のそのままと一旦受け止める”
ということです。
一旦受け止めないことには、相手の反発心が強くなります。
自分の意思がより強くなってしまいます。
一旦受け止めるからこそ、相手はこちらに対して安心感を持ち、
こちらの言い分も相手が受け止めてくれるのです。
そして、こからはまた質問を重ねます。
「あ~、忙しいのかな?どんな感じ?」
といった形で、具体的な中身をいろいろ聞き出しましょう。
そのうえで、
「とはいえ歯は消耗品だから、ほっておくと悪くなってしまうんだよ。それについてはどう思う?」
という感じで、あくまでもこちらの主張を通すのではなく、
相手の気持ちを質問していくと、いろいろ自分でも考え始めるかと思います。
そのうえでもしかしたら、やっぱり定期的に来ます!
なんてことにもなるケースが生まれてくるということです。
これは、何も先生だけの話ではありません。
例えば親子関係であっても同じです。
母「はやくしないさい!帰るわよ!」
子「ヤダ!帰りたくない!」
母「そんなこと言ったら暗くなっちゃうよ」
子「ヤダ!帰らない」
なんてことよくありますよね?
そんな時も、
母「そっか~帰りたくなんだね~、どうして?」
という形で理由をたくさん聞いてあげてください。
そして、
母「とはいえ暗くなっちゃったらどうするの?」
といった形で質問し、相手に考えてもらいましょう。
ということで、相手がどんな答えであっても、
自分にとって不都合な答えだったり、思ってもみなかった答えだったとしても、
とにかくいったん受け止める。
これを大切にしていきましょうね!
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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