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魚のいない場所で釣りをしていませんか?

yasui



こんにちは、安井です。

今日は「釣り」から学んだ営業とターゲティングのお話をしたいと思います。

え?釣り?と思った方。
そうなんです、趣味で始めたばかりの釣りなんですが、これが営業と不思議なくらいリンクしていて。

ちょうど先日、協会トレーナー向けの勉強会で「ターゲット選定」について話したこともあり、最近は頭の中が「誰に届けるか?」モードなんです。

釣りの話なんてゆるくていいじゃん、と思って読み進めていただけたら嬉しいです。
でも、案外大事なヒントが詰まっているかもしれませんよ。


目次

1. 魚のいない場所では、何時間いても釣れない

釣りを始めて数回目のこと。
確信したことがあります。

「魚のいない場所でいくら粘っても釣れない」ということ。

逆に言えば、魚がちゃんといる場所で、エサもちゃんとしていれば、初心者でも釣れるんです。

「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれません。
でもこれ、営業や集客の話になると、なぜかみんな忘れてしまうんですよね。


2. 趣味なら「釣れなくても楽しい」でOK。でも営業は違う

私の釣りパートナーは妻なのですが、彼女は「結果」よりも「過程」重視派。

「釣れなくても、近所の山下公園で気軽にできるのがいいんだよね」と、楽しそうに言います。

正直、私はちょっと釣果も求めたいタイプなので、「あそこ釣れないらしいよ?」なんて言いながらも付き合ってます。笑

たしかに、趣味なら「楽しい」が正義です。
釣れたらラッキー。釣れなくても海を見て癒される。

でも、これが営業だったらどうでしょう?

「釣れない場所でも楽しかったです〜」じゃ、済みませんよね。


3. 営業は、「魚がいる場所」でやらなきゃ意味がない

営業でありがちなのが、「なんとなく発信」「とりあえず動く」タイプの行動。

でも、見込み客がいない場所でいくら頑張っても、やっぱり成果にはつながらないんです。

  • SNSで発信してるけど、誰にも届いていない

  • 見せるべき人じゃない相手に営業してる

  • 自分が届けたい人がいない場所でイベントを開いてる

これって、釣りで言えば「魚がいない堤防でずっと竿を出してる」ようなもの。

もちろん経験にはなります。でも、結果がほしいなら場所選びが何より大事です。


4. 大切なのは「どこに魚がいるか」を知ること

釣りをする人はみんな、「今日はどこで釣れてるのか?」を調べてから動きます。

潮の流れ、天気、釣果情報、近くの釣具屋さんの話。
いろんな情報を仕入れて、「釣れる確率の高い場所」に行くんですよね。

営業もまったく同じです。

  • 見込み客はどこに集まっている?

  • どんな媒体を使ってる?

  • どんな言葉で検索してる?

  • どんな悩みを抱えている?

ここを知らずに営業しても、「いない場所で釣りをしてる」のと同じです。


5. ターゲティングがぼやけていると、全部がぼやける

「うちの商品、誰にでも役立つと思うんです」

という声、よく聞きます。

たしかに間違ってはいません。
でも、「誰にでも届くように」と考えて設計したメッセージって、結局「誰にも刺さらない」ものになりがちです。

釣りでいうなら、「全種類の魚に効くエサです」って言ってるようなもの。

それって便利そうに見えて、実は誰も食いつかない。

営業でも同じで、明確に「誰に届けたいか」を決めないと、言葉も行動もブレてしまうんです。


6. 成果を出す人は、「釣れる場所」に集中している

営業で成果を出す人たちは、偶然売れているわけではありません。

  • 見込み客が集まるコミュニティを把握している

  • 検索ニーズのある言葉を自然に使っている

  • 適切なSNSを選んで発信している

これって、全部「どこで魚が釣れているか」を知っているからこそできることなんです。

つまり、成果が出ている人は、戦略的に釣れる場所で釣りをしているということ。


7. あなたの見込み客は、どこにいますか?

ここで、あらためて考えてみてください。

あなたが届けたいのは、誰ですか?
その人たちは、どこに集まっていますか?

この2つの問いにちゃんと答えられると、営業や発信の内容が劇的に変わってきます。

たとえば、InstagramよりもYouTubeのほうが合っているかもしれませんし、オフラインでの紹介営業のほうが効率がいいかもしれません。

「とりあえず全部やる」ではなく、確率の高いところに集中することが大事なんです。


8. ターゲットが明確になると、言葉が刺さる

不思議なことに、ターゲットを明確にすると、「言葉の力」も変わります。

たとえば、

「忙しい方におすすめの健康食品です」

よりも、

「在宅ワークで肩こりがつらい30代女性に向けた、1日1粒のリラックスサプリ」

のほうが、グッと刺さりませんか?

この違いを生むのは、「誰に届けるか?」の解像度です。

魚の種類によって、使うエサが違うように、届けたい相手が見えていると、言葉が自然と変わるんですよね。


9. まとめ:「釣れる場所で釣ろう」

最後に、今日の話をまとめます。

  • 魚のいない場所で釣りをしても釣れないのは当たり前

  • 営業や集客も同じ。「見込み客がいない場所」での行動は成果につながらない

  • ターゲットを明確にすることで、発信も営業も効果が上がる

  • 釣れる場所=見込み客が集まっている場所に集中することが大事

  • ターゲットに合わせて言葉を変えると、行動が変わり、成果も変わる

もし今、頑張ってるのに手応えがないなあ…と感じているなら、いったん「場所」や「相手」を見直してみるのもアリです。

釣りも営業も、焦らず、確実に「釣れる場所」で。

一歩踏み出すヒントになれば嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!


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