コラムCOLUMN
ココを外すと、根本的にズレた質問になります
今回は、
「ココを外すと、根本的にズレた質問になります」
というテーマでお伝えしていきます。
以前、
「相談事にはまずこの5つの質問で対応しよう!」
という記事を書きました。
参考記事はこちら↓
そのなかで、
1.(その相談ごとに対しての)現状は?
2.(その現状に対して)あなたは、どう感じてるの?orどう思ってるの?
3.(あなたは)どうしたいの?orどうなりたいの?
4.何が一番の課題なんだろうね?
5.じゃあ、どうする?
まず、この流れを覚えて質問してみよう!
ということをお伝えさせていただきました。
この時に、
上手くいくケースと
上手くいかないケースととで、
何が違うのか?
ということを
今回はお伝えしていきます。
外してはいけない質問ポイント
前回書かせていただいた
事例では、
(相談者)
「最近子供がいうことをきかなくて困っているんです。
何かいい方法はありませんか?」
1.「なるほどね~、困ってるんですね~。そのことについての現状は?」
「反抗期のせいか、返事はしないし、テスト前なのに勉強もしないし、、、」
2.「なるほどね~、じゃあ〇〇さんはそれをどう感じているの?」
「なんか、イライラしますね~」
3.「なるほど~、じゃあそれがどうなったいいな~って思いますか?」
「イライラせずに穏やかにいたいですね~」
という事を書かせていただきました。
実は、このような時に多くの人は、
「イライラせずに穏やかにいたいですね~」
というようには、答えてくれずに、
「いや、ちゃんと勉強する子になってほしいです」
という答えになる場合があります。
この時に、
ココを外してはいけない
という大切なことがあるのです。
それは、
「相手を変えることは出来なくて、
変えられるのは自分自身である」
という考え方です。
つまり、
「いや、ちゃんと勉強する子になってほしいです」
と答えをもらった時に、
このことをしっかりと
質問をしていくあなたが
先ほどの考え方を理解しておき、
3.“あなた自身”(相談相手)はどうなりたいの?
という質問をすることです。
より具体的には
「そうですよね~、勉強する子に育ってほしいですよね~。
じゃあ、そのためにあなた自身(相談相手)は、
どうなったらいいと思いますか?」
という“あなた”にフォーカスすることです。
つまり、
子供がいうことをきくようになるための方法を
導き出してあげるのではなく、
子供にいうことをきかせたい相談者の気持ちが
スッキリするお手伝いをするのです。
このようにすることが解決の一つのポイントであり、
このように質問を相手に向けていくことで、
「子供が言うことをきく方法」
を導き出すのでなく、
「子供が言うことを聴かない状況に対しての
相談者の気持ちの持ち方であったり、
考え方であったり、行動を変える方法」
を導き出し、実行してもらうことで、
その結果「子供が変わる」のです。
この事例は、他にもいろいろ当てはまります。
「子供」を置き換えてみてください。
奥様、友人、仲間、同僚、上司、部下、得意先、お客様……
そういった方々へ、
このようなサポートをすることが、
「質問型コミュニケーション」です!
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質問型コミュニケーション協会代表理事
30代の頃、激務に追われ自身の心身のバランスを崩しうつ病で休職。
その頃にコーチングに出会い人生が大きく変化。
累計発行部数20万部の質問型営業開発者青木毅からコーチングや質問型営業を習いその後、15年10,000時間に及び、相手の深い価値観を引き出し寄り添うコーチングを行う。
中小企業社長様から中学生まで多種多様な方のサポートをしてきた経験から質問型コミュニケーションを法務省等の自治体、および製造業・士業・保険会社・介護・製薬会社・美容業等へと広める活動をしている。好きなものは奥さんとの神社巡りと歌うこと。実は過去に音楽活動をしていました。