コラムCOLUMN
相手にオープンになってもらうには?
今回は会話の中で相手との関係を縮めていくのに、
「質問してたくさんはなしてもらおう」という意識の強い人が、
時々起こしてしまう”うまくいかないパターン”についてお伝えします。
ただ、一生懸命に相手に質問をして聴こうと思っているんだけど、
どうも相手が打ち解けて、心を開いてくれている感じがしないんだよな~、
ということもあるかもしれません。
せっかく頑張っているんだから、うまく関係を築きたいですよね。
そんな時に、起きてしまっていることを解説します。
例えばこんなケースです。
「学生時代は部活とかやっていたの?」⇒「はい」
「何部?」⇒「テニス部です」
「テニスかいいよね~、成績はどうだったの?」⇒「一応、市で3位でした」
「市で3位?すごいですね~、じゃあ相当うまいんじゃない?」⇒「いえいえそれほどでも」
「今でもやるのかな?」⇒「時々やりますよ」
「それはいいね~、今度私にも教えてよ」⇒「そうですね」
という感じです。
この会話自体は、よくありそうではあると思うんですが、
なんとなく相手が心を開いてくれている感じはしないですよね?
せっかく頑張って相手と距離を縮めようとしているのに、
こんな感じだと、こっちもがっかりしてしまいますよね。
同じような会話をするにしても、ちょっと意識をするだけで、
もっと心を開いてくれるコツをお伝えしますね。
それは、相手の”何を質問して聴くのか?”ということがポイントであり
答えは、”相手の考え方や感情といった内面”を質問するということなのです。
先ほどの例をもう一度みてください。
「学生時代は部活とかやっていたの?」⇒「はい」
「何部?」⇒「テニス部です」
「テニスかいいよね~、成績はどうだったの?」⇒「一応、市で3位でした」
「市で3位?すごいね~、じゃあ相当うまいんじゃない?」⇒「いえいえそれほどでも」
「今でもやるのかな?」⇒「時々やりますよ」
「それはいいね~、今度私にも教えてよ」⇒「そうですね」
いわゆる出来事、事実、状況といったことばかりで、
実は相手の内面については全く触れていないんですね。
そのために、それなりの関係性は出来るかもしれませんが、
実際に心をオープンにしてくれていないのです。
というか、この質問だけではオープンにならないのです。
オープンになってもらうとは「心を開いてもらう」ことですよね。
だから、心に向かった質問をするのです。
たとえば、ですがこんな感じです。
「学生時代は部活とかやっていたの?」⇒「はい」
「何部?」⇒「テニス部です」
「テニスかいいよね~、成績はどうだったの?」⇒「一応、市で3位でした」
「市で3位?すごいね~、3位になって(気持ちは)どうだった?」⇒「悔しかったです」
「そっか~、悔しかったんだ~、何が悔しかったの?」⇒「そりゃ勝ちたかったですから」
「そりゃそうだよね~、どうして、そんな勝ちたかったの?」
⇒「いや、その時は、自分でもびっくりするくらいに練習したんですよ、というのも、、、、(つづく)」
という感じで、相手の話す量が増えてきたら、
それは=心を開いてきたという証です。
ですから、意識的に出来事、事実、状況を聴いたら、
その時に
どんなことを感じていたのか?
どんなことを思っていたのか?
どんなことを考えていたのか?
という内面へ向けた質問をするのです。
「これを読まれて、どんなことを感じましたか?」
⇒これが大切です(笑)
ということで、相手の考え、思い、感情を質問していく、
ということを意識してみてくださいね。
それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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