自己対話、まずは気づくことからはじめよう♪
こんにちは質問型®︎コンサルタントの林俊一です。
今回は
「自己対話 まずは気づくことからはじめよう」
というお話です。
私が、
コーチング、質問型営業のコンサルティング、
セルフマネジメント、コミュニケーション講座、
研修などをさせてもらう中で、
「結局やっぱりここだよね」
と必ず確信を持って言えることがあります。
それは、
セルフコミュニケーション、
つまり自己対話を意識的に日々繰り返すことによって
自分自身をマネジメントしていくことが、
仕事においても、長い人生においても
望むことを実現していく上において、
いかに必要かつ重要であるかということです。
例えば、
営業の成果をあげたい、
もっと収入を上げたい
と思っている人が
質問型営業のスキルだけを
完璧に身につけられたとしたら・・・
一時的にはうまくいくことはあっても、
継続的にうまくいき続ける可能性は
ほぼないと言えるのではないかと私は思っています。
あるいは
経営者の方が会社をもっと伸ばしていきたい、
そのためにスタッフとのコミュニケーション、
信頼関係が大切だとして
質問型ミュニケーションのスキルだけを
完璧に身につけたとしても・・・
また同様ではないかと思っています。
なぜなら、
それらを実践、実行していくのは
自分自身というひとりの人間ですが、
そこには対峙していく自分以外の
たくさんの他者の存在があり、
刻々変化する自然環境があり、
すごいスピードで変化している社会環境などがあって・・・
そんなあらゆるところから
刺激、影響を受け、
発生する感情があり、
思考や体調の変化があり、
そしてそれは
瞬間、瞬間で目まぐるしく変化していきます。
これは人間である以上
当然のことなのですが・・・
ただ人はその感情をはじめ、
思考、体調を含めたその状態によって
持っている能力、パフォーマンス、可能性を
発揮できる度合いが違ってきます。
スポーツの世界をみれば分かりやすいでしょう。
「持っている力の半分も出せなかった」
「力を出しきれなかった」とか、
一時的に輝かしい成果を上げた人が、
その後、鳴かず飛ばずになってしまった
なんていう話はよくあることです。
特に
感情は思考や健康にも大きく影響を及ぼしますから、
湧いてくる感情というものに自分自身が気づき、
その振れ幅をできるだけ小さくしていくかが
継続的に望む結果を出しつづけるには
必要不可欠な条件のひとつなのだと考えています。
誤解のないように申し上げますが、
ポジティブな感情が良くて、
ネガティブな感情は駄目だから
持たないようにする
ということでは決してありません。
よく「常にポジティブで!」なんてありますが、
そんなのまず無理です、人間ですから。
ましてネガティブな感情にも
そこにはちゃんと意味も存在するのですから。
要はどんな感情が湧いてきても、
それをないものにするのではなく、
それはそれとして、
良い、悪いではなくそれに気づき、
受け止め、認め、
そして自分の意志を明確にもって
進んでいくかということだろうと私は思います。
言い換えれば、
自分自身をいかに整え、
コト、人に向き合い続けるかということでしょう。
ただこれは文章で書くと簡単ですが、
実際はそんな生易しいことではありません。
しかし、
当然というべきか、残念ながらというべきか、
ほとんどの方がこういう事に
気づいていないということもまた事実です。
表面的な課題、
例えば営業、人間関係、
コミュニケーション、経営などの悩みを持って
セミナーや個別相談に参加される方は多いのですが・・・
詳細に聴かせていただくと、
本質的な課題は本人が自覚しているものではなく、
自己対話からの
セルフマネジメントの問題であることにほぼつきあたります。
ですので、
まずはこういう事実がある
ということを知っていただいた上で・・・
自分は今どんなことを感じているか?
自分は今どんな状態なのか?
何を考えているのか?
自分はこれからどうしたいのか?
どういう状態だったらいいのか?
などなど、自分自身に意識的に問いかけてみて
気づくということからぜひ始めてみられてはいかがでしょうか?
少しでもお役に立てれば幸いです。
質問型コミュニケーション協会代表理事
30代の頃、激務に追われ自身の心身のバランスを崩しうつ病で休職。
その頃にコーチングに出会い人生が大きく変化。
累計発行部数20万部の質問型営業開発者青木毅からコーチングや質問型営業を習いその後、15年10,000時間に及び、相手の深い価値観を引き出し寄り添うコーチングを行う。
中小企業社長様から中学生まで多種多様な方のサポートをしてきた経験から質問型コミュニケーションを法務省等の自治体、および製造業・士業・保険会社・介護・製薬会社・美容業等へと広める活動をしている。好きなものは奥さんとの神社巡りと歌うこと。実は過去に音楽活動をしていました。