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なぜ「いい人」になろうとしてしまうのか

yasui

 

こんにちは、安井です。

今日は、
「信頼されたいと思う人ほど、なぜか結果が止まってしまうことがある」
という、ちょっと不思議なテーマです。

人と関わる仕事をしていると、誰だって思うんですよね。

「この人に信頼されたいな」
「ちゃんと役に立てる人でいたいな」

そんな気持ちです。

とても自然なことです。
むしろ、すごく大事な感覚だと思います。

ただ、ここで少しだけ
気になることがあります。

それは、信頼を大事にしている人ほど、なぜか結果に悩むことがあるということです。

今日は、そのあたりを少し整理してみたいと思います。


1. 信頼されたい人ほど、慎重になる

人と関わる仕事をしている方と話していると、こんな言葉をよく聞きます。

・売り込みたくないです
・押し付けるのは苦手です
・相手の気持ちを大事にしたいです

とても誠実な姿勢です。
むしろ、こういう人にお願いしたいと思う人も多いはずです。

だからこそ、少し不思議なのです。

同じ業界で、
もっとグイグイいく人がいて、

どんどん売って、
どんどん成果を出している。

その様子を見ると、こう思うことがあります。

「なんだか納得できないな」

そんなモヤっとした感覚です。

自分は誠実に向き合っているのに、結果が出ない。
一方で、売ることに積極的な人は結果を出している。

この矛盾。

少し苦しいですよね。


2. よく言われるアドバイスの違和感

このテーマになると、よく言われる言葉があります。

「信頼関係が大事です」
「お客様の気持ちを考えましょう」

たしかにそうです。
これは間違っていないと思います。

ただ、ここで少し疑問があります。

それをすでにやっている人が、結果に悩んでいることが多いからです。

私のところに相談に来る方も、
とても誠実な方が多いです。

責任感があって、
お客様のことをちゃんと考えている。

いい人です。

本当に。

それでも、こう言うのです。

「でも、結果が出ないんです」

ここに、ちょっとした落とし穴があるように思います。


3. 結果が止まるシンプルな理由

この問題、実はすごく複雑に見えるのですが、
原因は意外とシンプルだと私は感じています。

それは、

先回りして想像してしまうこと

です。

たとえば、こんな場面です。

相手が少し迷っているときに、

「これ以上聞いたら嫌かな」
「押し売りだと思われるかな」

そう思って、話題を変えてしまう。

ありますよね。

あるいは、

「本当は何が気になっていますか?」

と聞けばよかったのに、
なんとなく聞かずに終わる。

これもよくあります。

会話としては、とても穏やかです。
感じもいいです。

でも、どこかで止まってしまうのです。

少しもったいないです。


4. 信頼は「いい人」から生まれるのか

ここは誤解されやすいところですが、
私はこう思っています。

信頼は「いい人」から生まれるわけではない

ということです。

少し意外かもしれません。

では、どこから生まれるのか。

私の仮説では、

信頼は深い対話から生まれます。

そして、深い対話は何から生まれるかというと、

深い質問です。

ここが大事なポイントです。

いい人でいようとすると、
どうしても遠慮が生まれます。

嫌われたくない。
負担をかけたくない。

そう思うからです。

その結果、
質問をやめてしまうことがあります。

でも、質問が止まると、
会話の深さも止まってしまいます。

ここが少し難しいところです。


5. 質問の深さが変わる瞬間

私はこれまで、
21年間、人に伴走する仕事をしてきました。

その中で、何度も見てきた瞬間があります。

それは、結果が変わる瞬間です。

多くの人は、こう思いがちです。

「テクニックが増えたから結果が出た」

でも実際には、違うことが多いです。

結果が変わるときは、

質問の深さが変わったとき

です。

たとえば、

「どうされますか?」

という質問と、

「本当は何が一番気になっていますか?」

という質問。

似ていますが、
深さはかなり違います。

後者の質問をすると、
相手は少し考え始めます。

「なんでだろう」

と。

この時間が生まれると、
会話の質が変わります。

そして、関係性も変わります。

ここから信頼が生まれることが多いです。


6. 壁を感じている人へ

もし今、

・信頼関係は大事にしたい
・売り込みたくない
・でも結果も出したい

そんな気持ちがあるなら、
それはとても自然なことだと思います。

むしろ、健全な感覚です。

ただ、もしどこかで

「何かが引っかかる」

そんな感覚があるなら、
少し視点を変えてみるといいかもしれません。

もしかすると問題は、

「売り方」

ではなく

「問いの深さ」

なのかもしれないからです。

ここが変わると、
会話が変わります。

会話が変わると、
関係が変わります。

結果も、ゆっくり変わります。

不思議ですが、そういうことが起きます。


7. というわけで

信頼される人というと、
「いい人」を想像することが多いと思います。

でも、私の感覚では少し違います。

信頼される人は、

深い質問ができる人

です。

これは勇気がいることでもあります。

でも、その一歩が、
対話を変えることがあります。

もし今、少し壁を感じているなら、
このテーマを整理してみるのも良いと思います。

というわけで今回は、

「問いの深度が変わると、結果が変わる」

というテーマについてお話ししてみました。

もしこのテーマに少しでも興味があれば、
詳しく整理してお話しする時間も作っています。

少人数で、ゆっくり話せる形です。

仕事との向き合い方や、
信頼される関わり方を考える時間になると思います。

気になる方は、気軽に覗いてみてください。

必要な方に届けば嬉しいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、明日もよい一日になりますように。


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