コラムCOLUMN
現場を変えるコミュニケーションの力
こんにちは!安井です。
今日は「現場を変えるコミュニケーションの力」について書いてみたいと思います。
仕事でもプライベートでも、「もっと上手く伝えたい」「信頼されたい」と思う場面、
ありますよね。
でも、よく聞くアドバイスって、「ちゃんと話そう」とか「しっかり伝えよう」とか……。
うん、まぁ正論なんですけど、どこかモヤっとしませんか?
目次
- 【1】「ちゃんと伝える」は、実は伝わらない?
- 【2】コミュニケーションの本質は「問い」にある?
- 【3】実際に現場で起きた変化:Cさんの挑戦
- 【4】採用の現場でも「問い」が力を発揮する
- 【5】教育の現場にまで広がった変化
- 【6】「問いかける」ことで、未来が変わるかもしれない
- 【7】とはいえ、最初はちょっと勇気がいります
- 【8】というわけで、「問い」がもたらす小さな革命
【1】「ちゃんと伝える」は、実は伝わらない?
よくあるアドバイスに、「自分の考えをしっかり伝えましょう」というものがあります。
セミナーやビジネス書でもよく登場しますよね。
でも、これって言うは易しで、実際には難しかったりします。
たとえば、自分が正しいと思って話していても、
相手が納得しなかったり、そもそも聞いてもらえなかったり…。
そんな経験、誰にでもあるんじゃないでしょうか。
【2】コミュニケーションの本質は「問い」にある?
そんな中、最近注目されているのが「質問型コミュニケーション」という手法です。
ざっくり言うと、「伝える」よりも「問いかける」ことを重視するやり方です。
自分の意見を押し付けるのではなく、相手の中にある答えや意欲を引き出すことを目的としています。
言い換えると、「ちゃんと話す」から「ちゃんと聴く」へのシフトです。
これ、けっこう衝撃的ですよね。
【3】実際に現場で起きた変化:Cさんの挑戦
では、実際にこの「質問型コミュニケーション」を使って変化を起こした人をご紹介します。
登場するのは、ある保険会社でリーダーをしていたCさん。
彼女は長年の営業手法に違和感を持ち、
「これって本当にお客様のためになってるの?」という疑問を持ち続けていたそうです。
そんな時に出会ったのが、質問型のアプローチ。「これだ!」と直感し、
現場で実践をスタート。ところが、最初は上司から否定されることもあったとか。
それでもCさんはめげずに続けたんです。
相手の内面に問いかけることで、部下のモチベーションが自然と上がっていき、
チームの雰囲気もガラリと変わっていきました。
【4】採用の現場でも「問い」が力を発揮する
その後、Cさんは新規採用の担当に異動しましたが、
そこでのアプローチも変わりませんでした。
応募者に「なぜここで働きたいのか?」という気持ちを丁寧に引き出すことで、
表面的なやりとりでは見えなかった本音をキャッチ。
結果、会社にとっても本人にとっても良い採用ができるようになったそうです。
面接が「心の対話」になるって、なんだか素敵じゃないですか?
【5】教育の現場にまで広がった変化
今では、Cさんは会社の教育部門にいて、
質問型コミュニケーションを全社に広める役割を担っているとのこと。
現場での実践が社内文化として根づいていく――これはまさに、一人の挑戦から始まった大きな変化ですよね。
【6】「問いかける」ことで、未来が変わるかもしれない
質問型コミュニケーションの特徴は、相手を動かそうとするのではなく、
自分で動きたくなるように仕掛けることです。
たとえば、「これをやって」と言う代わりに、「あなたはどうしたい?」と問いかける。
すると、人って不思議と「自分で決めたこと」には責任を持ちやすいんです。
これはビジネスだけじゃなく、子育てや夫婦関係にも応用できます。
実際、「問い方が変わったら、子どもが話してくれるようになった」という話もよく聞きます。
【7】とはいえ、最初はちょっと勇気がいります
とはいえ、「問いかける」ってけっこう勇気がいるんです。
黙っちゃったらどうしようとか、うまく返ってこなかったらどうするの?って思いますよね。
でも、完璧な問いをしようとしなくて大丈夫。
大切なのは、「相手に関心がある」という姿勢そのものです。
むしろ、「聞こうとしてくれてる」っていう空気だけで、
相手の心が開くことってありますよね。
【8】というわけで、「問い」がもたらす小さな革命
というわけで、Cさんの事例から学べるのは、「伝える」ではなく「問いかける」ことで、
現場が確実に変わるということです。
もちろん、最初はうまくいかないこともあるかもしれません。
でも、小さな問いの積み重ねが、やがて大きな信頼と成果につながっていきます。
もしあなたが今、「どう伝えたらいいんだろう?」と悩んでいるなら、
ちょっとだけスタンスを変えて、「どう聞いたらいいか」を考えてみてください。
きっと、何かが変わり始めます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、良い一日を。
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