コラムCOLUMN
女性のリーダーシップが、これからの時代に必要な理由
こんにちは!安井です。
今日は、「リーダーに求められる力って、結局なんなの?」というテーマで書いてみたいと思います。
私たちは、リーダーと聞くと「強くあれ」「引っ張れ」「成果を出せ」といった“いかにも”なイメージを思い浮かべがちです。でも、果たしてそれって本当に今の時代に合ったリーダー像なんでしょうか?
ちょっと立ち止まって考えてみたいと思います。
目次
- 【1】リーダーって、引っ張る人だけじゃない
- 【2】観察力のある人は、なぜ信頼されるのか?
- 【3】自分を客観的に見る力も、立派なスキルです
- 【4】“つなぐ力”が、今いちばん求められているかも
- 【5】女性的な資質は、もはや“人間力”と呼んだほうがいい
- 【6】「コミュニケーション力」って、結局なんなのか?
- 【7】とはいえ、“理想のリーダー像”を目指しすぎないで
- 【8】というわけで、まとめです
【1】リーダーって、引っ張る人だけじゃない
「リーダーシップとは、前に立ってチームをけん引する力」
この考え方、昔はよく言われていました。
もちろん、方向性を示したり、決断を下したりすることもリーダーの重要な役割です。でも、それだけじゃ人は動かないんですよね。
なぜなら、今の時代は“自分で考えて動きたい人”が増えているからです。
そしてもう一つ、「成果だけ」を重視するリーダーに疲れてしまった人も、少なくないと思います。
【2】観察力のある人は、なぜ信頼されるのか?
では、今の時代に必要なリーダー像って何でしょう?
個人的にとても大事だと思うのが、「観察力」です。
観察力と聞くと、「注意深く周囲を見ている」ぐらいのイメージかもしれません。でも、ここでいう観察力はもっと深いものです。
たとえば、チームメンバーのちょっとした言動や表情から、
「この人、本当はこんな力を持っているんじゃないか?」
「もしかして、今ちょっと無理してるかも?」
といった“行間を読む力”のことです。
これって、まさに「その人の可能性に気づく力」とも言えます。
あるドラマの中で、主人公が「あなた、脚本書けるでしょ?」と、思いもよらぬ人に声をかける場面がありました。しかも、その一言でその人の人生が変わっていくんです。
現実の職場でも、こういう場面って、ありますよね。
【3】自分を客観的に見る力も、立派なスキルです
観察力は他人を見るだけの力ではありません。
実は、「自分自身を観察する力」もリーダーには欠かせないんです。
たとえば、「今の自分の立ち位置って適切かな?」「年齢や経験に甘えてないかな?」と、冷静に自分を見つめる視点。
これを持っている人って、実はあまり多くないです。
だけど、それができる人は、周囲からも信頼されやすいんです。
なぜなら、自分の器をちゃんと理解している人って、他人に過剰な期待を押しつけたりしないからです。
【4】“つなぐ力”が、今いちばん求められているかも
先日、ファミレスで食事をしていたときのことです。
若いアルバイトの男性が、ものすごく丁寧で感じの良い接客をしてくれて、「あれ?この人、社員さんかな?」と思うほどでした。
話し方、表情、目線、どれをとっても気持ちがこもっていて。
決してマニュアル通りではない「人に寄り添うコミュニケーション」だったんです。
この時ふと思ったのが、「ああ、これが“つなぐ力”なんだな」と。
つなぐ力とは、ただ仲介役になることではありません。
それぞれの立場や価値観を理解しながら、摩擦を最小限にし、目的を共有できるように橋渡しする力です。
これがあると、チームがぐっとまとまりやすくなるんですよね。
【5】女性的な資質は、もはや“人間力”と呼んだほうがいい
以前は、「共感力」「気配り」「感情の機微を読む力」などは、「女性的」と言われてきました。
でも今は、そんなラベルは無意味かもしれません。
実際、組織でうまくいっているリーダーは、性別に関係なくこれらの力を自然に使っています。
しかも、それがすごく“自然体”なんです。
強く、しなやかに。
主張しつつ、共感する。
押しつけずに、導く。
このバランス感覚が、今のリーダーには求められている気がします。
【6】「コミュニケーション力」って、結局なんなのか?
新卒研修の現場でも、よく話題になるのが「コミュニケーション力のある人が欲しい」という話。
でも、この“コミュニケーション力”って、具体的にはどんな力のことなんでしょうか?
単に「話がうまい」とか「愛想がいい」ではありません。
むしろ、「相手に合わせた表現ができること」「相手の理解度に合わせて伝え方を変えられること」「必要に応じて聞き役に回れること」。
こういう“調整力”や“気遣い”ができる人こそ、本当にコミュニケーションがうまい人だと思うんです。
つまりこれは、持って生まれた才能じゃなく、鍛えられる力なんですよね。
【7】とはいえ、“理想のリーダー像”を目指しすぎないで
ここまでいろいろ語ってきましたが、一つだけ注意点もあります。
それは、「理想的なリーダー像」にとらわれすぎないでほしい、ということです。
完璧に観察できて、自己理解が深くて、共感力に優れていて、しかも柔軟に人を導ける――そんな人、いたら素晴らしいですが、現実はなかなかそううまくはいきません。
だからこそ、自分が「できること」と「ちょっと頑張ればできそうなこと」を見極めながら、少しずつ伸ばしていけばいいと思います。
リーダーは、“なるもの”というより“育つもの”ですから。
【8】というわけで、まとめです
今の時代に求められるリーダーは、強くて決断力があるだけじゃありません。
-
周囲をよく観察できる人
-
自分のことを冷静に見られる人
-
他人との橋渡しができる人
-
共感しながらも、チームを前に進められる人
こうした要素を少しずつ育てていくことで、
「一緒に働きたいと思われる人」になっていくのではないでしょうか。
完璧を目指さず、自分らしいリーダー像を見つけていきましょう。
それこそが、もっとも現実的で、かつ人を惹きつけるリーダーへの近道だと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、良い一日を。
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