コラムCOLUMN

育成において大切なスタンスなんだけど、ちょっと惜しい考え方。

COLUMN

こんにちは。
質問型コミュニケーション協会の安井です。



今日は、読者のHさんから、いただいた質問にお答えします。

—————————————————————-

質問型は、メンバーの意見を尊重すること。
肝に銘じて日々を過ごしています。
先日の会議において、私がいると、どうしても私の意見で決まってしまうので、
会議からはずれて、自分達だけで決めてもらったんです。

ところが、自分たちで決めてくれたは良いのですが、
その内容が薄くて、正直がっかりでした。

メンバーが決めた内容で進めると、うまくいかないのが目に浮かび、
思わずいろいろ言いたくなったのですが我慢しました。
このように、質問型が大事なのはわかるのですが、
今回のように内容が薄いような場合に、どうすればいいのでしょうか?

—————————————————————-

Hさん、ありがとうございます。
これまでの上司から変革しようと、努力されている様子が
ひしひしと伝わってきます。
メンバーの育成を大事にした行動、本当に素晴らしいですね!

さて、今回の質問を読ませていただきまして、
感じたことをお伝えさせていただきます。

それは、何のための質問型「コミュニケーション」か!?
ということです。

Hさんの、この自分がいるとどうしても自分の意見で決まってしまう。
だから、自分達だけで決めてもらった。とありますよね。

これは質問型の考え方である
「メンバーの意見を尊重する」ということは出来ているのですが、
肝心の「コミュニケーション」をとるということを実は全くしていないと思うのです。

そうではなく、
コミュニケーションを通じて意見を尊重
してほしいのです。

どういうことかと申しますと、
ズバリ!会議から外れない!ということですね、
外れてしまってはノーコミュニケーションです。

そして、以下を見直してみてはいかがでしょうか?

・先にしっかりと相手の意見が言えるような、雰囲気づくりが出来ているのか?
・眉間にしわを寄せていないか?怖い顔をしていないか?
・メンバーが意見を言った後に歓迎のリアクション(共感)がしっかりできているか?
・メンバーが言った意見をしっかり褒めているのか!?
・自分の意見を先に言って言ってしまっていないか?

等など、コミュニケーションのあり方を
見直すポイントがたくさんあるのです。

また、Hさんは、
「いろいろ言いたくなったのですが、我慢しました」
とあります。
この努力は本当に素晴らしいと思います!

ちょっともったいないなあ~と感じるところがあります。
それは、実力や経験がメンバーよりもあるHさんだからこそ、
我慢してしまって、内容が薄いままではメンバーの成長スピードも遅くなってしまいます。

だから、我慢するのではないのです。
言いたいことは、伝え方をしっかりと学んで伝えるのです。
それは、下記のようなポイントを抑えることなのです。

・意見を言う前に、メンバーが考えやすくなるような視点(ヒント)を提示出来ているか?
・あくまでも意見は、提案という形をとっているか?
・意見(提案)を言った後に、どう感じるか!?を質問しているか?
・その時に「正直な気持ちを言って」と言えているか?
・相手の表情を見て、本心から言っているかを感じ取れているか?確認しているか?

 

↓アドバイスを質問を使って伝えていく方法



こうしたポイントをしっかりと抑えて、
放任するのではんく、あくまでも
「コミュニケーションをとっていくこと」
で、メンバーの成長と成果結果とのバランスをとっていくのです。 
それが、この質問型コミュニケーションです。

ということで、このような質問を使ったメンバー育成のための
コミュニケーションについて、さらに詳しい話を知りたい方は、
各種講座へいらしてみてくださいね。

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。



amazonレビューを書いて、特典動画を手に入れよう!

こちらのページに入力し、応募はこちらまで!

 

podcast青木毅の「質問型営業」に
理事の安井匠がゲスト出演しています。

よかったら聞いてみてくださいね。
https://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-mu-yino-zhi-wen-xing/id991303656?mt=2

☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*・☆o。:・;;.。:*・

※当協会の講座や、ここだけの最新情報やコラムの配信をしております。

質問型コミュニケーション協会メールマガジンの登録はこちらから