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リーダーは弱さを見せていいのか?──信頼を育てる“強さと素直さ”

こんにちは、安井です。
今日は「弱さを見せないリーダーの美学」について、ゆるっと、しかし深めに書いてみたいと思います。
「リーダーは弱さを見せてはいけない」
そんな信念を持ってがんばっている方って、本当に多いです。
そして…ものすごく立派です。いや本当に。
ただ、立派だからこそ抱えやすい“落とし穴”もあるんですよね。
今日はそのあたりを、あなたと一緒に丁寧にほどいていきたいと思います。
目次
- 1. “弱さを見せないリーダー像”って本当に正義なのか?
- 2. ため込みすぎる“強さ”が、生むリスク
- 3. “弱さを見せる=頼りない”ではない話
- 4. 強さと素直さの“ちょうどいい塩梅”はどこにあるのか?
- 5. “弱くていい強さ”が、チームの信頼をつくる
1. “弱さを見せないリーダー像”って本当に正義なのか?
「リーダーは強くあるべきだ」
これは、ほぼ“常識”のように語られてきた考え方です。
たしかに、感情を乱さずにチームの前に立つ姿はかっこいいですし、
「頼れるな〜」と思ってもらえるメリットもあります。
ただ、これって裏を返すと、
「弱音を吐いた瞬間に信頼が落ちるんじゃないか…」
と、いつも自分にプレッシャーをかけ続ける状態でもあります。
これ、けっこうしんどいです。
あなたも、そう感じたことがあるのではないでしょうか。
そしてもうひとつ。
“弱さを見せないこと=チームのため”だと考えている方ほど、
無意識に「自分を後回し」にしてしまうことがあります。
一見、立派な姿勢ですが、
これはリーダー自身の心の健康にも深く影響してしまいます。
2. ため込みすぎる“強さ”が、生むリスク
ここで問題になるのが、「ため込み」です。
メンバーへの気遣いのため、
言いたいことを飲み込み、
不安を抱えても表に出さず、
とにかく“強くある”ことを維持し続ける。
これ自体は本当にすばらしいことです。
でも、人は感情の生き物です。
ため込んだ感情が積もった先には、
どうしても“どこかで溢れる瞬間”が来てしまいます。
これは例えるなら、
見た目はきれいに片づいてるけど、
クローゼットの奥に荷物を詰め込み続けるようなものです。
普段は平気でも、ある日ドアを開けた瞬間に全部落ちてくる、みたいなやつです。
そして、その「一度の爆発」が、
メンバーに強烈な印象を残してしまうことがあります。
普段どれだけ穏やかで、どれだけ優しくても、
たった一度の“予期せぬ怒り”の方が強く残る。
これが人間なんですよね。
その結果、
「なんか最近話しかけづらくなった」
「本音を言わない方がいいのかな…」
そんな空気がチームに広がり、
本来の良好な関係が薄れてしまうこともあるのです。
3. “弱さを見せる=頼りない”ではない話
では、どうすればいいのか?
よくあるアドバイスに、
「もっと弱さを見せた方がいい」というものがあります。
これは正しいようで、ちょっと危うさもあります。
なぜなら、弱さを出しすぎると、
もちろんメンバーは不安になります。
・毎日ため息だらけ
・愚痴が多い
・責任を放棄するように見える
こんな状態だと、メンバーは頼りなく感じてしまいます。
リーダーが困っているのを見るのは、メンバーもつらいものです。
だからと言って、
「じゃあやっぱり弱さを見せるべきじゃない」
と振り戻してしまうのも、また極端です。
大切なのは、
弱さを見せる=信頼を預ける行為
という視点です。
自分の本音を少し見せるのは、
相手を信頼していなければできないことです。
そして、信頼を預けられた側の人間は、
「自分はこのチームに必要とされているんだ」
と自然に感じます。
これは、強制された「頑張ってね」ではなく、
自発的な関わりや、前向きな姿勢につながります。
4. 強さと素直さの“ちょうどいい塩梅”はどこにあるのか?
では、どうやってこのバランスを取ればいいのか?
結論から言うと、
“中間を狙う”必要はありません。
大切なのは、
強さも素直さも、どちらもあなたの大切な個性だと理解することです。
そのうえで、
「今の自分はどちらに偏っているだろう?」
と自分に問いかける癖をつけることです。
たとえば……
・最近、抱えてる不安を誰にも言えていない気がする
・我慢しすぎて、表情が固くなっていないか
・メンバーに対して建前が続いていないか
・逆に弱音ばかりで周囲を疲れさせていないか
こういう“小さな質問”が、
あなた自身の心の調整装置になります。
リーダーが自分の感情に敏感であるほど、
チームは自然に安心します。
「この人はちゃんと自分を整えてくれる人なんだ」
と肌で感じとれるからです。
5. “弱くていい強さ”が、チームの信頼をつくる
というわけで、
弱さを出すことも、出さないことも、
どちらもリーダーの美学です。
ただひとつだけ言えることは、
弱さを見せない完璧なリーダー像は、努力すればするほど孤独になりやすい
ということです。
完璧を追い求めすぎると、
周りは「この人は何でもできる」と思い、
逆に関わりづらくなります。
でも、あなたが少しだけ素直になることで、
「自分が支えてもいいんだ」
とメンバーは感じます。
強さと素直さが混ざり合うと、
チームには“安心して話せる雰囲気”が生まれます。
これは、リーダーの器が小さくなるわけではなく、
むしろリーダーとしての深さが増していく瞬間です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!
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