なぜ1on1やコーチングを学んでもうまくできないのか?③
こんにちは、
質問型コミュニケーション協会の安井です。
今日は
「なぜ1on1やコーチングを
学んでもうまくできないのか?」
の3回目です。
これはコンサルタントなど
お仕事でコーチングを生かしてる方にとっては
当たり前のなんですけど、
うまくいかないコーチ、カウンセラー、セラピストの方々は
見落としがちなことなので
参考にしていただきたいなと思います。
その結論は、
「こちら(コーチ)側が長期的なゴールや
そこに向けたルートを持っていることが
非常に大切になってきます」
ということです。
こちら側が持っているということです、
このようにお伝えすると
「えっ、1on1やコーチングは
ゴールやその道のりを全て相手が持っていて
相手から引き出すというのが筋なのでは?」
と思われるかもしれません。
そこは、バランスなのです。
このバランスをうまく取りながら進んでいく
ことがとても大切になってきます。
例えば、
相手があることに困っていると
相談があったとします。
それを解決するために
質問をしていく、
対応することは大切ですので
しっかり行います。
それを無視して
こちら側のやりたいことだけやっていく。
これは筋違いです。
ただ、
逆に全てを相手に任せて
そればかりしていると
何かが発生したら相談すればいい
ということになり、
同じことを繰り返しがちです。
ですので、
こちら側は相手の課題に対して、
相手が自発的に考えて
進むための力を身に付けてもらうという
ゴールに向けて、
何がハードルになっているのかという視点で
相手を見ることが大切です。
例えば
目的、目標を相手は明確にしているか、
自分の感情、欲求という気持ちをキャッチできているか、
相手が本人の特徴を理解し
その強みを持って解決に向けて
動いていくことができているか、
逆に得意でない弱みを克服すべきと
強みを殺してないか、
そんな良し悪し全部
自分を肯定し受け止められているか、
あるいはちゃんとやり方、スキルなどを
高め学び考え続けられているか、
を見ていく必要があります。
つまり、
全てを相手任せにせず、
こちら側も長期的な目的、ゴールや
そこに向けたルートがどんなものかを明確に持つ。
タイミングを計りながら
こちら側の視点を投げ掛け
長期的に本人自身で解決していける。
そんな力をつけていってもらう。
ということが大切になってくると思います。
いかがでしたでしょうか。
ありがとうございました!
質問型コミュニケーション協会代表理事
30代の頃、激務に追われ自身の心身のバランスを崩しうつ病で休職。
その頃にコーチングに出会い人生が大きく変化。
累計発行部数20万部の質問型営業開発者青木毅からコーチングや質問型営業を習いその後、15年10,000時間に及び、相手の深い価値観を引き出し寄り添うコーチングを行う。
中小企業社長様から中学生まで多種多様な方のサポートをしてきた経験から質問型コミュニケーションを法務省等の自治体、および製造業・士業・保険会社・介護・製薬会社・美容業等へと広める活動をしている。好きなものは奥さんとの神社巡りと歌うこと。実は過去に音楽活動をしていました。