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堂々巡りの会話にあるのは【別の入口】

yasui



こんにちは、安井です。

今日は、
「答えが出ないときは、話している場所に答えがないことが多いです」
というテーマで書いてみたいと思います。

ちょっと抽象的に聞こえるかもしれませんが、日常でも仕事でも、かなりよく起きている話だと思っています。
しかも、本人はめちゃくちゃ真面目に考えているのに、です。


目次

 ① 質問しているのに、なぜか前に進まない話について

質問を重ねているのに、それっぽい答えが出てこないことがあります。
話はしているのに、同じところをぐるぐる回っている感じです。

ありますよね。
私はけっこう出くわします。

こういうとき、多くの場合は
「質問の数が足りないから」ではない気がしています。

むしろ、ちゃんと聞いています。
丁寧に話しています。
それでも動かないのです。

この状態って、少ししんどいです。
聞いている側も、話している側も、地味に疲れます。

一般的には、
「もっと深掘りしよう」
「なぜを繰り返そう」
みたいなアドバイスをされがちです。

それ自体は、間違いではないと思います。
ただ、それでも進まない場面があるのです。

私の感覚では、そういうときは
そもそも話している方向に、答えがない
ということが多いです。

これは営業でお客様と話すときも同じですし、
1on1で部下と向き合うときも、わりと同じです。

ちゃんと話している。
でも、場所が違う。

そんな感じです。


 ② 「角度を変える質問」が効いてくる理由について

こういうときに大事だと思っているのが、
どれだけ角度の違う質問を投げられるか、です。

私は頭の中に、勝手に
「質問ボックス」みたいなものを置いています。

ひとつ質問して、反応が動かなければ、
別の角度から聞いてみます。

それでも反応が薄ければ、
さらに少し違う切り口で聞いてみます。

量を増やすというより、
視点をずらすイメージです。

たとえば、
「なぜうまくいかないのですか?」
で止まってしまうなら、

「もし今より少し楽にできるとしたら、何が変わりそうですか?」
みたいに聞いてみます。

問いの角度が変わると、
人は普段あまり使っていない思考の場所に、
自然と足を踏み入れます。

急に饒舌になることもあります。
さっきまで沈黙していたのに、です。

不思議ですが、わりとよく起きます。


 ③ 「普段どおりです」の違和感をそのまま返してみる話

以前のコーチングで、
大きな転換点になった場面がありました。

本人は、こう言いました。
「普段どおりにやっています」

よく聞く言葉です。
悪気もありません。

ただ、こちらから見ると、
どう考えても“その人の普段”ではないのです。

声のトーンが違う。
判断が妙に慎重。
動きが重たい。

つまり、
本人の認識と、実際の行動にズレがありました。

ここで大事だと思っているのは、
評価しないことです。

「それは普段じゃないです」
と断定しないことです。

代わりに、
鏡のように、そのまま映す
という感覚で伝えます。

「普段どおりと聞いていますが、
いつもより慎重に見えます」
という感じです。

すると、相手の中で
「あれ?」
が起きます。

そこから、思考が動き始めることがあります。

それまで堂々巡りだった話が、
少し違う方向へ進み出します。

急に答えが出るわけではありません。
でも、空気が変わります。

これは大きいです。


 ④ 話が動かないときは「見ている場所」を疑ってみる話

答えが出ない展開になったとき、
相手の言葉そのものよりも、

「どこを見て話しているのか」
を確かめてみるのも、一つだと思います。

今話しているテーマの中ではなく、
その隣にあるもの。
少し裏側にあるもの。

「普段どおり」と言いながら、
実は普段ではない部分。

そこに光を当てる質問が、
止まっていた思考を、
ゆっくり動かし始めることがあります。

派手なテクニックではありません。
即効性も高くないです。

でも、静かに効きます。


 ⑤ というわけで、答えが出ないときの考え方について

というわけで、
質問しても答えが出ないときは、

「もっと頑張って聞かなきゃ」
と思わなくてもいいかもしれません。

もしかしたら、
話している場所そのものに、答えがない
だけかもしれないからです。

見る場所を、少しだけ変えてみる。
角度を、少しだけずらしてみる。

それだけで、
空気が変わることがあります。

もし今日の話が、
あなたの日常や現場での関わり方を、
ほんの少し見直すきっかけになったら。

それだけで、私は嬉しいです。

それでは、
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

明日もまた、よい一日になりますように。


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