得た知識とその学びを、 どのように現実に紐づけて いくのか?
今回は
学びをどう活かしていくのか
ということについて、
お伝えしたいと思います。
質問型コンサルタント・
質問型コミュニケーション協会トレーナーの
林俊⼀です。
質問型に限らず、何かを学ぶ時、
目的というものが必ずあるでしょう。
しかし実際には
せっかく学んでいるにもかかわらず
なかなか活かしきれていないことが
多いのではないかという印象を
日頃多くの方と接する中、
感じています。
何かを学んでいくと
そこには知識として得られる
理論、理屈などがあります。
例えば
質問型コミュニケーションで
あるならば3つの原理原則があり
やり方、方法としての対話の流れと
質問の流れといった具合です。
ここで大事なのは
こういう理屈、
つまり得た知識と、
その学びを活用したい状況、
現実にいかに紐づけて
考えていくかということ
だと思っています。
自分のどんな場面、
どんな状況で、どんなふうに
得た知識を活用するかを
紐づけて考えていくと、
実践することに
意味や面白さが出てきます。
すると
学びが少しずつ腹落ちしてきて、
自分の現実に活かせる道が
見えてきます。
更に大事なことは
それを検証し、
アップデートを重ねていくことなのです。
こうしていくと
学びが深く自分のものになっていく可能性は
とても高くなるのではないでしょうか。
ただ、
こういうことを外している方が
多いのが現実で、
非常にもったいないと思うのです。
じゃあどうすればいいのか?
これが質問型にある
「振り返りシート」
と
「課題解決シミュレーションシート」
の活用です。
これらは自問自答式のシート、
つまり自分に質問をして、
自分で書いて答えていくシートです。
その中の今回は
振り返りシートの役割の一端に
触れたいと思います。
自分が体験した、実践したことを
具体的に書いて振り返るというものが
質問型で私たちが推奨している
「振り返りシート」です。
日々を書いて振り返り、
紙の上で体験、
実践を再体験、
検証することで、
うまく活用できた学んだ知識は
再現性を高める要因の根拠、知識として
蓄積できるのです。
逆に
うまく活用できなかった場合には、
「どうすればよかったのか?」を
学んだ知識と照らし合わせ、
改善策を考えていくことで、
次に向かう成長への
希望と意欲がでてくるというわけです。
私はかつて本を読んだり、
セミナーを受講したり、
何かを知ったりしたことで
学んだ気になっていました。
しかし、
学んだことを実践し、
この「振り返り」をはじめとする
自問自答式のシートを
活用していくに従って学びを活かし、
さまざまな場面で活用して
成長することが加速していきました。
学ぶということは、
貴重な時間はもちろんのこと、
時にはお金もそこにかけていくわけです。
実際に活かしてこそ、
そこに投資した時間、お金が、
無形の資産や価値として交換され、
リターンとしての意味を持つのではないかと思うのです。
まずはぜひ実践されてみることをお勧めいたします。
今回ご紹介いたしました
「振り返りシート」の活用法は、
一つの側面であり、
その他にもたくさんの奥深い意味を持っています。
一度にはお伝えするには無理がありますので、
またの機会にでもお伝えしたいと思います。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
質問型コミュニケーション協会代表理事
30代の頃、激務に追われ自身の心身のバランスを崩しうつ病で休職。
その頃にコーチングに出会い人生が大きく変化。
累計発行部数20万部の質問型営業開発者青木毅からコーチングや質問型営業を習いその後、15年10,000時間に及び、相手の深い価値観を引き出し寄り添うコーチングを行う。
中小企業社長様から中学生まで多種多様な方のサポートをしてきた経験から質問型コミュニケーションを法務省等の自治体、および製造業・士業・保険会社・介護・製薬会社・美容業等へと広める活動をしている。好きなものは奥さんとの神社巡りと歌うこと。実は過去に音楽活動をしていました。