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“あなたらしく”自然体のままセールスするには
こんにちは!安井です。
今日は、カウンセラーやセラピストさんにありがちな「あるある」について、ちょっと本音で語ってみたいと思います。
「聴く力はあるけど、セールスになると一気に苦手になるんです」
そんなふうに感じている方、多くないですか?
実は、僕もこれまでに多くのカウンセラーさんやセラピストさんとお話ししてきましたが、この声は本当にびっくりするくらいよく聞きます。
もちろん「寄り添う力」や「話を丁寧に聴く力」が素晴らしい方ばかり。にもかかわらず、「売る」となると、なぜか急に自信を失ってしまうんですよね。
ということで、今回はその「違和感」の正体に迫りながら、どうすれば“あなたらしく”自然体のままセールスできるのか、そのヒントをお届けしていきたいと思います。
目次
- 【1】「聴ける人ほど売れない」という謎現象
- 【2】よくあるアドバイスのワナ:「セールスは熱意と押しで勝負!」
- 【3】本当に必要なのは、“構造”の理解
- 【4】聴ける力が「売れる力」に変わる瞬間
- 【5】実際に変化した人たちの声
- 【6】とはいえ、「理屈より体感」が大事なときもある
- 【7】というわけで、セールスが苦手なあなたへ
- 【8】まとめ
【1】「聴ける人ほど売れない」という謎現象
まず最初にお伝えしたいのが、セールスが苦手=能力が低いわけじゃないということ。
特に「話し下手」「営業が苦手」と感じている方こそ、本当は“売れる素質”を持っていることが多いんです。
え?と思った方もいるかもしれません。
でも、ちょっと考えてみてください。
カウンセラーさんやセラピストさんって、人の心の奥にある本音や悩みに、静かに、でもしっかり耳を傾けていきますよね?
これは、セールスの世界で言うところの「傾聴力」という、超重要スキルなんです。
実は、人が「買う」という行動をとるとき、その背後には“心の自然な流れ”があります。
この流れを無視して一方的に情報を伝えても、心には響かないんですね。
つまり、ただ説明しても売れない。
むしろ、ちゃんと“聴いてくれる人”じゃないと、人は買いたいと思わないんです。
【2】よくあるアドバイスのワナ:「セールスは熱意と押しで勝負!」
さて、ここで一つの典型的なアドバイスを紹介します。
「売るには情熱だ!自分の商品に自信を持ってガンガン伝えよう!」
…はい、よく聞きますよね。
確かに、このアドバイスがハマる場面もあります。
ただし、これを鵜呑みにしてしまうと、カウンセラーやセラピストの多くが「自分には無理だ…」と感じてしまいます。
なぜかというと、このスタイルって、そもそも“話す力”に重きを置いているんですよね。
でも、多くの聴き手タイプの人たちは、「伝えるより、受け取るのが得意」なわけで…。
熱く語ろうとしても、「うまく話せない自分」に自己嫌悪してしまう。
「売り込みっぽくなってしまうのが嫌」と、さらに一歩引いてしまう。
結果的に、「あぁ、やっぱりセールスって私には向いてないんだな」と、そっとフェードアウトしてしまうんです。
【3】本当に必要なのは、“構造”の理解
では、どうしたらいいのでしょうか?
答えはシンプルです。
セールスの「構造」や「流れ」を知ること。
さっきも少し触れましたが、人が「買いたい」と思うときには、ある種の“自然な心の動き”があります。
例えば、最初は「なんとなく気になるな〜」から始まり、
次に「これって私にも必要かも?」と感じて、
最終的に「この人から買いたい!」となって行動する。
この一連の心の変化には、実はちゃんと順序があるんです。
言い換えるなら、**「買いたくなる設計図」**があるということ。
それを知らないまま、ただ寄り添っているだけでは、「いい時間だったね〜」で終わってしまいます。
お客様の心が動かず、行動にもつながらない。
「すごく安心できました」
「もっとお話ししたいと思いました」
…そう言われるのに、なぜか売れない。もどかしいですよね。
【4】聴ける力が「売れる力」に変わる瞬間
でも、ここが大事なポイントです。
この構造や流れを理解したとたんに、「聴く力」が見事にセールスに生きてくるんです。
なぜなら、構造を知っている人は、ただ話を聴くだけでなく、
「今、お客様はこのステージにいるな」と心の位置を把握しながら、必要な言葉を“そっと”差し込むことができます。
それは、決して押し売りじゃありません。
むしろ、「この人、本当に私のことをわかってくれてるな」と、お客様の信頼はどんどん高まっていく。
結果的に、「この人から買いたい」と自然に思ってもらえるんです。
つまり、売るために自分を変える必要はないということ。
「あなたらしいセールス」が可能になるんです。
【5】実際に変化した人たちの声
この構造を学んだカウンセラーさんやコーチの方々から、よくこんな感想をいただきます。
-
「セールスが苦手じゃなくなった、むしろ楽しいかも」
-
「売ることが“サービスの延長”に感じられるようになった」
-
「相手のために提案している実感が持てるようになった」
どれも印象的な言葉ですよね。
それだけ、「構造を知ること」が、心の安心と手応えにつながっている証拠だと思います。
【6】とはいえ、「理屈より体感」が大事なときもある
ここまで読んで、「頭ではなんとなくわかったけど…まだちょっとモヤモヤするな」という方もいるかもしれません。
それ、全然OKです。
やっぱり、セールスって体験してみないと実感できない部分も多いですし、何より「感覚」が大切なんですよね。
頭では「理にかなってる」と思っても、心が動かないと行動にはつながりません。
だからこそ、「体感する機会」がとっても大事。
【7】というわけで、セールスが苦手なあなたへ
もし、「私の聴く力を、もっと役立てたい」
「でも売り込むのはイヤだし、自分らしさを失いたくない」
そんなふうに感じているなら。
まずは、「売れる人の感覚」を体感してみませんか?
セールスの正体は、「誰かの背中を、そっと押してあげること」。
無理して変わらなくても、押しつけなくてもいい。
ちゃんと“構造”を知って、“順番”に沿って対話していけば、
あなたの中にすでにある力が、ちゃんと相手に届いていくんです。
【8】まとめ
-
「聴ける人ほど売れない」のは構造を知らないから。
-
話す力より、“流れを読む力”がセールスには必要。
-
自分を変える必要はない。構造を知るだけで、あなたのセールスは変わる。
-
体験してみることで、感覚はもっと掴みやすくなる。
「苦手」を「できる」に変えるには、ちょっとしたコツと視点の転換だけ。
それを体感したい方は、ぜひセミナーなどで体験してみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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