コラムCOLUMN
ビジョンは語っている。でも“つながって”いますか?
【リーダー必見】ビジョンと日常業務を“つなぐ”コミュニケーションで、チームが変わる
「会社のビジョン」と「目の前の仕事」、ちゃんとつながっていますか?
会社の年度初めによく耳にする言葉、それは——
「私たちはこんな未来を目指します」
「この方向性でチーム一丸となって進んでいきます」
そんな“ビジョン”や“方針”を聞いて、あなたはどんな風に感じていますか?
一方で、こんな心の声も聞こえてきそうです。
「毎日業務に追われて、それどころじゃない」
「うちの会社、理念は立派だけど、正直関係あるのかな…?」
実はこれ、多くの職場で起こっている“現実とビジョンの断絶”なのです。
目次
- 【1】業務を振り返るとき、ビジョンを“感じる”瞬間はありますか?
- 【2】理念やクレドの“唱和”では浸透しない理由
- 【3】【よくある悩み】ビジョンが浸透しない職場の特徴とは?
- 【4】「いまの仕事は、ビジョンとどうつながっている?」という問いかけ
- 【5】【実践ポイント】女性リーダーにもおすすめの「つなぐコミュニケーション」
- 【6】「意味のある仕事」こそ、人を動かす原動力になる
- 【7】【講座紹介】ビジョンを語れるリーダーになりたい方へ
- 【8】まとめ:ビジョンと現実を“つなぐ”ことで、チームは生まれ変わる
【1】業務を振り返るとき、ビジョンを“感じる”瞬間はありますか?
先日、私がパートナー講師として関わっている企業の「経営指針発表会」に参加しました。
その中で、ある経営者の取り組みに深く心を動かされました。
それは、社員一人ひとりが自分の業務を
「この仕事は、会社のビジョンのここに貢献している」
「今月の成果は、こんな形で全体目標につながっている」
と“意味づけ”しながら発表していたのです。
この姿勢、とても素敵だと思いませんか?
「ただやらされた仕事」ではなく、
「自分の行動が会社の未来にどう役立っているか」を
社員が自ら言葉にすることで、働く意欲や納得感が格段に変わっていきます。
【2】理念やクレドの“唱和”では浸透しない理由
多くの企業では、経営理念やクレドを朝礼で読み上げたり、暗唱したりしています。
でも、それだけで現場の意識が変わるかというと……答えはNo。
なぜなら、「実際の業務との接点が見えない」からです。
どれだけ立派な言葉も、現場にとって他人事であれば、空回りしてしまいます。
だからこそ、リーダーには「つなぐ力」が必要なのです。
【3】【よくある悩み】ビジョンが浸透しない職場の特徴とは?
あなたの職場では、こんな状態になっていませんか?
-
目標は掲げているが、日常業務と結びついていない
-
タスクだけが降ってきて、「なぜやるのか?」の説明がない
-
メンバーが「どこに向かっているのか分からない」と感じている
これらはすべて、“つながり不足”から起こる問題です。
そして、その結果としてチームのやる気が下がったり、やらされ感が募ったりしていきます。
【4】「いまの仕事は、ビジョンとどうつながっている?」という問いかけ
こうした状況を変えるカギは、日々の対話にあります。
特にリーダーの立場にいる方は、ぜひこの問いを意識してみてください。
「この仕事は、私たちのビジョンとどう関係してる?」
「今の取り組みって、どんな未来につながると思う?」
このような“意味づけの対話”を日常的に交わすことで、
メンバーは徐々に「自分の仕事」に誇りと目的を持てるようになります。
【5】【実践ポイント】リーダーにおすすめの「つなぐコミュニケーション」
忙しい毎日の中で、メンバー一人ひとりと丁寧に向き合うのは、簡単なことではありませんよね。
でも、たとえば週1回の1on1や、月1回のチームミーティングの中で
-
「この仕事、誰の役に立ってるかな?」
-
「目指している方向に、私たちは近づいてる?」
そんな“問い”を投げかけるだけで、会話の質はぐっと変わります。
特に女性リーダーは、共感力や細やかな配慮に長けている方が多いので、
“つなぐ言葉”を自然にチームへ届けることができる存在なのです。
【6】「意味のある仕事」こそ、人を動かす原動力になる
仕事にやりがいや喜びを感じる瞬間って、どんなときでしょうか?
-
お客様からの「ありがとう」の言葉
-
チームで乗り越えた達成感
-
自分の仕事が誰かの役に立っていると実感したとき
そのすべてに共通しているのが、“意味がある”と感じられること。
だからこそ、リーダーはメンバーの仕事に意味を見出し、“つなぎ直す”役割を担っていく必要があります。
【7】【講座紹介】ビジョンを語れるリーダーになりたい方へ
こうした“意味づけの対話”を実践で学びたい方におすすめなのがこちらの講座です。
▶ 新時代リーダーシップ:チームビルディング力養成講座
この講座では、
-
現場で通じる「問い」の投げかけ方
-
ビジョンを“自分ごと”にするフレームワーク
-
対話からチーム力を育てるファシリテーション
など、リーダーとしての「伝える力」「つなぐ力」を体系的に学ぶことができます。
【8】まとめ:ビジョンと現実を“つなぐ”ことで、チームは生まれ変わる
どれだけ立派なビジョンも、現場の仕事と結びついていなければ意味がありません。
一方で、日常の中にビジョンの“かけら”を見つけることができれば、
働くことがもっと楽しく、もっと誇らしいものに変わっていきます。
あなたのチームでは、今日の仕事が明日の未来とつながっていますか?
リーダーであるあなたが“つなぐ役割”を担うことで、
チームに希望と一体感が生まれます。
さあ、あなたも“つなぐ問い”から始めてみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、良い一日を。
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