コラムCOLUMN
女性を育てる「強みを見抜き伸ばす」
こんにちは、安井です。
今日は「苦手よりも強みに目を向ける」というテーマでお話ししたいと思います。特に女性の営業スタッフを育てるときに、リーダーがやってしまいがちなポイントを切り口にしてみますね。
営業の現場では「弱点を直そう」という指導がとてもよく行われます。もちろん改善は大切ですし、弱点を放置していいという話ではありません。ただし、本当に成果を出したいなら、まずは“強み”に注目することが大切だと感じています。
目次
- ①「弱点を直せば伸びる」という思い込み
- ②強みが自信を育てる
- ③リーダーの役割は“鏡”になること
- ④強みを伸ばすから成果が出る
- ⑤チームの中に必ずある“光る部分”
- ⑥まとめ:強みを見ることで心も成果も前向きに
①「弱点を直せば伸びる」という思い込み
よくあるアドバイスに「苦手を克服しなさい」というものがあります。学校の勉強でもそうでしたよね。数学が苦手ならひたすら補習、英語ができないなら単語テスト増量。
確かに基礎を固める意味では有効なのですが、営業の現場では少し事情が違います。なぜなら、成果に直結するのは“その人が活かせる強み”だからです。
弱点ばかり見ていると、「自分はダメだな」と感じてしまいやすいです。人間って、苦手なことを注意され続けると、前向きになるよりも縮こまってしまうんですよね。
②強みが自信を育てる
逆に、強みを認められるとどうでしょうか?とてもシンプルですが、やっぱり嬉しいです。そして「もっと伸ばしたい」という気持ちが自然に湧きます。
例えば、お客様の話をじっくり聞けるスタッフには「傾聴ができているね」と伝える。関係づくりが上手なスタッフには「相手が安心して話していたよ」と承認する。こうした一言が積み重なって、気づけば大きな自信になっていきます。
私自身も昔、上司に「話を分かりやすく伝えるのが上手だね」と言われたことがありました。当時は自分の説明なんて特別だと思っていなかったのですが、言われて初めて「それが強みなのか」と気づいたんです。そこから自信を持ってプレゼンに臨めるようになりました。
③リーダーの役割は“鏡”になること
とはいえ、自分の強みは案外、自分では気づけないものです。魚が水の中にいることを意識しないのと同じように、当たり前にやっていることほど強みだと気づきません。
だからこそ、リーダーが“鏡”になる必要があります。相手をよく観察して、「あなたの強みはここだよ」と具体的に伝えるのです。それは決して大げさでなくて大丈夫です。「さっきの質問の仕方、すごく相手の本音を引き出していたよ」くらいの具体性で十分です。
この「言葉での承認」が、次の行動の原動力になります。強みを見つけてもらえると、人は「じゃあ、もっと活かしてみよう」と自然に前向きになるからです。
④強みを伸ばすから成果が出る
弱点を埋めることよりも、強みを伸ばす方が成果は早く出ます。これは私自身がチームを見ていても強く感じることです。
強みを発揮してイキイキと働いている人は、弱点に対しても前向きに取り組めるんです。「ここは苦手だけど、まあ仕方ない。でも得意を活かせば大丈夫」と思えるようになります。
逆に、弱点ばかり突かれると「自分にはできないことだらけだ」と思ってしまい、強みすら発揮できなくなってしまいます。まさに悪循環です。
⑤チームの中に必ずある“光る部分”
リーダーとして大切なのは、チームの中の強みに気づいてあげることです。強みは必ず誰にでもあります。小さなことで構いません。「お客様の名前を覚えるのが早い」とか「メールの返信が丁寧」とかでも十分な強みです。
その小さな強みをスルーしてしまうのか、それとも「もっと知ろう」と意識するのか。その差が、数か月後、数年後には大きな違いになって返ってきます。
⑥まとめ:強みを見ることで心も成果も前向きに
苦手を直すことはもちろん必要ですが、そればかりでは前に進みにくいです。まずは強みを見つけて、認めてあげる。そこから自信が生まれ、成果につながります。
そしてリーダーは“鏡”として、相手に自分の強みを映してあげる役割があります。あなたのチームにも必ず強みを持った人がいるはずです。その強みをどう扱うかで、組織の未来は変わります。
というわけで、「苦手よりも強みに目を向ける」。これは女性の営業スタッフに限らず、誰にでも当てはまる大事な考え方だと思います。ぜひ、今日から意識してみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!
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