なぜ1on1やコーチングを学んでもうまくできないのか?④
こんにちは、
質問型コミュニケーション協会の安井です。
今日は
「なぜ1on1やコーチングを
学んでもうまくできないのか?」
の4回目です。
今回も
当たり前なのですが見逃しがちで、
コーチ、カウンセラーやセラピストに
よくあるので是非参考にしてみてください。
今日お伝えしたいことは、
コーチングとは基本相手に寄り添い
進めていくものですが、
相手のためではなく自分のエゴが
強くなってしまうというケースがある。
あなたはどうでしょうか?
1on1にコーチング、
カウンセラーやセラピストもそうでしょうが、
長期的に相手と関わるようになると
人というのは相手に対して自分のことのように
感情移入をしてしまいます。
上司と部下、付き合いの長いクライアントさんなど
相手を思うほど、応援する気持ちが強くなります。
それ自体は悪くはありません。
ところが、
初めは相手の歩幅で進んでいたはずなのに、
いつの間にかこれぐらいやれる(いい意味で)
やってくれるはずという期待が大きくなります。
すると、
あなたの期待と相手との実際のギャップに
自分でも気が付かないくらいの不満が生まれてきます。
ここで想像してみてください。
相手に不満がある中でコーチングをしたらどうでしょうか?
結果は想像できますよね。
やはり、表情や言葉の節々に表れてしまい、
ちょっとずつ関係性がぎくしゃくし始めかねません。
ここで、
なかなか相手が進まないなと思っても、
それはあなたの自業自得です。
相手が
「〇〇を実現したいんです」
と目標を言った時に、
ついついあれこれそれとアドバイスが増えていきます。
本当に求めてるならいいんですけど、
求められてもいないのにアドバイスしてしまう。
それが多くなるほど、
相手はどんどんどんどん
消化不良になっていくのに気付かない。
そうすると「何でやってないの」といった
不満になったりします。
いかがでしょうか?
相手主導で行ってるはずが、
いつの間にか自分のエゴが強くなっている。
自分のエゴを主張し過ぎず、
相手主導というバランスを取りながら。
相手主導とは、
「相手が今どんな欲求を持っているのかに
フォーカスして進めましょう」
ということです。
こちらが主導して
口を出し過ぎてしまうと、
相手との関係性に影響してきます。
相手が求めていないところにアドバイスをする程
無駄なものはありません。
是非意識してみてください。
ありがとうございました!
質問型コミュニケーション協会代表理事
30代の頃、激務に追われ自身の心身のバランスを崩しうつ病で休職。
その頃にコーチングに出会い人生が大きく変化。
累計発行部数20万部の質問型営業開発者青木毅からコーチングや質問型営業を習いその後、15年10,000時間に及び、相手の深い価値観を引き出し寄り添うコーチングを行う。
中小企業社長様から中学生まで多種多様な方のサポートをしてきた経験から質問型コミュニケーションを法務省等の自治体、および製造業・士業・保険会社・介護・製薬会社・美容業等へと広める活動をしている。好きなものは奥さんとの神社巡りと歌うこと。実は過去に音楽活動をしていました。