コラムCOLUMN
魚のいない場所で釣りをしていませんか?
こんにちは、安井です。
今日は「釣り」から学んだ営業とターゲティングのお話をしたいと思います。
え?釣り?と思った方。
そうなんです、趣味で始めたばかりの釣りなんですが、これが営業と不思議なくらいリンクしていて。
ちょうど先日、協会トレーナー向けの勉強会で「ターゲット選定」について話したこともあり、最近は頭の中が「誰に届けるか?」モードなんです。
釣りの話なんてゆるくていいじゃん、と思って読み進めていただけたら嬉しいです。
でも、案外大事なヒントが詰まっているかもしれませんよ。
目次
- 1. 魚のいない場所では、何時間いても釣れない
- 2. 趣味なら「釣れなくても楽しい」でOK。でも営業は違う
- 3. 営業は、「魚がいる場所」でやらなきゃ意味がない
- 4. 大切なのは「どこに魚がいるか」を知ること
- 5. ターゲティングがぼやけていると、全部がぼやける
- 6. 成果を出す人は、「釣れる場所」に集中している
- 7. あなたの見込み客は、どこにいますか?
- 8. ターゲットが明確になると、言葉が刺さる
- 9. まとめ:「釣れる場所で釣ろう」
1. 魚のいない場所では、何時間いても釣れない
釣りを始めて数回目のこと。
確信したことがあります。
「魚のいない場所でいくら粘っても釣れない」ということ。
逆に言えば、魚がちゃんといる場所で、エサもちゃんとしていれば、初心者でも釣れるんです。
「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれません。
でもこれ、営業や集客の話になると、なぜかみんな忘れてしまうんですよね。
2. 趣味なら「釣れなくても楽しい」でOK。でも営業は違う
私の釣りパートナーは妻なのですが、彼女は「結果」よりも「過程」重視派。
「釣れなくても、近所の山下公園で気軽にできるのがいいんだよね」と、楽しそうに言います。
正直、私はちょっと釣果も求めたいタイプなので、「あそこ釣れないらしいよ?」なんて言いながらも付き合ってます。笑
たしかに、趣味なら「楽しい」が正義です。
釣れたらラッキー。釣れなくても海を見て癒される。
でも、これが営業だったらどうでしょう?
「釣れない場所でも楽しかったです〜」じゃ、済みませんよね。
3. 営業は、「魚がいる場所」でやらなきゃ意味がない
営業でありがちなのが、「なんとなく発信」「とりあえず動く」タイプの行動。
でも、見込み客がいない場所でいくら頑張っても、やっぱり成果にはつながらないんです。
-
SNSで発信してるけど、誰にも届いていない
-
見せるべき人じゃない相手に営業してる
-
自分が届けたい人がいない場所でイベントを開いてる
これって、釣りで言えば「魚がいない堤防でずっと竿を出してる」ようなもの。
もちろん経験にはなります。でも、結果がほしいなら場所選びが何より大事です。
4. 大切なのは「どこに魚がいるか」を知ること
釣りをする人はみんな、「今日はどこで釣れてるのか?」を調べてから動きます。
潮の流れ、天気、釣果情報、近くの釣具屋さんの話。
いろんな情報を仕入れて、「釣れる確率の高い場所」に行くんですよね。
営業もまったく同じです。
-
見込み客はどこに集まっている?
-
どんな媒体を使ってる?
-
どんな言葉で検索してる?
-
どんな悩みを抱えている?
ここを知らずに営業しても、「いない場所で釣りをしてる」のと同じです。
5. ターゲティングがぼやけていると、全部がぼやける
「うちの商品、誰にでも役立つと思うんです」
という声、よく聞きます。
たしかに間違ってはいません。
でも、「誰にでも届くように」と考えて設計したメッセージって、結局「誰にも刺さらない」ものになりがちです。
釣りでいうなら、「全種類の魚に効くエサです」って言ってるようなもの。
それって便利そうに見えて、実は誰も食いつかない。
営業でも同じで、明確に「誰に届けたいか」を決めないと、言葉も行動もブレてしまうんです。
6. 成果を出す人は、「釣れる場所」に集中している
営業で成果を出す人たちは、偶然売れているわけではありません。
-
見込み客が集まるコミュニティを把握している
-
検索ニーズのある言葉を自然に使っている
-
適切なSNSを選んで発信している
これって、全部「どこで魚が釣れているか」を知っているからこそできることなんです。
つまり、成果が出ている人は、戦略的に釣れる場所で釣りをしているということ。
7. あなたの見込み客は、どこにいますか?
ここで、あらためて考えてみてください。
あなたが届けたいのは、誰ですか?
その人たちは、どこに集まっていますか?
この2つの問いにちゃんと答えられると、営業や発信の内容が劇的に変わってきます。
たとえば、InstagramよりもYouTubeのほうが合っているかもしれませんし、オフラインでの紹介営業のほうが効率がいいかもしれません。
「とりあえず全部やる」ではなく、確率の高いところに集中することが大事なんです。
8. ターゲットが明確になると、言葉が刺さる
不思議なことに、ターゲットを明確にすると、「言葉の力」も変わります。
たとえば、
「忙しい方におすすめの健康食品です」
よりも、
「在宅ワークで肩こりがつらい30代女性に向けた、1日1粒のリラックスサプリ」
のほうが、グッと刺さりませんか?
この違いを生むのは、「誰に届けるか?」の解像度です。
魚の種類によって、使うエサが違うように、届けたい相手が見えていると、言葉が自然と変わるんですよね。
9. まとめ:「釣れる場所で釣ろう」
最後に、今日の話をまとめます。
-
魚のいない場所で釣りをしても釣れないのは当たり前
-
営業や集客も同じ。「見込み客がいない場所」での行動は成果につながらない
-
ターゲットを明確にすることで、発信も営業も効果が上がる
-
釣れる場所=見込み客が集まっている場所に集中することが大事
-
ターゲットに合わせて言葉を変えると、行動が変わり、成果も変わる
もし今、頑張ってるのに手応えがないなあ…と感じているなら、いったん「場所」や「相手」を見直してみるのもアリです。
釣りも営業も、焦らず、確実に「釣れる場所」で。
一歩踏み出すヒントになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!
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