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少人数だからこそ、伝わること

yasui

こんにちは!安井です。

今日は「少人数だからこそ、伝わること」について書いてみたいと思います。

昨日、福岡のある市の外郭団体さんにお呼ばれして、「キャリアデザイン」と「チームビルディング」の研修をしてきました。で、タイトルにもあるとおり、参加者の数がなんと【6名】だったんです。

これ、私としてはすっごく“ちょうどよかった”。

なんでそう思ったかというと…今日はそんな話です。


目次

【1】「少人数」って、なんかちょっと物足りなさそう?

研修って聞くと、20人、30人、それ以上の参加者を想像される方も多いと思います。

大人数でのセッションも確かにエネルギーがあって、それはそれで良さがあるんです。でも一方で、「一人ひとりにちゃんと関わる」っていう点では、どうしても限界が出てきます。

よく言われるんですよ。「研修の目的は“全体への伝達”だから、人数は多い方が効率がいい」って。

うーん、まあ分からなくはないんです。だけど、それって本当に「伝わってる」んでしょうか?


【2】1on1のような関係が作れる、それが“少人数研修”の強みです

今回の6名の研修では、本当に面白いことがたくさん起きました。

ある参加者が、「自分の強みって、今の仕事で活かせてるのかな…」と、ふと口にしたんですね。

すると、隣に座っていた方がすかさず「〇〇さんって、△△が得意じゃないですか!」ってフォローするんです。その瞬間、本人が「あ、そっか。それって強みなんだ」と気づく。

その表情がパッと明るくなる瞬間。あれ、たまりませんね(笑)。

これは、少人数でやるからこそ出てくる空気感です。


【3】自己理解のワークも、少人数だと“効き”が違う

キャリアデザインの文脈では、自己理解ワークをよく取り入れます。

自分がどんな価値観を持っているのか
何を大事にしているのか
これまで何にモチベーションを感じてきたのか

こういうことを丁寧に棚卸ししていく時間ですね。

でも、こういう作業って、周りが多いとちょっと恥ずかしかったり、なんとなく「それっぽく」答えてしまったりするんです。分かりますよ、私も昔そうでした。

だからこそ、少人数の「ちょうどいい距離感」が効くんです。

誰かがふとこぼした本音に、他の人が自然に反応する。沈黙があっても、変なプレッシャーがない。これは、心理的安全性ってやつです。


【4】チームビルディングにも応用できる“少人数の魔法”

さて、この話。実は研修に限ったことではありません。

普段のチーム運営にも、がっつり応用できます。

例えば、全体会議で大きなテーマについて話し合うって、なんか「聞いてるフリ選手権」みたいになること、ありませんか?(ちょっと言い過ぎ?)

でも、1on1や3〜4人のグループで話すと、あら不思議。さっきまで黙ってた人が、どんどん話してくれるんです。

大事なのは「自分の声が届く」と感じられること。そして、「誰かが自分を見てくれている」と思えること。

この感覚って、人が安心して動けるための前提なんですよね。


【5】じゃあ、あなたにとっての“ちょうどいい距離”は?

ここで少し立ち止まって、考えてみてください。

あなたが職場やチームの中で「話しやすい」と感じる距離感って、どんな感じでしょうか?

逆に、「ちょっと近すぎてやりづらいな」とか、「この人、いつも遠くて心が読めないな」と感じること、ありませんか?

人と人との間には、物理的な距離と心理的な距離があります。

そして、その“ちょうどいい”ポイントは、人によっても場面によっても違うんです。

だからこそ、意識してほしいんです。


【6】とはいえ、全部を少人数にできるわけじゃないですよね

もちろん、すべての研修やミーティングを6人でやれ!なんて言いません(笑)。

現実には、時間もリソースも限られていますし、業務のスピードも求められます。

でもね、「少人数の時間を少しだけ意識的に作る」っていうことは、今日からでもできると思うんです。

・週に1回の1on1
・プロジェクトごとの小さな振り返りタイム
・3人だけのランチミーティング

そんな小さな仕掛けから、人と人との距離がちょっとずつ縮まっていきます。


【7】というわけで、まとめます!

今回は、「少人数研修って、なんだかいいぞ」という話から始まり、そこから見えるチームビルディングや人との距離感について書いてみました。

もしかしたら、今のあなたのチームや仕事の中で、どこか「伝わってないな」と感じていることがあるかもしれません。

でも、それって「人数の問題」かもしれません。

多すぎず、少なすぎず。
誰かとちゃんと話せる、ちゃんと見てもらえる。

そんな“ちょうどいい距離”を、ぜひ意識してみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、明日も良い一日を!


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