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成功事例を聞くたびに、なぜかモヤモヤする…?
こんにちは!安井です。
今日はちょっと繊細で、でも多くの人が「あるある…」と感じているんじゃないかな、という話を書いてみたいと思います。
テーマは、「成功事例を聞くたびに、なぜかモヤモヤする…?」というもの。
実はこれ、以前お話ししたある女性コンサルタントの方との雑談から生まれた気づきなんです。
その方の一言が、ずっと私の頭の中に残っていて…。
目次
- 【1】成功事例って、なんであんなに“しっくりこない”んだろう?
- 【2】成功の「型」に自分を無理に当てはめていませんか?
- 【3】「ピンとこない」は、実は“可能性のサイン”かもしれない
- 【4】「違和感」は“自分らしさ”の入り口です
- 【5】感性・気配り・雰囲気も、立派な“営業スキル”です
- 【6】成功事例は「参考」にはなるけど「答え」ではない
- 【7】とはいえ、ひとりで見つけるのは難しい…
- 【8】というわけで、まとめます
【1】成功事例って、なんであんなに“しっくりこない”んだろう?
その企業では、成果を出している社員のやり方を社内で共有する文化があるそうです。いわゆる成功事例の横展開ですね。
会社としては当然です。
「うまくいった方法を全体に広めたい」って、すごく理にかなっていますし、業績アップにもつながります。
ただ、彼女がふと漏らした言葉が、私に強く刺さったんです。
「成功事例って、なんか男性ばかりで…しかも論理的すぎて、ピンと来ないんですよね」
おおぉ、確かに…。
たった一言でしたが、これはとても大きな“気づきのヒント”になりました。
【2】成功の「型」に自分を無理に当てはめていませんか?
コンサルティングや営業の現場って、基本的に**「論理的な説明ができる人」**が評価されやすい傾向があります。
数字、フレームワーク、KPI、PDCA、ロジックツリー…
横文字とグラフが飛び交う世界では、「感覚的に動いている人」は、どうしても影が薄くなりがちです。
でも、ちょっと待ってください。
成果の出し方って、本来もっと自由でいいはずなんです。
なぜなら、相手であるお客様もまた十人十色の感性を持っているから。
・ロジックが好きな人
・感情の共鳴を重視する人
・誰から買うかを大事にする人
一つの“正解の型”で全員にアプローチするのって、冷静に考えたら結構無理ゲーです。
【3】「ピンとこない」は、実は“可能性のサイン”かもしれない
これは、私自身の話です。
昔、サラリーマンとして営業職をしていた頃。
「これが売れるトークだ!」「こうやって進めれば決まる!」
というような成功パターンを、上司や先輩から山ほど教わりました。
でも、どれもなんとなく自分には合わなかったんです。
「え…このまま言っても、なんか嘘くさくない…?」って(笑)
もちろん当時の私は若くて経験も浅かったので、「素直じゃない」「文句ばかり言うな」なんて叱られることもありました。
でもね、今ならはっきり言えます。
「そのやり方、私には向いてなかったんです」
今の自分のスタイル──質問を重ねながら相手の本音を引き出していく営業──だったら、あの頃もっと成果を出せたと思っています。
だから、「なんか違う気がする」という感覚って、むしろすごく大事なんです。
【4】「違和感」は“自分らしさ”の入り口です
たとえば、こんなふうに感じたことはありませんか?
-
「このトークスクリプト、ちょっと自分には合わない気がする」
-
「あの人みたいには話せない…」
-
「なんか無理してるな、私」
これ、全部“自分のスタイル”が見つかりかけてる証拠なんです。
無理して誰かの型にハマろうとしても、違和感は隠せませんし、お客様にもなんとなく伝わってしまう。
逆に、自分の感性を活かして動いている人って、話していて自然体で心地いいんですよね。
「この人、なんか信頼できる」って、ロジックではなく感覚で伝わってくるものがあります。
【5】感性・気配り・雰囲気も、立派な“営業スキル”です
ここ、すごく強調しておきたいんですが、
感性・気配り・雰囲気を使った営業も、れっきとしたスキルです。
「セールストークが苦手」
「プレゼンが得意じゃない」
「数字で語るのが難しい」
だから営業に向いてない、というのはちょっと違います。
大事なのは、「相手が何を求めているかに気づけるかどうか」です。
たとえば、こんな対応をしたことありませんか?
-
お客様のちょっとした表情の変化に気づいて声をかけた
-
話を遮らず、じっくり耳を傾けた
-
質問に対して、一言添えるように返した
これ、すべて“質問型営業”で超重要な要素なんです。
【6】成功事例は「参考」にはなるけど「答え」ではない
確かに、成果を出している人のやり方は学ぶ価値があります。
でもそれは、“ヒント”として受け取るくらいがちょうどいいんです。
もし「このやり方は自分には無理だな」と思ったら、心のどこかでこうつぶやいてください。
「じゃあ、自分にはどんなやり方が合うんだろう?」
答えは、きっとあなた自身の中にあります。
【7】とはいえ、ひとりで見つけるのは難しい…
ここまで読んで、「うんうん」とうなずいてくれたあなたへ。
もし今、ちょっとでも
-
「今のやり方にモヤモヤしている」
-
「自分に合った営業スタイルを見つけたい」
-
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【8】というわけで、まとめます
成功事例を聞いて、なんだかピンと来ない。
そんなあなたは、決してズレているわけじゃありません。
むしろ、それは“自分の営業スタイル”を見つけるチャンスです。
あなたにしかできない方法で、あなたにしか築けない信頼関係を作る。
それが、これからの営業のカタチだと私は思っています。
明日はまた別の視点から、このテーマを掘り下げていきますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、良い一日を。
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