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年末はリーダーとして自分を振り返る絶好のチャンス
年末はリーダーとして自分を振り返る絶好のチャンス
年末年始は、日々の忙しさから解放され、ゆったりと自分自身を見つめ直す特別な時期です。
このタイミングを活かしてリーダーとしての自分を振り返り、新たな目標を設定することは、
組織の成長だけでなく、自身の成長にもつながります。
日々の業務に追われていると、自分が何を達成し、
何を改善すべきかを冷静に分析する時間を取ることは難しいもの。
しかし、年末のこの貴重な時間を使って、自分自身を振り返ることは、
来年のスタートをより良いものにするための土台を築く行為です。
この記事では、「年末にリーダーとして振り返るべきポイント」として、
自分に問いかけるべき3つの質問を紹介します。
これを実践することで、あなた自身のリーダーシップがさらに磨かれるでしょう。
なぜ年末に振り返ることが大切なのか?
リーダーとしての成長は、自己分析と改善の積み重ねによって実現されます。
年末は特に以下の理由から、振り返りに最適なタイミングと言えます:
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日常業務からの解放
年末年始は通常業務が落ち着き、頭を冷静に整理しやすい期間です。
普段は考えられない「大きな視点」で物事を見直す時間が確保できます。 -
次年度への準備期間
新しい年の目標を設定するためには、過去の成果と課題を明確にすることが重要です。
振り返りは、これらの目標を具体的で現実的なものにします。 -
リーダーとしての役割再確認
チームの成長を促すためには、まずリーダー自身が成長し続ける必要があります。
この振り返りのプロセスは、リーダーとしての責任感を再認識するきっかけとなります。
リーダーとしての1年を振り返る3つの質問
ここでは、リーダー自身がコーチング感覚で自分に問いかけるべき3つの質問をご紹介します。
これを実践することで、具体的な改善点や次年度の方向性が見えてくるはずです。
1. 今年最も自分をほめてあげたい成果は何か?
まずは、自分が達成した成果を振り返りましょう。
リーダーはしばしばチームの成功を優先するあまり、自分自身の功績を軽視しがちです。
しかし、自己評価をすることは自己肯定感を高め、次へのモチベーションにつながります。
- 今年、自分がリーダーとして行動したことで、チームにどのような良い影響をもたらしたのか?
- チームが達成した目標において、自分が果たした役割は何だったのか?
これらをリストアップするだけでも、達成感を実感し、成長を感じることができます。
2. もっとこうしておけば良かったということは?
次に、課題や改善すべきポイントを明確にするステップです。
リーダーとして常に完璧であることは難しいですが、過去の行動を分析し、
どこに改善の余地があるのかを考えることで、次のステージに進む準備が整います。
- 目標達成において、不十分だったと感じた部分はどこか?
- メンバーとのコミュニケーションで、改善すべきポイントはあったか?
ここで重要なのは、自己批判を目的とせず、具体的な改善策を導き出すことです。
3. 来年は、どんなリーダーになりたいですか?
最後に、未来を見据えた理想像を描きます。理想を明確にすることで、
現実とのギャップを認識し、課題を克服する具体的なプランを立てることが可能です。
- 理想とするリーダー像とはどのようなものか?
- そのために、どんなスキルや習慣を身につける必要があるのか?
例えば、「メンバーをもっと信頼し、任せる」という目標があれば、
「意思決定の際にメンバーの意見を取り入れる仕組みを構築する」などの行動計画が立てられます。
振り返りがもたらす具体的なメリット
これらの振り返りプロセスを実践することで、以下のような効果を期待できます:
-
リーダーシップの向上
自分の行動を分析することで、より的確で効果的なリーダーシップを発揮できるようになります。 -
チームのモチベーション向上
リーダー自身が変わることで、チーム全体の士気も自然と高まります。 -
目標達成率の向上
振り返りによって明確になった課題と目標に基づき、より効率的な行動計画を立てることができます。
結論
年末は、リーダーとして自分を見つめ直し、成長する絶好のチャンスです。
ここで紹介した3つの質問を実践することで、リーダーシップを磨き、新しい年を力強くスタートさせましょう。
あなたがリーダーとして成長すれば、チーム全体にもポジティブな影響を与えることができます。
今年を振り返り、新たな目標を設定することで、来年も素晴らしい成果を共に築いていきましょう。
質問型コミュニケーション協会代表理事
30代の頃、激務に追われ自身の心身のバランスを崩しうつ病で休職。
その頃にコーチングに出会い人生が大きく変化。
累計発行部数20万部の質問型営業開発者青木毅からコーチングや質問型営業を習いその後、15年10,000時間に及び、相手の深い価値観を引き出し寄り添うコーチングを行う。
中小企業社長様から中学生まで多種多様な方のサポートをしてきた経験から質問型コミュニケーションを法務省等の自治体、および製造業・士業・保険会社・介護・製薬会社・美容業等へと広める活動をしている。好きなものは奥さんとの神社巡りと歌うこと。実は過去に音楽活動をしていました。