コラムCOLUMN
気配り上手な人が“やりがち”な落とし穴
こんにちは!
安井です。今日はちょっと面白いテーマを持ってきました。
「長所と短所って、実は同じものなんじゃない?」という話、聞いたことありませんか?
“表裏一体”ってやつですね。
この考え方、自己分析とか就活の面接なんかでよく聞く話なんですが、言われてみれば確かに…と、膝を打ちたくなる一方で、「それで何が変わるの?」と、もやっとする部分もあるんです。
今日はそんな“長所と短所の裏表理論”について、ちょっと突っ込んで考えてみようと思います。
目次
- 【1】「長所は短所の裏返し」って本当?
- 【2】一般論では見逃されがちなこと
- 【3】“直す”べきなのか、“活かす”べきなのか?
- 【4】「付き合い方」という視点の大切さ
- 【5】解決のヒントは「問いかけ」
- 【6】「バランス」を取り戻すという発想
- 【7】というわけで:短所を嫌わず、うまく扱おう
【1】「長所は短所の裏返し」って本当?
よく言われるのはこんな感じです。
-
「慎重な人」は「優柔不断」と言われることがある
-
「決断力がある人」は「せっかち」とも見られる
-
「空気が読める人」は「自己主張が苦手」となることも
つまり、性格や特性には“光と影”がセットになっているという考え方ですね。
これって確かに一理あるんですよ。
誰かの強みを見つけようとすると、たいていその強みには“やりすぎた場合”のリスクがくっついてきます。たとえば「完璧主義」。これ、ある程度までは素晴らしいこだわりなんですが、行き過ぎると「時間がかかりすぎる」「人を巻き込めない」みたいな短所に変わるんですよね。
【2】一般論では見逃されがちなこと
ただ、この「裏返し」理論、ちょっとした落とし穴があると思うんです。
というのも、「全部裏返しでOKなら、短所は気にしなくていいよね!」って話になると、それはそれで現実的じゃないんですよ。
実際の仕事や人間関係では、「いやいや、それ本気で困るんだよなあ…」という短所が、ちゃんと問題になることがあります。たとえば、「慎重すぎて決断が遅い」とか、「空気を読みすぎて、会議で一言も喋らない」とか。
つまり、表裏一体なのは理解できるけど、「それでどう向き合えばいいのか?」が、抜け落ちやすいのです。
【3】“直す”べきなのか、“活かす”べきなのか?
ここで、ありがちな悩みが出てきます。
「短所って、直すべきなんでしょうか?」
うーん。これ、めちゃくちゃよく聞かれます。でも、正直に言うと「全部直すのは現実的じゃない」と思っています。
たとえば、「感性が豊かすぎて相手の気持ちばかり気にしてしまう」という人。これを「もっとドライになれ」と言っても、なかなか難しいですよね。なにせ、その“感性”がその人の魅力であり、武器でもあるからです。
とはいえ、そのまま感情に流されて行動できなくなってしまったら、成果にはつながりません。
そこで大事なのが、「特性との付き合い方」です。
【4】「付き合い方」という視点の大切さ
私がサポートしている方々の中には、「気配り上手」「感受性豊か」「共感力が高い」といった、いわゆる“優しさのかたまり”みたいな方が多くいます。
でも、こういう方に限って──
「何を目的にしていたか」がふっと抜け落ちてしまうことがよくあるんです。
たとえば、会議の場で、
「みんながどう感じてるか」に気を取られすぎて、
「今の議題って何だったっけ?」と自分を見失ったり。
これって“能力不足”ではなく、むしろ“感性が高いがゆえの現象”なんですよね。
【5】解決のヒントは「問いかけ」
では、どうしたらいいのでしょうか?
私はこう考えています。
特性を変えるのではなく、「使い方」を整える。
そのために役立つのが、「自分への問いかけ」です。
たとえば、こんな問いを自分に投げてみてください。
-
今、この行動は何のためにやっているんだっけ?
-
この仕事のゴールって何?
-
相手にとっての価値は何だろう?
-
成果って、どうなったら「出た」と言える?
こうした問いをセットにしておくと、感性や優しさが“迷走”しづらくなります。
言い換えると、「優しさが成果につながる設計」ができるんです。
【6】「バランス」を取り戻すという発想
とはいえ、「じゃあ常に問いを持ち続けましょう!」というのも、ちょっと息苦しいですよね。
だからこそ、時々でいいんです。
気づいた時に「自分に問いかけるクセ」をつける。それだけで、自分の強みが“強みのまま”活かされるようになります。
つまり、短所を消す必要はありません。
むしろ「これは長所の過剰バージョンだ」と気づいてあげることが、冷静なマネジメントにつながります。
【7】というわけで:短所を嫌わず、うまく扱おう
最後にもう一度、まとめておきます。
-
長所と短所は、確かに裏表。
-
でも、裏返しだからといって無視していいわけではない。
-
特性は変えずに、「使い方」を整えるほうが現実的。
-
問いかけを自分にセットして、感性と成果のバランスを取ろう。
私たちはみんな、ちょっとずつ偏っていて、だからこそ面白いんだと思います。
その“偏り”を「どう付き合うか」が、人生や仕事をうまく進める鍵なのかもしれません。
「短所を直そう」と頑張りすぎて疲れているあなたへ。
まずは、自分の特性を“否定”ではなく、“マネジメント”してみることから始めてみてくださいね。
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