コラムCOLUMN
なぜ今、ビジョンが必要なのか?
こんにちは、安井です。
今日は「なぜ今、ビジョンが必要なのか?」というテーマで書いていきたいと思います。
最近、いろんな企業の方とお話しする中で、共通する“ある感覚”に触れることが増えてきました。それは、経営者もリーダーもメンバーも、口には出さないけれど、内側でずっとくすぶっている、そんな迷いのようなものです。
たとえばこんな声——
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「どうなりたいかって言われても…今がそれなりに続けばいいかなって」
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「もう、とにかく毎日こなすだけで精一杯です」
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「何を軸に考えればいいか分からない」
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「そもそも会社の方向性がよく見えない」
うんうん、分かる…という方、いませんか?
もし、ひとつでも当てはまる感覚があるなら、ここで一度立ち止まって考えてみる価値があると思うんです。
目次
- 1. 変化の速さに、心が置いてけぼりになっていませんか?
- 2. “自分らしさ”が埋もれていく瞬間
- 3. ビジョンは「自分なりの羅針盤」
- 4. ビジョンがあると、選択が変わる
- 5. 「ビジョンって難しい…」と思っていませんか?
- 6. 次回は「ビジョンの描き方」をご紹介します!
1. 変化の速さに、心が置いてけぼりになっていませんか?
今って本当に、変化のスピードが尋常じゃない時代ですよね。
昨日まで当たり前だったやり方が、今日はもう通用しなくなる。
3年かけて導入したシステムが、半年で「時代遅れ」なんて言われる。
そんなこと、全然珍しくありません。
だからこそ、「周囲に合わせること」「流れに乗ること」は、ある意味で賢いやり方でもあります。
でも、それだけを続けていると、ふとした瞬間に、自分がどこに向かっているのか分からなくなってしまうんです。
なんとなく前に進んでる気はする。でも、目的地が見えない。
そんな状態って、ちょっと怖くないですか?
2. “自分らしさ”が埋もれていく瞬間
本来、私たちにはそれぞれ、「こうしたい」「こうありたい」という価値観や願いがあるはずです。
でも、日々の忙しさの中で、こんな言葉が頭をよぎることはないでしょうか?
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「とりあえず、これをやっておけば無難かな」
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「昔からこうやってきたし…」
-
「会社だし、仕方ないよね」
こうした“外からの基準”で動く時間が増えていくと、気づかぬうちに、自分の「らしさ」が置き去りになっていきます。
しかも、それが大きなストレスとして表面化することは少ない。
日々はそれなりにこなせてしまうからです。
でも、どこかで感じるんです。
「なんだか楽しくないな」とか「このままでいいのかな」という違和感を。
それが、自分の“軸”を見失っているサインかもしれません。
3. ビジョンは「自分なりの羅針盤」
そんな時こそ、必要なのがビジョンです。
ここでいうビジョンとは、「会社の経営理念」みたいなカッコいいものじゃなくていいんです。
もっとパーソナルで、自分らしい「方向性」のこと。
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自分はどこに向かっていきたいのか?
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どんな状態を「幸せ」や「成功」と感じるのか?
この問いに、自分なりの言葉で答えてみること。
それが“ビジョンを描く”ということです。
ポイントは、「自分なりの言葉」であること。
たとえば、「社会に貢献したい」ではなく、
「地域のおばあちゃんに“ありがとう”って言ってもらえる仕事がしたい」
みたいな、自分だけがしっくりくる表現を持つこと。
そうでなければ、ただのスローガンになってしまいます。
4. ビジョンがあると、選択が変わる
ビジョンを持つと、日々の判断や行動が変わります。
たとえば、同じタスクをやっていたとしても、
「会社に言われたからやる」のか、
「自分が目指すものに近づくためにやる」のかで、気持ちの入り方はまるで違います。
目的があることで、行動に意味が生まれる。
そして、その意味がやりがいにつながっていきます。
不思議なもので、やりがいを感じられる人ほど、周囲との関係性も良好になっていくんですよね。
結果的に、チームの雰囲気がよくなる。
離職も減る。
会社全体が前向きになる。
つまり、ビジョンは個人だけでなく、組織全体の健やかさにもつながっているんです。
5. 「ビジョンって難しい…」と思っていませんか?
ここまで読んで、「うん、ビジョンって大事なのは分かった。でも…どうやって見つけるの?」って思った方もいるかもしれません。
はい、それ、正しい反応です。
ビジョンを描くって、簡単じゃないです。
正直、時間もかかりますし、すぐに答えが出るものでもありません。
でも、だからこそ、向き合う意味があるんです。
「自分と会話する時間を持つ」だけでも、確実に変化は始まります。
6. 次回は「ビジョンの描き方」をご紹介します!
ということで、今日は「なぜ今ビジョンが必要なのか?」について、お話ししてきました。
-
外からの基準だけで動いていると、いつか“らしさ”を見失ってしまう
-
自分なりの言葉で描いたビジョンは、日々の行動を意味あるものに変える
-
ビジョンを持つことは、個人にも、チームにも、大きな影響を与える
とはいえ、「どうやってビジョンを描くの?」という疑問は残りますよね。
次回は、そこにしっかりとお答えします!
「あなただけのビジョン」を描くための、具体的なステップや問いかけ方を、じっくりお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!
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