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誰に届けたいかが出発点

yasui



こんにちは、安井です。

今日はちょっと不思議で、おもしろい話をシェアさせてください。

ある日、「マクドナルドより、おいしいハンバーガー作れますか?」と聞かれたんです。

うーん。どうでしょうか。

たぶん、多くの人が「作れる!」って思ったんじゃないでしょうか。

実際、私も「作れると思います!」と答えました。
(マクドナルドファンの方、ごめんなさい。笑)

でも、そこで次に投げかけられた質問が刺さったんですよ。

「じゃあ、マクドナルドくらい売上を作れますか?」

……え? うん、それはちょっと難しいかも……。


目次

1.おいしさ=売れる、ではない不思議

よく、「良い商品を作れば売れる」と言われます。

でも、現実はそう甘くありません。

たとえば、町の喫茶店で出てくる手ごねハンバーガー。
肉汁じゅわ〜、バンズふわっふわ。
食べると思わず目を閉じちゃうほどの美味しさ。

それでも、マクドナルドみたいに大行列はできないんです。

なぜでしょう?

ここに、「味」と「売上」のズレがあるんです。


2.売上を作るのは、「戦略」です

マクドナルドがなぜ売れるのか。

それは、戦略の塊だからです。

  • 駅前・交差点・ショッピングモールと、圧倒的な立地戦略。

  • 「早い・安い・そこそこうまい」という絶妙なバランス。

  • 幅広い層に届けるマーケティング設計。

  • 季節限定や話題性でSNS映えも意識した商品展開。

これ全部、「おいしさ勝負」ではなくて、「選ばれる仕組み」なんですよね。

つまり、営業戦略とは、「売れる環境を設計すること」と言っても過言ではないのです。


3.「味」よりも、「誰に届けるか」

たとえばあなたが、商品やサービスを提供しているとします。

「良いものを作ったから、これで売れるはず!」

と思っていませんか?

……それ、かつての私もそう思ってました。めちゃくちゃ気持ち分かります。

でも、ここに一つの落とし穴があります。

届けたい相手がぼやけていると、どんなに素晴らしい商品でも、空気みたいにスルーされることがあるんです。

たとえるなら、梅干しが大好きな人にガトーショコラを渡しても「ありがとう…(気持ちは嬉しいけど)」ってなるみたいなことです。


4.ターゲットを絞るって、怖い。でも大事。

よく、「ターゲットを絞りましょう」と言われますよね。

でも正直、これ怖くないですか?

「え、そんなことしたら他の人に届かなくなるんじゃないの?」
「全員に届けたいんですけど…」って気持ち、めちゃくちゃ分かります。

ただ、これが逆なんです。

誰にでも合うように設計した商品は、結局「誰にも刺さらない」ことが多いんです。

むしろ、「この人だけには絶対響く!」という設計のほうが、深く刺さって、口コミも起きやすいんですよね。


5.マクドナルドの「誰に届けるか」

マクドナルドのターゲットって、あらためて考えると面白いです。

  • 急いでいるビジネスパーソン

  • 子ども連れのファミリー

  • 友達とおしゃべりしたい高校生

  • たまにはジャンキーな味を楽しみたい大人

「お腹が空いた」じゃなくて、「今この状況にマックが最適」って思わせる戦略なんです。

つまり、マクドナルドは「場面」に合わせた使われ方を設計してるんです。

これって、商品そのものより、提供の仕方の妙ですよね。


6.営業活動も「誰にどう届けるか」が9割

あなたが営業しているとしたら、何を一番意識していますか?

商品?
価格?
機能?
……もちろんそれも大切ですが、もっと大事なことがあります。

それが「誰に」「どんな言葉で」届けるかです。

同じ商品でも、相手の性格や悩みに合わせて言葉を変えるだけで、響き方が全然違います。

つまり、「良いものをつくる」だけじゃ足りないんです。

「良いものを、良い相手に、良い方法で届ける」ことで、ようやく価値になります。


7.「マクドナルドくらい売る」には、戦略から考えよう

じゃあ私たちは、どうしたらマクドナルド並みに売れるのか?

……というと、さすがにそれは難しいです。笑

でも、「おいしいバーガーを作ること」より先に、「届ける相手は誰なのか」「どうやって届けるのか」を考えること。

これが、売上アップの第一歩になります。

しかもこの視点、意外と忘れがちなんですよね。

自分では当たり前になってるけど、相手にとっては「何それ?よく分からん」になってること、めっちゃ多いです。

だからこそ、一歩引いて見ることが大事なんです。


8.まとめ:「美味しさ」だけじゃ、届かない

というわけで今日は、

  • おいしいものを作っても売れるとは限らない

  • 売上を作るのは「戦略」と「ターゲティング」

  • マクドナルドはその典型的な例

  • 営業や発信も「誰に、どんな風に」がカギ

ということをお伝えしました。

大切なのは、「どれだけ良いか」より「どう届けるか」。

ちょっと視点を変えるだけで、世界が変わるかもしれません。

焦らず、ゆっくり、自分なりの「マクドナルド戦略」考えてみてくださいね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!


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