「信じる」について 私が大事にしていることのひとつは・・・
こんにちは
質問型︎コンサルタント・
質問型コミュニケーション協会トレーナーの
林俊一です。
毎日色々な方と関わらせていただき、
その出来事を聞くにつけ
本当に様々なことがあり、
改めてコミュニケーションのあり方、
重要性をいやというほど実感します。
その中から
「信じる」というテーマについて
今回はお話をさせていただきます。
「信じる」ということについての
定義や意味は色々あるかと思いますが・・
その多々ある
「信じる」について
私が大事にしていることのひとつは
結果はともかく
「人はみなそれなりに真剣にやろうとしている」
ということを「信じる」
ことです。
例えば、
仕事仲間が車で待ち合わせの時間に
遅刻したとします。
しかも遅れる連絡さえもないという
出来事があったとします。
しかし、
よくよく聞いてみると、
本人はいつもより、
余裕をもって出発したにもかかわらず
自己渋滞に巻き込まれたうえに、
運悪く携帯の充電も取引先との電話で無くなり、
連絡できなかった、
のようなことは結構ありがちではないでしょうか。
「そんなの想定するのが当然だろう」とか
「準備不足なんじゃないか」という
考えもあるでしょう。
確かにそうですが、
ただそれは理屈であり、
後からですと何とでも言えるのだろうと
私は思うのです。
そしてありがちなのは
「なにやってんだよ!連絡ぐらいしろよ!」と
感情的に相手を責め
結果、
気まずくなり、その後の商談もうまくいかず、
責任の押し付けあい・・・
みたいになること。
また、
以下はある方の実例です。
『部下を泣かせてしまいました。
書類整理を雑にしていたため、
丁寧にやるよう叱ったところ・・
別の先輩に
「スピード重視で終わらせろ」と
強く言われていたらしいのです。
そりゃ混乱するわなと思いました。
背景を想像もせず、本質を見抜けませんでした。
「そんなに急いでいる理由って何かあるの?」
って質問してあげればよかったと
反省しました。』
もったいないのは、
仕事に限らずいっとき感情的になることで
沢山のことを台無しにしたり、
失ったりすることがあるということです。
まあこれはひとつの事例ですが、
ひとつやふたつ
思い当たることのある方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
じつは私自身、
若かりし頃にはこういう苦い経験を
たくさんしてきました。
自分の一時的な感情の高ぶりが収まって、
後になって冷静に聞いてみると、
実は
「本人なりに一生懸命やろうとしていたんだ」
とそのたびに思い知らされ
申し訳ない気持ちでいっぱいになり、
謝罪したことも何度かありました。
こういうことから、
まずは
「本人なりにやろうとしていると
信じることが必要だな」
「聴かないと本当のところは
わからないな」
と実感することによって
「なにやってんだよ!」という責めることではなく
「何かあった?」という質問に
変わっていきました。
「相手は相手なりに精一杯やろうろしている」
ということを「信じる」という
姿勢を持つことによって、
発する言葉がけや、
相手を尊重する態度をはじめとする
コミュニケーションのあり方や
やり方は大きく変わり・・
その結果、
相手の成長、人間関係、仕事の業績、
日頃の心の平安にまで
大きく影響してくるのは間違いのない事実です。
是非ひとつ、
「人はだれも自分なりにうまくやろうとしている」と「信じる」こと、
実践されてみることをお勧めいたします。
すこしでもお役に立てれば幸いです。
質問型コミュニケーション協会代表理事
30代の頃、激務に追われ自身の心身のバランスを崩しうつ病で休職。
その頃にコーチングに出会い人生が大きく変化。
累計発行部数20万部の質問型営業開発者青木毅からコーチングや質問型営業を習いその後、15年10,000時間に及び、相手の深い価値観を引き出し寄り添うコーチングを行う。
中小企業社長様から中学生まで多種多様な方のサポートをしてきた経験から質問型コミュニケーションを法務省等の自治体、および製造業・士業・保険会社・介護・製薬会社・美容業等へと広める活動をしている。好きなものは奥さんとの神社巡りと歌うこと。実は過去に音楽活動をしていました。