コラムCOLUMN
「話しているのに、伝わらない…」が変わるきっかけ
こんにちは!安井です。
今日は「今いる人をどう活かすか」というテーマで、特に「女性が活躍できるチームをどう作るか?」について書いてみたいと思います。
いろんな企業さんと話していると、受付や電話対応、営業の提案やフォローなど、お客様と直接やりとりするポジションで、女性がたくさん活躍しているという声をよく耳にします。
いわゆる“お客様の顔”になる仕事ですね。
でも、実はそこには見えづらい悩みも隠れていることが多いんです。
目次
- 【1】「ちゃんと話してるのに、伝わらないんです」
- 【2】「伝える」と「伝わる」は全然違う話です
- 【3】「選ばれる人」の問いかけは、こう違う
- 【4】「自分のことを分かってくれてる人」は、またお願いしたくなる
- 【5】よくあるアドバイス「もっと自信を持って話そう」に感じる違和感
- 【6】とはいえ、ビジネスは“結果”も大事。どうしたらいい?
- 【7】小さな問いかけが、チーム全体を変えることもある
- 【8】というわけで、「問いかけ」は最強のチームづくりツールかもしれない
- 【9】ちょっとだけまとめます
これ、よく聞きます。
がんばって説明してるのに、なぜか誤解されてしまう。
相手が微妙な反応をしていると、「私、何か悪いこと言った?」って心配になる。
実はこれ、話し方のスキルだけの問題ではないんです。
大事なのは「どう伝えるか」ではなく、「どう問いかけるか」だったりします。
【2】「伝える」と「伝わる」は全然違う話です
ここ、ちょっと深掘りしてみましょう。
たとえば、「この資料をご確認ください」と言ったとします。
でも、相手が忙しかったり、興味を持っていなかったりすると、資料は見られません。
一方で、「どんな形で情報を受け取るのがスムーズですか?」と聞いてみるとどうでしょう?
「メールで見たい」とか、「説明してもらえたらありがたい」とか、相手の希望が返ってくるかもしれません。
それを聞いてから伝え方を変えるだけで、ぐっと“伝わりやすく”なるんです。
【3】「選ばれる人」の問いかけは、こう違う
質問型コミュニケーションという考え方があります。
これは、ただ話すのではなく、「関係性を深めるための質問」を重視するスタイルです。
たとえばこんなふうに。
-
「どんなことに不安を感じていますか?」
-
「何がはっきりしたら安心できますか?」
-
「どうなったら“お願いしたい”と思いますか?」
こういった問いかけは、相手の心に寄り添いながらも、自然に本音を引き出します。
不思議と、相手が安心して本音を話してくれるんですね。
【4】「自分のことを分かってくれてる人」は、またお願いしたくなる
つまり、信頼される人になるわけです。
これが、リピートや紹介、長期的な関係性に直結します。
一度だけのやり取りじゃなく、「またお願いしたい」と思われる人になるって、実はこうした小さな問いかけの積み重ねなんですよね。
逆に、どれだけ知識があっても、伝えることばかりに気を取られていると、相手の反応は薄くなりがちです。
【5】よくあるアドバイス「もっと自信を持って話そう」に感じる違和感
自信を持って、堂々と話しなさいってよく言われますよね。
でもこれ、言われた側からするとけっこうしんどい。
「自信ってどうやって持てばいいの?」 「堂々としたくても、そもそも不安なんだけど…」
そんな風に感じる人、多いと思います。
【6】とはいえ、ビジネスは“結果”も大事。どうしたらいい?
もちろん、成果や数字も求められる現場では、「ただ優しいだけ」ではうまくいかない場面もあります。
でも、だからこそ「信頼関係」って大切なんです。
相手の本音を引き出して、「この人なら任せてもいい」と思ってもらえるかどうか。
その鍵は「問いかけ方」にあると、私は思います。
【7】小さな問いかけが、チーム全体を変えることもある
これは実際にあった話ですが、新人の女性スタッフが「自信がなくてうまく話せない」と悩んでいたんです。
でも、上司が「何に不安を感じてる?」って聞いてくれたことで、彼女は少しずつ安心して話せるようになっていきました。
やがて、そのスタッフはお客様からの信頼も得て、リーダー的な存在にまで成長。
人って、「聞いてもらえる」と感じるだけで、ものすごく変わるんですね。
【8】というわけで、「問いかけ」は最強のチームづくりツールかもしれない
チームを活かすって、実はすごく繊細なことです。
配置やスキルだけじゃなくて、「人の気持ち」にちゃんと目を向けられるかどうか。
そして、伝える前に「聞く」姿勢があるかどうか。
問いかけ次第で、信頼関係も、成果も、ぜんぜん違う結果になります。
「女性が活躍できるチーム」に必要なのは、そうした“関係性を育てるコミュニケーション”なんじゃないでしょうか。
【9】ちょっとだけまとめます
-
「伝える」より「問いかける」が大事
-
「自信を持って話せ」は時にプレッシャーになる
-
質問型コミュニケーションは信頼を生む
-
女性が活躍できる環境は、“聞く姿勢”から始まる
今日の話が、ちょっとでも心に残って、「じゃあ、私も聞いてみようかな」って思ってもらえたら嬉しいです。
それでは、また書きますね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、良い一日を。
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