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「成果を出すタイプ」と「共感するタイプ」、あなたはどちらですか?
こんにちは!安井です。
「成果を出すタイプ」と「共感するタイプ」、あなたはどちらですか?
今日は、そんな「成果型」と「共感型」という2つの行動タイプについて、お話したいと思います。
というのも、「成果を出さなきゃ」と焦ってしまう一方で、「周囲の空気を読んでしまって行動できない…」と悩んでいる方が、すごく多いんです。
それって、どちらも悪いことではないのに、なんだかモヤモヤしますよね。
今回は、そんな二つのタイプの違いと、それぞれの強み、そして現代のビジネスシーンではどんなバランスが求められているのかについて、やさしく整理してみたいと思います。
目次
- 【1】成果型と共感型、それぞれの特徴とは?
- 【2】よくあるアドバイス:「とにかく結果を出せ」は本当に正しいの?
- 【3】感性や気配りが活きる時代に変わった
- 【4】成果型の課題と、共感型の可能性
- 【5】気配りや感性が強みのあなたへ
- 【6】まとめ:成果と共感、どちらも大切にできる時代へ
【1】成果型と共感型、それぞれの特徴とは?
まずはざっくり、「成果型」「共感型」って何?というところからお話しますね。
成果型の特徴
成果型の人は、こんな感じの傾向があります。
-
ゴールが明確。結果重視。
-
感情よりも論理で動く。
-
トップダウン型で、指示や判断が早い。
-
とにかく行動!スピード命!
たとえば、営業現場でいうと「迷っているお客様にズバッと決断を促す」みたいなスタイルです。
“結果を出すためにはこれしかない!”と信じていて、自分の感情にもブレーキをかけて、前に進む力があります。
ただし、その分、相手の感情の機微には少し鈍感になりがちなんですよね。
共感型の特徴
一方で、共感型の人はこんな感じです。
-
周囲の空気を読むのが得意。
-
相手の感情に敏感で、共感力が高い。
-
強く押すことに抵抗がある。
-
「いい人」として評価されることが多い。
営業で例えるなら、「もう一押ししたら買ってもらえたかも…」という場面で、躊躇してしまうようなタイプです。
でも、これって決して悪いことではありません。
むしろ、今の時代に必要とされるのはこの共感型の強みなんです。
【2】よくあるアドバイス:「とにかく結果を出せ」は本当に正しいの?
成果型が評価されやすいのは、ビジネスの世界では昔からの傾向です。
「結果が全て」「成果がないと意味がない」なんて言われることも多いです。
でも、ここでちょっと立ち止まって考えてみてください。
そんなアドバイス、聞いた瞬間に胸が苦しくなったことはありませんか?
「そんなの分かってるけど、押し売りみたいなことしたくないし…」
「相手の気持ちを無視して売るなんて、私には無理…」
そう感じてしまう人も、きっと多いはずです。
成果型が正義、共感型は甘え――そんな二項対立で語られてしまうことが多いですが、果たしてそれは本当に正解なのでしょうか?
【3】感性や気配りが活きる時代に変わった
ここからが、今日一番伝えたいことです。
現代は、情報があふれすぎています。
お客様も、どれを選べばいいのか分からなくて、迷いの中にいることが増えています。
そんなとき、成果型の人が「これが正解です!」とグイグイ推すと、どうなるか。
…ちょっと引いちゃいますよね。
もちろん、本人には悪気がないんです。「いいものを勧めたい!」という気持ちなんです。
でも、お客様はまだ納得していないんです。心のどこかに、引っかかりがある。
この「引っかかり」に気づけるのが、共感型の人なんです。
-
なぜ迷っているのか?
-
本当はどこに不安があるのか?
-
その不安をどうやって解消できるのか?
そうやって、お客様の感情に寄り添いながら、自然に導いていく力。
それが今、求められている「新しい営業のスタイル」なのです。
【4】成果型の課題と、共感型の可能性
もちろん、成果型にも素晴らしい強みがあります。
判断力、スピード、推進力――これらは、ビジネスにおいて大きな武器です。
ただし、時代は変わりました。
以前のように「これが答えです!」と正解を押し付けるやり方では、通用しなくなってきたのです。
お客様は感情を重視するようになりました。
つまり、成果型の人は、「寄り添う力」や「共感力」をトレーニングする必要があるんです。
逆に、共感型の人は、すでにその力を持っています。
あとはそれを成果に変えるスキルを少し身につければいいだけなんです。
【5】気配りや感性が強みのあなたへ
「営業ってちょっと苦手…」
「売るってなんだか怖い…」
もしあなたがそんなふうに感じていたら、まずお伝えしたいのは、
それ、大丈夫です。むしろ、今の時代ではあなたの感性こそが武器です。
お客様にとって安心できる存在、信頼できる人って、どんな人でしょうか?
ズバズバ話す人よりも、自分の話をちゃんと聞いてくれて、理解しようとしてくれる人。
「この人なら信じられる」って思ってもらえる人です。
そんなあなたの強みを、売上や成果につなげる方法も、ちゃんとあるんです。
【6】まとめ:成果と共感、どちらも大切にできる時代へ
というわけで、今日は「成果型」と「共感型」という2つのタイプと、そのバランスについてお話しました。
今の時代は、成果型の「行動力」と共感型の「寄り添う力」、どちらもバランスよく活かせる人材が求められています。
そして、感性や気配りが強みのあなたにとっては、まさにチャンスの時代です。
成果を出すって、ガツガツ押すことじゃありません。
お客様の「本当の気持ち」に寄り添うことから、自然と成果につながっていくんです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、良い一日を。
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