目標って聞くだけで、ちょっと肩に力が入る人も多いですよね。
やる気が出るどころか、なぜか気持ちが重くなる。
今日はその理由を整理しながら、少しだけ楽になる視点をお届けできたらと思っています。
目次
1. 目標が苦しくなるのは、あなたのせいではないです
「今年の目標は?」
そう聞かれた瞬間、頭の中が一気に真っ白になることがあります。
やらなければならない。
達成しなければならない。
できなかったらどうしよう。
こんな言葉が、ほぼ反射的に浮かんでくる人も多いはずです。
これ、意志が弱いからではないです。
真面目だからこそ起きやすい反応だと、僕は思っています。
目標という言葉が、いつの間にか
「評価されるもの」
「結果を出すためのもの」
にすり替わってしまっているからです。
たとえば、学生時代のテスト。
点数が悪いと怒られる。
できないと落ち込む。
あの感覚が、無意識にくっついているんですよね。
でも本来、目標って
自分を追い込むためのものではありません。
自分がどこに向かいたいかを、そっと示す
道しるべみたいなものです。
目的地を確認するための看板に、
「達成できなかったら罰です」
なんて書いてあったら、誰だって怖くなります。
ちょっと笑えますよね。
でも、目標に対しては、それに近い扱いをしてしまいがちです。
2. 一般的な目標設定が、しんどくなりやすい理由
よく言われるアドバイスがあります。
「目標は高く持とう」
「具体的な数字にしよう」
「期限を決めよう」
もちろん、これ自体は間違いではありません。
成果を出す場面では、とても有効です。
ただ、問題は
人生全体にその考え方を当てはめてしまうこと
だと思っています。
仕事の売上目標と、人生の目標は、少し性質が違います。
たとえば、
「今年は売上を120%にする」
これは明確で、測りやすいです。
でも、
「家族との時間を大切にしたい」
「心に余裕を持って過ごしたい」
これを無理やり数値化すると、
どこか不自然になります。
「週に〇時間家族と話す」
と決めた瞬間、
今度はそれを守れなかった自分を責め始めてしまう。
これ、わりと多くの人がハマるポイントです。
目標を立てたはずなのに、
気づいたら自分を縛っている。
ちょっと本末転倒ですよね。
3. 人生を「8つの分野」で眺めてみると、景色が変わります
ここで一つ、視点を変えてみます。
人生を
「一つの大きな塊」
として見るのではなく、
8つの分野に分けて眺めてみます。
たとえば、こんな感じです。
・趣味/楽しみ/学び
・健康
・メンタル
・家族
・人間関係
・仕事
・お金
全部を完璧にする必要はありません。
ただ、並べてみるだけで大丈夫です。
すると、不思議なことが起きます。
「あ、今年は仕事ばかりだったな」
「健康は、だいぶ後回しにしていたかも」
「人間関係は、意外と満たされているな」
こんな気づきが、自然と出てきます。
これ、テストではありません。
良い悪いをつける時間でもないです。
例えるなら、
部屋の照明を全部つけて、
全体を見渡すような感覚です。
一部分だけをスポットライトで照らしていると、
どうしても偏りが出ます。
でも全体を見ると、
「今年はここを少し大切にしたい」
という感覚が、静かに浮かび上がってきます。
無理やり考え出すというより、
気づく、に近いです。
4. 目標は「書くもの」より「問い続けるもの」です
目標を紙に書いたのに、続かなかった。
そんな経験、ありませんか。
それは、目標の立て方が悪いというより、
問いが足りなかっただけかもしれません。
ここでいう問いとは、
自分に投げかけるシンプルな質問です。
なぜ、それをやりたいのか。
それが叶ったら、何が変わるのか。
本当は、何を大切にしたいのか。
専門用語っぽく言うと
「内発的動機づけ」と言ったりします。
ものすごくざっくり言うと、
自分の内側から出てくる理由のことです。
たとえば、
「運動をする」という目標。
これだけだと、正直しんどいです。
でも、
「夕方に散歩できる体力があったら嬉しい」
「階段で息切れしない自分でいたい」
こんな問いを重ねると、
目標の手触りが変わってきます。
「やらなきゃ」から
「こうなれたらいいな」へ。
この変化は、かなり大きいです。
5. とはいえ、完璧な目標なんて要りません
ここまで読んで、
「ちゃんと考えないといけないのかな」
と感じた人もいるかもしれません。
大丈夫です。
完璧な目標なんて、存在しません。
むしろ、
途中で変わってもいい。
揺らいでもいい。
人生の状況は、常に動いています。
環境も、気持ちも、体調も変わります。
それに合わせて、
目標の形が変わるのは自然なことです。
地図を持って歩いていたら、
工事中で道が変わっていた。
そんな時に、
「最初の地図通りに行かないとダメだ」
とは思いませんよね。
柔軟に、修正すればいいだけです。
6. というわけで、今年の始め方の提案です
目標は、未来の自分との約束です。
でもそれは、
守れなかったら責められる契約ではありません。
「どんな方向に進みたいか」
を確認するための、優しい対話です。
人生を8つの分野で眺めてみる。
気になるところに問いを投げてみる。
答えが曖昧でも、そのままにしておく。
それだけで、
目標は少しずつ
「確信」に近づいていきます。
勢いで走り出す年も、もちろん悪くないです。
でも、
少し丁寧に始める年があってもいい。
今年はそんな一年にしてみても、
いいかもしれませんね。
それでは、
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日もまた、よい一日になりますように。