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組織は多様な強みの集合体

yasui



こんにちは、安井です。

今日は、「組織は多様な強みの集合体」というテーマで書いてみたいと思います。

先日、とある営業チームの皆さんと、1対1でお話をさせていただく機会がありました。役職も年齢もバラバラ。まさに“多様な人材の宝庫”といった感じでした。

その中で、改めて感じたことがあるんです。

それは、「人って、ほんとうにそれぞれ違う強みを持ってるんだなあ」ということ。

とはいえ、強みがバラバラに存在しているだけでは、チームとしての力にはなりきれない。今日は、そんな「強みを活かすための対話」について、考えてみたいと思います。


目次

① 一人ひとりの強みは、目に見えにくい

まず大前提として。

人の強みって、意外とパッと見では分かりません。

たとえば、「数字に強い」とか「話がうまい」みたいに目立つスキルを持っている人もいれば、「誰にでも優しく接する」とか「愚痴を聞くのが上手」みたいに、ちょっと地味だけど、めちゃくちゃ大事な力を持っている人もいます。

そういう“目に見えにくい強み”って、普段の仕事の中ではなかなか注目されにくいんです。

でも、そうした力があるからこそ、チームがうまく回っていたりするんですよね。

だからこそ、大事なのは「対話」なのです。


② 対話がないと、強みは“埋もれたまま”

とはいえ、強みは勝手に浮かび上がってくるわけではありません。

本人が自分で「これが自分の強みです!」なんて言うことも少ないですし、こちらから見ても気づかないことも多いです。

だから、面談でじっくり話を聴いてみて、初めて「あ、この人こんなことを考えていたのか!」と気づくことがあります。

それはもう、“驚き”に近い発見です。

「え、そんな工夫してたの?」「そんなことまで気を配ってたの?」と、話すことで初めて見える強みって、本当にたくさんあるんですよね。

つまり、対話をしない限り、強みは表に出てこないままなんです。


③ “組織の力”は、強みをつなぐことで生まれる

個々の強みが見えたら、それを“組み合わせる”フェーズに入っていきます。

これが実は、チームビルディングでいちばん面白いところなんです。

たとえば、プレゼンが得意な人と、リサーチが得意な人。さらに、みんなのスケジュールを完璧に管理できる人がいたら…。

これって、まるで料理でいうところの「素材・調味料・火加減」みたいなものです。

どれが欠けても、美味しい料理にはなりません。

そして、それぞれの強みをどう活かし合うかを話す場こそが、対話なんです。

「私はこれが得意」「それなら、こっちは任せて」と言い合える関係性。

これができている組織は、本当に強いです。


④ 対話って、別に“堅い話”じゃなくていい

ここまで読んで、

「うちのチーム、そんなに真面目な話できる雰囲気じゃないよ…」

と思った方も、いるかもしれません。わかります、空気ってありますよね。

でも、対話ってなにも堅苦しく始める必要はないんです。

たとえば、ランチの時に「最近何にハマってる?」と聞くだけでも、その人の価値観がちらっと見えたりします。

あるいは、ちょっとしたミスがあった時に「実はあれ、こういうことがあってさ…」と話してくれることも、立派な対話です。

雑談の中から、意外と深い話に入っていく。そういう“脱線力”こそが、組織をつなぐ糸になるのかもしれません。


⑤ 強みを“知る”から、“預け合う”へ

「この人って、こういうことが得意なんだな」

という“理解”があると、チームの関係性が変わっていきます。

頼り方が変わるんです。お互いに、気兼ねなく「ちょっとこれお願いできる?」って言えるようになります。

でもこれ、実はすごく難しいことなんですよね。

お願いするには、相手を信頼していないといけないし、「自分ができない」と素直に言う勇気も必要です。

だからこそ、強みを知るだけで終わらせず、「この人なら安心して任せられる」と思える関係性まで育てることが大切なんです。

そのために、日頃のちょっとした声かけや雑談が、実はすごく効いてくるんです。


⑥ チームづくりは、「会話」から始まる

多様な強みが集まった組織を、どう活かすか。

それは、対話を通じて、“点”を“線”につなげていく作業なのかもしれません。

難しいことじゃなくて、まずは話しかけてみる。

「最近どう?」「何か困ってることない?」

そんな一言から、組織の空気はじわじわと変わっていきます。

そして、そこから生まれる信頼や連携が、組織を動かす大きなエネルギーになっていくんです。


というわけで

今日は、「組織は多様な強みの集合体」というテーマでお話しました。

強みは、それぞれの中に確かに存在しています。でも、それを活かすには、知ること。そして、つなぐこと。

そのために必要なのは、ちょっとした会話の積み重ねだったりします。

もし今、チームに「うまくいってない感じ」があるなら、まずは一人ひとりと、少しだけ話してみてください。

そこから、きっと何かが動き出すはずです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!


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