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気配り上手な人が“やりがち”な落とし穴

yasui

こんにちは!
安井です。今日はちょっと面白いテーマを持ってきました。

「長所と短所って、実は同じものなんじゃない?」という話、聞いたことありませんか?

“表裏一体”ってやつですね。
この考え方、自己分析とか就活の面接なんかでよく聞く話なんですが、言われてみれば確かに…と、膝を打ちたくなる一方で、「それで何が変わるの?」と、もやっとする部分もあるんです。

今日はそんな“長所と短所の裏表理論”について、ちょっと突っ込んで考えてみようと思います。


目次

【1】「長所は短所の裏返し」って本当?

よく言われるのはこんな感じです。

  • 「慎重な人」は「優柔不断」と言われることがある

  • 「決断力がある人」は「せっかち」とも見られる

  • 「空気が読める人」は「自己主張が苦手」となることも

つまり、性格や特性には“光と影”がセットになっているという考え方ですね。

これって確かに一理あるんですよ。
誰かの強みを見つけようとすると、たいていその強みには“やりすぎた場合”のリスクがくっついてきます。たとえば「完璧主義」。これ、ある程度までは素晴らしいこだわりなんですが、行き過ぎると「時間がかかりすぎる」「人を巻き込めない」みたいな短所に変わるんですよね。


【2】一般論では見逃されがちなこと

ただ、この「裏返し」理論、ちょっとした落とし穴があると思うんです。

というのも、「全部裏返しでOKなら、短所は気にしなくていいよね!」って話になると、それはそれで現実的じゃないんですよ。

実際の仕事や人間関係では、「いやいや、それ本気で困るんだよなあ…」という短所が、ちゃんと問題になることがあります。たとえば、「慎重すぎて決断が遅い」とか、「空気を読みすぎて、会議で一言も喋らない」とか。

つまり、表裏一体なのは理解できるけど、「それでどう向き合えばいいのか?」が、抜け落ちやすいのです。


【3】“直す”べきなのか、“活かす”べきなのか?

ここで、ありがちな悩みが出てきます。

「短所って、直すべきなんでしょうか?」

うーん。これ、めちゃくちゃよく聞かれます。でも、正直に言うと「全部直すのは現実的じゃない」と思っています。

たとえば、「感性が豊かすぎて相手の気持ちばかり気にしてしまう」という人。これを「もっとドライになれ」と言っても、なかなか難しいですよね。なにせ、その“感性”がその人の魅力であり、武器でもあるからです。

とはいえ、そのまま感情に流されて行動できなくなってしまったら、成果にはつながりません。

そこで大事なのが、「特性との付き合い方」です。


【4】「付き合い方」という視点の大切さ

私がサポートしている方々の中には、「気配り上手」「感受性豊か」「共感力が高い」といった、いわゆる“優しさのかたまり”みたいな方が多くいます。

でも、こういう方に限って──
「何を目的にしていたか」がふっと抜け落ちてしまうことがよくあるんです。

たとえば、会議の場で、
「みんながどう感じてるか」に気を取られすぎて、
「今の議題って何だったっけ?」と自分を見失ったり。

これって“能力不足”ではなく、むしろ“感性が高いがゆえの現象”なんですよね。


【5】解決のヒントは「問いかけ」

では、どうしたらいいのでしょうか?

私はこう考えています。

特性を変えるのではなく、「使い方」を整える。

そのために役立つのが、「自分への問いかけ」です。

たとえば、こんな問いを自分に投げてみてください。

  • 今、この行動は何のためにやっているんだっけ?

  • この仕事のゴールって何?

  • 相手にとっての価値は何だろう?

  • 成果って、どうなったら「出た」と言える?

こうした問いをセットにしておくと、感性や優しさが“迷走”しづらくなります。
言い換えると、「優しさが成果につながる設計」ができるんです。


【6】「バランス」を取り戻すという発想

とはいえ、「じゃあ常に問いを持ち続けましょう!」というのも、ちょっと息苦しいですよね。

だからこそ、時々でいいんです。
気づいた時に「自分に問いかけるクセ」をつける。それだけで、自分の強みが“強みのまま”活かされるようになります。

つまり、短所を消す必要はありません。
むしろ「これは長所の過剰バージョンだ」と気づいてあげることが、冷静なマネジメントにつながります。


【7】というわけで:短所を嫌わず、うまく扱おう

最後にもう一度、まとめておきます。

  • 長所と短所は、確かに裏表。

  • でも、裏返しだからといって無視していいわけではない。

  • 特性は変えずに、「使い方」を整えるほうが現実的。

  • 問いかけを自分にセットして、感性と成果のバランスを取ろう。

私たちはみんな、ちょっとずつ偏っていて、だからこそ面白いんだと思います。
その“偏り”を「どう付き合うか」が、人生や仕事をうまく進める鍵なのかもしれません。

「短所を直そう」と頑張りすぎて疲れているあなたへ。
まずは、自分の特性を“否定”ではなく、“マネジメント”してみることから始めてみてくださいね。

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