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対処療法に頼らない経営戦略とは?
対処療法に頼らない経営戦略とは?
企業の課題解決において、対処療法的な打ち手にとどまってしまうケースは少なくありません。
課題に取り組む際、視点を広げる「3つの基軸」を意識することで、
解決策が点で終わらず、線や面へと繋がります。
今回は、この視点を活用する重要性について解説します。
目次
1. 対処療法の落とし穴
まず、現状の打ち手が「場当たり的」な対応になっていないか確認しましょう。
対処療法では、一時的な問題解決はできても、根本的な課題を解決するには至りません。
具体例: 例えば、売上低下に対して、広告費を増加させるだけでは
短期的な効果しか得られない場合があります。
このような対応は、ビジネスの基盤強化につながりません。
解決策: このような場合、「3つの基軸」を活用することが有効です。
この基軸に基づいて、顧客ニーズを再確認し、提供価値の見直しを行うと、
長期的な改善が可能になります。
2. 自社の課題を正確に把握する
経営者やリーダーが自社の課題を明確に把握できるかどうかで、
課題解決のアプローチは大きく変わります。
具体例: ある中小企業のリーダーが「自社の弱い点が明らかになった」と
感想を述べたことがありました。
その結果、必要なリソース配分を再検討し、業務効率化を実現しました。
導入のヒント: まずは自社の現状を客観的に見直すためのワークショップや、
外部コンサルタントの意見を取り入れるのも効果的です。
3. 解決策の規模を柔軟に調整する
企業の規模や状況に応じた対応を取ることも重要です。
一律の方法では全ての課題を解決できないため、柔軟なアプローチが求められます。
具体例: 規模の小さな企業では、大規模なシステム導入よりも、
簡単に実装できる無料ツールの活用が適している場合があります。
このように、状況に応じた最適解を見つけることが重要です。
実践方法: 課題解決のフレームワークを導入し、
適切な優先順位を付けることで、現実的かつ効果的な解決が図れます。
4. 基軸の見直しで未来を創る
経営者やリーダーにとって「基軸」を見直すことは、未来を創る第一歩です。
課題解決を線や面で捉える視点を身に付けることで、持続可能な経営が実現します。
具体例: ある企業では、マーケティング、商品開発、人材育成の3軸を見直し、
企業価値を大きく向上させることができました。このような戦略的視点の導入が、
成長への鍵となります。
次のステップ: セミナーや勉強会に参加し、最新の知識を学びながら、
自社の戦略を再構築していきましょう。
結論:基軸を意識した経営で次のステージへ
今回ご紹介した「3つの基軸」を取り入れることで、対処療法に頼らず、
長期的かつ持続可能な成長を目指すことができます。
経営者やリーダーに求められるのは、現状を冷静に見つめ、戦略的な視点を持つことです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この機会にぜひ、自社の「基軸」を見直してみてください。
良い一日を!
質問型コミュニケーション協会代表理事
30代の頃、激務に追われ自身の心身のバランスを崩しうつ病で休職。
その頃にコーチングに出会い人生が大きく変化。
累計発行部数20万部の質問型営業開発者青木毅からコーチングや質問型営業を習いその後、15年10,000時間に及び、相手の深い価値観を引き出し寄り添うコーチングを行う。
中小企業社長様から中学生まで多種多様な方のサポートをしてきた経験から質問型コミュニケーションを法務省等の自治体、および製造業・士業・保険会社・介護・製薬会社・美容業等へと広める活動をしている。好きなものは奥さんとの神社巡りと歌うこと。実は過去に音楽活動をしていました。