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自分自身への質問が、すべての起点になる

yasui


こんにちは、安井です。

今日は、「自分に問いかけること」について書いてみたいと思います。
なんだか哲学っぽいですが、日常の話でいきます。

仕事でも、人間関係でも、成長でも、
うまくいく人が自然とやっていることがあります。

それが「自分自身への質問」です。

目次

① すべては「自分に何を問いかけているか」から始まる話です

よく言われますよね。
「良い質問をすれば、良い答えが返ってくる」と。

これ、たしかに間違いではないと思います。
ただ、少しだけ引っかかる部分もあります。

というのも、多くの場合、
「誰かにどんな質問をするか」ばかりに意識が向きがちだからです。

お客様にはどんな質問をするべきか。
部下にはどう問いかけるべきか。
1on1では何を聞けばいいのか。

全部大事です。
でも、その前段階が抜けていることが多い気がします。

それが、自分自身への質問です。

自分に対して、
「今、何を大切にしているのか」
「なぜ、それを選んでいるのか」
「本当は何に引っかかっているのか」

こうした問いを、普段どれくらい投げかけているでしょうか。

正直、忙しいと難しいですよね。
僕もよく忘れます。

② よくあるアドバイスが、ちょっと苦しくなる理由です

一般論として、こんな言葉を聞くことがあります。

「もっと視座を上げましょう」
「自分を客観視しましょう」
「俯瞰して考えましょう」

たしかに正しそうです。
でも、言われた側はどう感じるでしょうか。

「いや、それができたら苦労しないんだけどな」
と、心の中で思ったりします。

これって、
「やり方」ではなく「状態」を求められているからなんですよね。

視座を上げる。
客観視する。

これらは結果であって、
いきなりできるものではないです。

じゃあ、どうやってそこに近づくのか。
その一つの入り口が、自分への質問だと思っています。

③ 自分への質問は、派手じゃないけど効きます

先日、ライフデザインのワークショップに参加しました。
一年をいくつかの切り口に分けて、振り返る時間です。

ここでやったことは、とてもシンプルでした。

「うまくいったことは、なぜうまくいったのか」
「停滞していることの裏で、自分は何を握りしめているのか」

こうした問いを、
一人で、そして仲間と一緒に考えていきました。

派手さはありません。
でも、じわじわ効いてきます。

たとえるなら、
部屋の隅に置きっぱなしだった荷物を、
一つずつ確認していく感じです。

「あ、これまだ持ってたんだ」
「これ、もういらないかもな」

そんな感覚です。

④ 気づかないうちに持っている「思考のクセ」の話です

このワークの中で、
僕自身も一つのクセに気づきました。

ある出来事に対して、
「白か黒か」で考えがちだった、という点です。

自分では、わりと柔軟なつもりでした。
でも、言葉にしていく中で、
かなり極端な前提を置いていたことが見えてきました。

これ、誰にでもあります。

たとえば、
「うまくいかない=自分がダメ」
「成果が出ない=意味がない」

こんなふうに、
無意識に短絡的な結論を出してしまうことです。

仲間からの質問を受けながら話していると、
「ああ、自分はここを強く握っていたんだな」
と腑に落ちました。

一人では、なかなか気づけなかったと思います。

⑤ 自分に質問できないと、他人への質問も浅くなります

少し厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、
大事な話なので書きます。

自分に対して深い質問をしていないと、
他人への質問も、どうしても表面的になります。

なぜなら、
「深さ」の基準を自分の中に持っていないからです。

逆に言うと、
普段から自分の内側を掘っている人は、
自然と相手にも良い問いを投げかけられます。

これはテクニックの話ではありません。
姿勢の話です。

「この人は、自分ともちゃんと向き合っているな」
そう感じると、
質問される側も、少し心を開きやすくなります。

不思議ですが、わりと本当です。

⑥ 振り返りが苦手な人に伝えたいことです

「振り返りが大事なのは分かるけど、苦手です」
こういう声もよく聞きます。

それも無理はありません。
振り返りって、正直めんどうです。

だから、いきなり深くやろうとしなくていいと思います。

おすすめなのは、
「今日は何に一番エネルギーを使ったか」
この質問だけです。

たとえば、
仕事だったのか。
人とのやり取りだったのか。
それとも、悩むことだったのか。

これだけでも、
自分の状態が少し見えてきます。

短くていいです。
完璧じゃなくていいです。

⑦ というわけで、今日のまとめです

というわけで、今日は
「自分自身への質問」について書いてきました。

誰かに良い質問をする前に、
まずは自分に問いかけてみること。

それは、
自分を責めるためでも、
無理に変わるためでもありません。

少し理解するためです。

「今の自分は、何を大切にしているんだろう」
そんな問いを、
一日のどこかで思い出してもらえたら嬉しいです。

完璧じゃなくて大丈夫です。
答えが出なくても問題ありません。

問いを持つだけで、
少しだけ、確信に近づける気がしています。

ということで、
最後まで読んでくださってありがとうございます。

明日も、よい一日でありますように。


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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!


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