コラムCOLUMN
チームで学ぶ価値、実感していますか?
こんにちは、安井です。
今日は「チーム力を高める研修」の中で出会った、ちょっと嬉しい気づきのお話をしたいと思います。
最近、ある企業さんでチームビルディング研修を担当させてもらいました。
終わった後、ある参加者の方の言葉がとても印象に残っていて、それがこの記事を書くきっかけになっています。
というわけで、今回はその研修のエピソードから「チームとは何か?」を一緒に考えてみましょう。
目次
- 1. チームでの“自分”って見えてますか?
- 2. 研修って、リーダーだけのもの?
- 3. 共通言語があるだけで、なぜかうまくいく
- 4. チーム全体で“地ならし”する研修の意味
- 5. 「関係性の質」から変えていく
- 6. 一緒に学ぶ=一緒に育つ6
- 7. 「変えよう」と思ったときがチャンス
- 8. まとめ:チームは“みんな”でつくるもの
1. チームでの“自分”って見えてますか?
研修の後、ある方がぽつりとこう言いました。
「チームとは何か? そして、自分がチームでどう立ち振る舞っているかが、ワークの中でそのまま出ていて驚きました」
これはもう、講師としては最高のご褒美です(笑)
というのも、今回の研修では“自分の無意識の行動”や“チーム内での役割”が、自然と浮き彫りになるようにワークを設計していました。なので、そこに気づいてもらえたときは「よしっ」とガッツポーズでした。
普段は意識していないけど、「自分ってこうやって周りと関わってるんだな」ってことに気づく。
それって、思った以上に大きな一歩なんです。
2. 研修って、リーダーだけのもの?
よく「研修はリーダーだけが受ければいい」と考えている組織、ありますよね。
正直、それってもったいないです。
今回の研修でも、別の参加者の方からこんな感想をいただきました。
「この研修、チームのみんなで受けた方が、共通認識ができて、もっとよくなる気がします」
もう…その言葉を聞いて、心の中で2回目のガッツポーズです(笑)
リーダーがどれだけ一生懸命に頑張っても、その姿勢や考え方が伝わらなければ、ただの“独走状態”になってしまいます。
本人は走ってるのに、周りが止まっている。
もしくは、逆方向に進んでいる。
…そりゃ疲れますよね。
3. 共通言語があるだけで、なぜかうまくいく
チームがうまくいかない原因って、「やる気」や「能力」じゃないことが多いんです。
たとえば、仕事の進め方で意見がぶつかったとき。
「あの人は分かってくれない」とイライラする前に、そもそも“共通言語”がない場合がよくあります。
ここで言う共通言語とは、「価値観」や「前提」のことです。
たとえば、「フィードバックは相手の成長を願って伝えるもの」と全員が理解していれば、厳しい言葉も素直に受け取れますよね。
でも、「批判=攻撃」と感じている人がいたら、同じ言葉でも全然違う意味に聞こえてしまいます。
このズレが積もると、関係性にヒビが入っていくんです。
4. チーム全体で“地ならし”する研修の意味
じゃあ、どうすればいいのか?
その一つが「チームで研修を受けること」なんです。
ある種の“地ならし”ですね。
全員が同じ考え方、同じフレームで物事を見るようになると、不思議なことにすごく動きやすくなるんです。
・「それって、チームとしてどうだろう?」
・「今の行動、目的に合ってるかな?」
そんな問いが自然と生まれてくる。
これって、チームとして成熟してきている証なんです。
5. 「関係性の質」から変えていく
よく「成果を出すチームにするには?」と聞かれますが、私はまず「関係性の質を高めること」が大事だと思っています。
関係性の質が上がれば、思考の質が変わる。
思考の質が変われば、行動の質が変わる。
結果、成果の質が上がる。
この考え方、ちょっと理屈っぽく感じるかもしれませんが、研修を通して体感してくれる方がとても多いです。
そう、「なんかうまくいく感じがする」って、感覚で分かってもらえるんですよね。
6. 一緒に学ぶ=一緒に育つ
研修って、知識を得る場でもありますが、実は「関係を育てる場」でもあります。
一緒に学ぶことで、「あのときのワーク、覚えてる?」って会話が生まれるし、
「前に研修で言ってたよね」って共通の基準ができます。
この小さな積み重ねが、チームの土台を作っていくんです。
たとえるなら、家族でキャンプに行った後の絆が深まるような感じ。
ちょっとした非日常を共に経験すると、日常の見え方が変わるんです。
7. 「変えよう」と思ったときがチャンス
「チームをもっと良くしたい」
「今のやり方に違和感がある」
そんな風に感じたときこそ、実は大きなチャンスです。
その違和感って、“今のやり方では限界が来てるよ”というサインかもしれません。
とはいえ、「じゃあどうすれば?」と悩むのも当然です。
だからこそ、チームまるごと一緒に学ぶ。
そこに一つの突破口があるんじゃないかと思うのです。
8. まとめ:チームは“みんな”でつくるもの
今回の研修を通して、改めて思ったことがあります。
それは、「チームって、誰か一人が頑張って作るものじゃない」ということ。
一人が頑張るより、全員が少しずつ意識を持った方が、ずっとスムーズに進みます。
だからこそ私は、これからも「チーム全体で学ぶ機会」を増やしていきたいと思っています。
なんとなくバラバラだったチームが、
一つのワークを通して「つながった」瞬間。
その空気感を、もっといろんな場で感じてもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!
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