コラムCOLUMN
自分ひとりで限界を感じたことありませんか?
こんにちは、安井です。
今日は「自分ひとりで限界を感じたことありませんか?」というテーマで、ちょっと深掘りしてみたいと思います。
よく「まずは自分自身と向き合いましょう」とか「自分のビジョンを描くことが大事です」って言われますよね。もちろん、それってすごく大切なことです。でも、いざ一人でやってみると……
「あれ、何も出てこない……」
そんな風に、手が止まってしまった経験、ありませんか?
実は、それってあなただけじゃないんです。
目次
- ① 自己理解って、意外と難しい
- ② 曖昧なモヤモヤの正体
- ③ 「問い」があるだけで、世界が変わる
- ④ コーチングの本当の価値
- ⑤ 一人で限界を感じたら、それは“変化の予兆”
- ⑥ というわけで、まとめます
① 自己理解って、意外と難しい
「自己理解」って、今や就活でも転職でも、セルフマネジメントでも超重要視されているキーワードです。
でも実際には、この自己理解ってものすごく難しい作業なんですよね。なぜかというと――
人は、自分の“見たいものしか見ない”からです。
これ、心理学の分野でもしっかり研究されている事実なんですけど、自分の心の中を覗こうとしたとき、無意識に「見たくないもの」には目をつぶっちゃうんですね。
たとえば、
-
過去のトラウマ
-
失敗した記憶
-
誰にも言えない後悔
こういう“ちょっと痛い感情”って、つい避けちゃいませんか?
まるで冷蔵庫の奥にある、いつか使う予定だった調味料みたいに、存在は知ってるけど開けたくない。
それが、自己理解の限界を生んでしまうんです。
② 曖昧なモヤモヤの正体
そして、限界を感じたときに出てくるのが、「モヤモヤ」というやつです。
これ、厄介ですよね。
何か不安。でも、何が不安かわからない。
やる気はある。でも、動けない。
この状態、本当につらいと思います。
私のクライアントさんでも、最初のセッションでよく言われるのが、
「やる気はあるんですけど、何から始めていいかわからなくて……」
って言葉です。
その原因って、ズバリ「問いがない」ことなんです。
③ 「問い」があるだけで、世界が変わる
ここでお伝えしたいのは、「良質な問い」があるだけで、見える世界がガラリと変わるということです。
自分ひとりで考えているときは、視野がどうしても内向きになりますよね。
だけど、誰かからの問いかけが入った瞬間、視野がふわっと広がる。
たとえば、こんな質問をされたらどうでしょう?
-
「最近、本当に楽しかった瞬間っていつですか?」
-
「誰かに嫉妬した経験ってありますか?」
-
「それって、本当にあなたが望んでいることですか?」
これ、ただの質問のように見えて、実は「視点を変えるきっかけ」になるんです。
「え、そこ聞くの?」
「うわ、それ考えたくないな……」
「たしかに、そこにヒントがあるかも」
――そんな風に、自分の内面がちょっとずつ動き出す。
この小さな揺らぎが、大きな変化の種になるんです。
④ コーチングの本当の価値
こうした“問い”を通して、思考の整理を手伝ってくれる存在が「コーチ」です。
コーチって、何かすごいアドバイスをしてくれる人って思われがちなんですけど、実は違います。
コーチの本質的な役割は、あなたの中にある「答え」を引き出すこと。
答えは、すでにあなたの中にある。
でも、それに気づけていないだけなんです。
だからこそ、誰かと一緒に「問い」を重ねていくことで、自分の想いが少しずつ言葉になっていくんです。
たとえるなら、土の中に眠っている宝石を一緒に探すようなもの。
コーチはスコップを持って、あなたの横で掘り進めてくれる相棒なんですね。
⑤ 一人で限界を感じたら、それは“変化の予兆”
ここまで読んでくださったあなたに、そっとお伝えしたいことがあります。
もし今、あなたが「限界かも」と感じているなら――
それは、悪いことじゃありません。
むしろ、「変化のサイン」です。
自分だけで抱え込んで、モヤモヤして、ぐるぐるしてしまうときって、たいてい何かが変わろうとしている証拠なんです。
「一人で頑張らなきゃいけない」と思っている人ほど、誰かに頼ることが苦手だったりします。
でも、ちょっとだけ勇気を出して、問いを投げかけてもらうことで、世界の見え方がガラッと変わることもあるんですよ。
⑥ というわけで、まとめます
今日は「自分ひとりで限界を感じる理由」と、それを超えるための「問いの力」についてお話ししてきました。
ポイントをおさらいすると:
-
人は「見たいもの」しか見ない性質がある
-
無意識に避けている感情が、自己理解を難しくする
-
第三者の問いは、視野を広げる魔法のスイッチになる
-
コーチは“答えを与える人”ではなく、“答えを引き出す人”
-
限界を感じたときこそ、成長のきっかけがある
だからこそ、もしあなたが今、立ち止まっているなら。
その場所から一歩踏み出すために、“問い”という道具を使ってみてください。
次回は、実際に私がこれまで出会ってきた「心を動かす問い」の中から、いくつかご紹介したいと思いますので、ぜひお楽しみに!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!
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