「わかっていること」 を 「行動すること」 に変えるための理解⑥
前回は、
アイデアや知識を行動に移すことに重要なのは貴方の一言、
行動を起こすも、起こさぬも
貴方の健全なコミュニケーションに掛かっているとお伝えいたしました。
今回は
具体的な行動を起こすコミュニケーションの考え方
のお話をいたします。
そこで先ずは、
「教える」から「自発的な行動を促す」立場を
認識しなければなりません。
双方向でアイディアを出し合い、検討し、
行動に移すためのアイディアも
双方向のコミュニケーションから生み出すプロセスこそが
質問型コミュニケーションで行うコーチングです。
(インタラクティブ・ソリューション)
スポーツの世界を見ると
以前のコーチとは技術を教えるものと思われていました。
知識と技術はコーチが持っているもので
選手はそれを教えてもらうものとされてきました。
しかし最近になり、
一方的に教えても選手はその技術や知識を
そのまま使えないことがわかってきました。
本人が使えるアイディアとはその本人が見つけ出し、
そのアイディアを発展させるアイディアを
自分で見つけ出すという行いが必要だったのです。
そうしてはじめて
自ら行動が起こせるとわかってきたのです。
企業でも
「このスキルを取り入れ教える」から
「自発的な行動を促す」
へシフトしてきます。
コーチはクライアントが未来に向けて
ビジョンを描くことを手伝うようなイメージです。
ここでは
自由にクライアントがイメージできるようにすることです。
クライアントは警戒心を持っているので
何でも自由には話しません。
時には荒削りだったり、
無謀な話も出てきますが、
それはそれで良いのです。
会話を拡げ会話を促進するのがコーチの仕事です。
コーチは物語を造る共同作業者として
客観的な視点で質問を投げかけ造っていくサポートをし、
クライアントからオリジナルを引き出していきます。
いわば横の関係性です。
次回は
行動に移すための具体的な言葉のコミュニケーションの取り方
をお伝えします。
質問型コミュニケーション協会代表理事
30代の頃、激務に追われ自身の心身のバランスを崩しうつ病で休職。
その頃にコーチングに出会い人生が大きく変化。
累計発行部数20万部の質問型営業開発者青木毅からコーチングや質問型営業を習いその後、15年10,000時間に及び、相手の深い価値観を引き出し寄り添うコーチングを行う。
中小企業社長様から中学生まで多種多様な方のサポートをしてきた経験から質問型コミュニケーションを法務省等の自治体、および製造業・士業・保険会社・介護・製薬会社・美容業等へと広める活動をしている。好きなものは奥さんとの神社巡りと歌うこと。実は過去に音楽活動をしていました。