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気持ちだけでは伝わらない?伝え方のポイントとは
気持ちだけでは伝わらない?伝え方のポイントとは
普段の会話やビジネスシーンで、相手に何かを伝えたいときに「熱意」はとても重要です。
しかし、熱意だけで十分に伝わるかというと、必ずしもそうとは限りません。
先日、あるドラッグストアで買い物をしていたときのことです。
レジ前に置かれていたシャンプーのお試しセットを、
女性の店員さんが満面の笑みで勧めてくれました。
「このシャンプー良かったら使ってみませんか!!!」
「すんごく、いいんですよ~」
「私、こんな感覚、今までで初めてだったんです!」
「もう本当にすごくよくて~、、、」
とても嬉しそうに話してくれるので、私も思わず笑顔になりました。
しかし、最終的には購入には至りませんでした。
その理由は、「なぜいいのか?」「どんな効果があるのか?」が分からなかったからです。
このように、熱意だけでは相手の行動を促すことが難しいことがあります。
では、どうすれば伝わるのでしょうか?
目次
1.「結局何が言いたいの?」を防ぐ方法
感情だけでなく、具体的な理由やメリットを伝えることが重要です。
実際に、私は自治体向けの研修で
『「結局何が言いたいの?」とは言わせない~要点を的確に伝える方法~』
というテーマで講義を行いました。
受講者からは、以下のような声がありました。
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「つい整理せずに話してしまうことが多いので、具体的な方法を学べてよかったです。」
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「短い時間で要点を伝えるために、フレームワークを意識しようと思いました。」
-
「上司から『君の話は長くて何が言いたいのか分からない』と言われたことがあるので、
シンプルかつ的確に伝える技術を身につけたいです。」
この研修では、
「なぜそう思うのか(理由)」「どんなメリットがあるのか(具体例)」
をセットで伝えることを学びました。
例えば、
❌「このシャンプー、すごくいいんですよ!」
⭕「このシャンプーには〇〇成分が入っていて、髪がしっとりまとまります!」
このように、相手にとっての具体的なメリットを伝えることで、
伝わりやすさが格段に向上します。
2.伝える力を磨くと、チームが変わる
私は普段、「質問する力」の重要性をお伝えしていますが、
「伝える力」も同じくらい大切です。
相手にストレスを与えずに、理解しやすい形で伝えることができれば、
コミュニケーションの質が向上します。
そして、結果としてチームや組織の生産性も向上します。
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会議での発言が明確になり、議論がスムーズに進む
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メールや報告が簡潔になり、無駄なやり取りが減る
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お客様やクライアントにも、的確にサービスの魅力を伝えられる
こうした「伝える力」は、組織の成長にも直結します。
質問して「聴く力」、そして「伝える力」。
どちらもバランスよく磨いていくことで、より良いコミュニケーションが実現します。
3.まとめ
気持ちだけでは相手に伝わらないことがあります。だからこそ、
「なぜそう思うのか」「どんなメリットがあるのか」を
しっかり整理して伝えることが大切です。
・熱意だけでなく、具体的な根拠やメリットを伝える ・フレームワークを活用し、
シンプルかつ明確に話す ・伝える力を磨くことで、チームや組織の成長につながる
ぜひ、日々のコミュニケーションの中で意識してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、良い一日を。