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深い対話は、必ず「具体」から始まる

yasui



こんにちは、安井です。

今日は
「話がいつもフワッと終わってしまう理由」
こんなことを書きたいと思います。

上司とのロープレや面談、営業の商談などで、
「なんとなくいい話だった気はするけど、結局何も変わらなかったな」
そんな感覚になったことはありませんか。

たぶん、あなただけではないです。
むしろ、かなり多いと思います。


目次

① 抽象で終わる会話が生まれやすい理由

ロープレや面談では、上司から質問される場面が多いですよね。

「どうだった?」
「次はどうする?」
「今回の反省点は?」

こう聞かれて返ってくる答えが、
「頑張ります」
「意識します」
「改善していきます」
だったりします。

営業の現場でも似た光景があります。

「いいお話ですね」
「検討します」
「考えておきます」

言われた側は、
「あ、ちゃんと伝わったかも」
と一瞬ホッとします。

でも、この時点で会話が終わってしまうと、
思考はまだ表面にあります。

深いところには、まったく入っていません。

ここ、わりと見落とされがちです。


② 一般的な「前向きな言葉」が持つ落とし穴

「頑張ります」や「検討します」って、
一見すると前向きで、感じもいい言葉ですよね。

だからこそ、
「まあいいか」
で流されやすいです。

でも、この手の言葉は便利すぎるのです。

なぜなら、
具体的な中身がゼロでも成立してしまうからです。

たとえば、
「ダイエット頑張ります」と言うのは簡単です。
でも、
・夜ご飯をどう変えるのか
・運動をするのかしないのか
・いつからやるのか

ここが決まっていなければ、
たぶん何も変わりません。

ちょっと耳が痛いですが、
現実はだいたいそんな感じです。


③ 深い話をしたいなら、まず具体から始める

深い話をしようとすると、
いきなり気持ちや考えを聞きたくなります。

「どう思った?」
「本音は?」
「何が一番つらかった?」

でも実際には、
具体を飛ばして深さには入れません。

順番が逆なのです。

たとえば、こんな質問です。

・いつごろから
・どんな場面で
・何が起きていたのか
・そのとき何をしたのか

一見すると地味ですよね。
正直、面白くもありません。

でも、
こうした具体を一つずつ重ねていくことで、
初めて感情や価値観、本音への入り口が見えてきます。

深さは、
いきなり飛び込むものではなく、
具体の積み重ねの先に生まれるものです。


④ 成果が出る営業ほど話をフワッと終わらせない

成果を出している営業ほど、
話をフワッと終わらせません。

「うまくいかなかったですね」
で終わらせずに、

・どのタイミングで
・どんな言葉を使って
・相手はどう反応したのか

こうした事実を丁寧に整理します。

すると不思議なことに、
「なぜうまくいかなかったのか」
「何を変えればよさそうか」
が、自然と見えてきます。

具体は、
行動を生むだけでなく、
気づきを生む土台でもあります。

ここを雑にすると、
反省も改善も、だいたい空回りします。


⑤ 深さを生み出す質問力の正体

「質問力」と聞くと、
ズバズバ本音を聞き出す力だと思われがちです。

でも、少し違います。

質問力とは、
深さへ導く流れをつくる力です。

流れはだいたいこんな感じです。

抽象的な回答
→ 具体化の質問
→ 深掘り質問
→ 本音っぽいもの
→ 本音

この順番を踏めているかどうかで、
対話の質は大きく変わります。

いきなり「本音は?」と聞いても、
相手も自分も困るだけです。

ちょっとした遠回りが、
実は一番の近道だったりします。


⑥ というわけで、まずは具体を一つだけ

もし、
「最近、話が表面で止まっている気がする」
そう感じたら、無理に深い話をしようとしなくて大丈夫です。

まずは、
「それって、いつ頃の話ですか?」
「具体的には、どんな場面でしたか?」

この一言を足してみてください。

それだけで、
会話の深さは少しずつ変わっていきます。

というわけで、
深い対話は、必ず具体から始まります。

焦らなくて大丈夫です。
一段ずつで、ちゃんと深くなっていきますから。

それでは、
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

明日もまた、よい一日になりますように。


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