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“協会”だけど、ちょっと違う──私たちが目指す“つながり”のかたち

こんにちは、安井です。
今日は「一般的な“協会”のイメージ」と、私たちの協会が目指している姿の違いについて書いてみたいと思います。
協会と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは「資格」「講師」「同じカリキュラム」といったキーワードではないでしょうか。
「決まった内容を学び、それを人に伝える人を育てる」──そんなイメージです。
もちろん、それはそれで大切な仕組みだと思います。
けれど、私たちが目指しているのは、もう少し柔らかく、もう少し“人間味のある”協会です。
いや、冷静に言うと──かなり違うのかもしれません。
目次
- 1. 協会とは“教える場”ではなく、“生かす場”
- 2. あなたの専門分野 × 質問型コミュニケーション
- 3. 深く質問できる人が、世界を広げる
- 4. “リーダー”とは、誰かを導く人ではない
- 5. 協会は、“共に生きる場”
- 6. 質問が、人生を深くしていく
- 7. おわりに──“協会”という言葉をもう一度見つめ直す
1. 協会とは“教える場”ではなく、“生かす場”
一般的な協会では、「同じ内容を教える人を増やす」ことを目的にしているケースが多いです。
体系立てたカリキュラムを作り、それを講師が全国に広めていく。
効率的で、再現性が高く、ビジネスとしてもわかりやすいモデルです。
でも、私たちの協会が大切にしているのは、まったく別の発想です。
「同じ型を教える」よりも、「あなた自身の現場や分野で、その学びをどう活かすか」という視点を重視しています。
たとえば、質問型コミュニケーション。
これは単なる“質問のスキル”ではありません。
相手の思考や感情を引き出し、可能性を広げるための“関わり方の力”です。
この力を「教育」「医療」「福祉」「営業」「人材育成」など、それぞれの現場に合わせて使っていく。
つまり、同じ理論を共有しながらも、“活かし方”は人それぞれでいい。
これこそが、私たちの協会の根っこにある考え方です。
2. あなたの専門分野 × 質問型コミュニケーション
質問型コミュニケーションを「誰でも同じように教えるもの」と考えると、どうしても“型”に縛られてしまいます。
でも、私たちはそこにあえて自由度を持たせたいのです。
なぜなら、「質問」という行為は、あなたが関わる“人”や“現場”によって、意味が変わるからです。
たとえば、教育現場では「子どもの考える力を育てる質問」が求められます。
医療や福祉の分野では、「相手の気持ちを尊重しながら、安心して話せる場をつくる質問」が必要です。
営業なら、「お客様が本当に欲している価値を見抜く質問」が重要になります。
どの分野にも“正解の型”は存在しません。
質問型コミュニケーションは、あなた自身の経験や専門性に溶け込み、そこで初めて力を発揮します。
ですから、私たちの協会は「同じ型を伝える場」ではなく、「あなたの強みを引き出す場」でありたいと思っています。
3. 深く質問できる人が、世界を広げる
質問型コミュニケーションを学ぶとき、つい「相手にどう質問するか」に意識が向きがちです。
でも、実は一番大切なのは「自分自身への質問」なんです。
どんなに良い質問をしても、自分の内側が見えていなければ、言葉はどこか薄っぺらく響きます。
だからこそ、まずは自分に対して深く問いかけることが必要になります。
「今、自分は何を感じているのか?」
「この選択は、自分にとって“快”なのか“不快”なのか?」
「私はなぜ、これにこだわっているのか?」
「本当に目指したい姿はどんなものなのか?」
こうした質問を自分に投げかけ続けられる人こそ、他者に対しても本質的な質問ができるようになります。
自分を深く理解している人は、相手の言葉の奥にある感情や背景を感じ取ることができるからです。
つまり、「質問力を高めること」は、「自己理解を深めること」とつながっているのです。
4. “リーダー”とは、誰かを導く人ではない
私たちは「リーダーシップ」という言葉を、少し違う角度から見ています。
多くの人は“リーダー=人を引っ張る人”と考えますが、私たちが考えるリーダーとは“共に歩む人”です。
相手の意見を尊重しながら、自分の意見も素直に出す。
上下関係ではなく、対話関係を築いていく。
その姿勢こそが、信頼されるリーダーの条件だと思うのです。
リーダーは、完璧である必要なんてありません。
むしろ、自分の弱さを認め、他者と支え合いながら進んでいく。
そういう人が、本当の意味でチームを前に進めていくのです。
質問型コミュニケーションが育てるのは、そんな「寄り添うリーダー」です。
人を導くよりも、“人と一緒に考える”ことを大切にするリーダー。
それが、私たちが思い描く「リーダー像」です。
5. 協会は、“共に生きる場”
そして、そんなリーダーたちが集まり、支え合いながら学び合う場所。
それが、私たちの協会です。
「協会」という言葉には、どこか堅苦しい印象がありますよね。
でも、私たちが目指すのは、もっと温かく、もっと人間的なつながりのあるコミュニティです。
メンバー同士が有機的につながり、互いの成長を喜び合い、時には支え合う。
一人ではたどり着けない景色を、仲間と一緒に見に行く。
そんな関係性を大切にしています。
ここで大切にしているのは、“同じ型を教えること”ではなく、“違いを尊重すること”。
誰かの正解をなぞるよりも、「あなたの中にある答え」を一緒に見つけていくこと。
だからこそ、私たちは「協会らしくない協会」であり続けたいのです。
6. 質問が、人生を深くしていく
最後に、私自身が思うことを少しだけ。
質問型コミュニケーションを学ぶことで、一番変わったのは「人との関係性」ではなく、「自分との関係性」でした。
自分の気持ちに素直になれたり、うまくいかないときに自分を責めすぎなくなったり。
質問を通して、自分を理解する力がついてきたように感じます。
つまり、“深く生きる力”を育ててくれるのが質問なんです。
どんなに忙しい日々の中でも、
「今、自分は何を感じているんだろう?」と問いかけてみる。
それだけで、少しだけ世界がやわらかく見えてくるはずです。
7. おわりに──“協会”という言葉をもう一度見つめ直す
「協会」というと、どうしても“学ぶ場所”“教える場所”という印象があります。
でも、私たちはそれを“共に生きる場所”にしたいと思っています。
それぞれが自分の分野で輝きながら、他のメンバーの挑戦を応援し合う。
同じ理念を持ちながらも、表現の仕方は人それぞれ。
そんな多様性があるからこそ、協会という形が豊かになっていくのです。
というわけで──
私たちはこれからも、「協会らしくない協会」であり続けたいと思っています。
型にはまらず、でも芯はしっかりと。
お互いを信じ合い、支え合いながら前へ進む。
それが、私たちの理想のかたちです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!
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