良好な関係を築ける上に信頼も増す 具体的な方法とは?
今日は
相手に教えたりアドバイスする時に
これだけは気をつけて
というお話です。
リーダーがメンバーに、またそれ以外でも
自分の意見を相手に伝える時に必要な考え方です。
これを抑えておけば
相手がアドバイスを聞いて動いたり、
さらには良好な関係を築ける上に信頼も増す
具体的な方法をお伝えします。
まず考え方における結論ですが、
アドバイスや意見をする時
あなたの意見アドバイスが相手に
当てはまるとは限らない
という意識を強く持つこと。
言われてみれば当たり前ですが、
アドバイスをする時に
自分の正解が相手の正解になると
思ってしまっています。
そのアドバイスが合ってる時ならいいんですが、
外れる可能性も大いにあります。
相手に
「違う」
と思わせてしまうと
その関係に距離ができてしまい、
とてももったいない。
熱く伝えたいのはわかりますが、
ここはさらっと伝えて欲しいと思います。
考えてみてください。
アドバイスする相手と自分とは
年齢、性別を始め、
時代、環境、考え方、捉え方、
みんな違います。
それなのに、
ついつい自分の考えが正解だと
思いがちなんです。
だから、注意が必要になるんです。
さらっと言うことが大事ですが、
それはあくまでも
相手に考えてもらい、
結論を出すにあたっての刺激でしかありません。
特に上司の場合はこれを意識しないと
相手の考えを聞きたいだけなのに
指示してると思われてしまいます。
さらに大事なポイントが4つあるので
これもお伝えします。
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①相手が話を聞く体勢を作る。
どれだけ良い意見やアドバイスをしても
相手が聞くモードでないと
全然入らないです。
さらっと伝えても興味があれば
向こうから聞かせて欲しいと言って来ます。
その時はまさに
相手が「聞かせて」と言っているので
しっかり聞いてくれるんです。
それが難しい場合は一言、
「ちょっと私の思ったこと言ってもいい?」
と投げかけをします。
こうして相手が聞く体勢を作ったら、
②「私はこう思いますけどあなたはどう思う?」
このような Iメッセージという伝え方をします。
そうでないと、
そんなつもりはなくても
「これが正解」
と受け取られがちです。
決めつけや押し売りにしないことが大事なんです。
相手に共感してもらえる時は最高ですが
違った時には距離が離れていきます。
③答えてくれた内容に対して理由を聞く。
意見アドバイスをした時に
「いいですね」
「違うと思います」
など反応がありますよね。
そこで反対の時には
自分の意見が正解だと思って
「なんで?」と聞きますが、
「いい」と言った時は理由を聞かずに
「そうでしょ。じゃあそうしよ!」
で終わってしまいます。
これだと
こちらの意見に可否を示しただけで、
相手自身の意見ではありません。
ここで
その理由を聞くことで相手自身の言葉にしてもらい、
こちらの意見が相手の意見に変換されていくのです。
ここまで来たら、もう少しです。
④最後に「どうしようか?」と結論づける。
これで本人が納得したり、
意見が違った場合でも対立構造にならないので
お互いに同意できるところに向かえます。
まとめると、
意見を言う時には
自分と相手は違うんだという意識をじっかり持ち、
①相手が話を聞く体勢を作る。
②Iメッセージで伝え、どう思うか聞く。
③答えてくれた内容に対して理由を聞く。
④最後に結論を出す。
という形になります。
簡単ですのでやってみてくださいね。
最後に、
当協会でもサードプレイス「コミカレ」
というオンラインサロンを運営しており、
zoomを使ったコミュニケーションと
トレーニングがあります。
ということで今日は以上にしたいと思います。
ありがとうございました!
質問型コミュニケーション協会代表理事
30代の頃、激務に追われ自身の心身のバランスを崩しうつ病で休職。
その頃にコーチングに出会い人生が大きく変化。
累計発行部数20万部の質問型営業開発者青木毅からコーチングや質問型営業を習いその後、15年10,000時間に及び、相手の深い価値観を引き出し寄り添うコーチングを行う。
中小企業社長様から中学生まで多種多様な方のサポートをしてきた経験から質問型コミュニケーションを法務省等の自治体、および製造業・士業・保険会社・介護・製薬会社・美容業等へと広める活動をしている。好きなものは奥さんとの神社巡りと歌うこと。実は過去に音楽活動をしていました。