コラムCOLUMN
「1年間の振り返り」と「新年の目標を“ちゃんと具体化する”って?」

こんにちは、安井です。
今日は「1年間の振り返り」と「新年の目標を“ちゃんと具体化する”ってどういうこと?」というテーマで書いていきたいと思います。
毎年、年末になると同じような気持ちの人、きっと多いですよね。
「今年こそ何か変えたかったのに、気づけばまた同じ一年だった気がするんだけど…?」
こんなモヤっとした感覚、ぼくも何度もあります。
でも、この “なんとなくの振り返り” と “なんとなくの目標設定” が、じわじわと自分の行動を止めてしまうことがあるんです。
今日はそのあたりを、できるだけ軽やかに、でもちゃんと役に立つ形でお話ししていきます。
目次
- ① 「振り返りが大事」は知ってるけど…という悩み
- ② 「振り返りはイベントじゃなくて“反応”を見るもの」という視点
- ③ 目標設定がいつもざっくりしてしまう理由
- ④ とはいえ、具体化しすぎると苦しくなる問題
- ⑤ 「未来の自分が“選びやすくなる”ための具体化」がちょうどいい
- ⑥ 「感情」を具体化すると目標が自然に形になる
- ⑦ というわけで、まとめ(ゆるめ)
① 「振り返りが大事」は知ってるけど…という悩み
よく言われますよね。
「一年を振り返って、改善点を洗い出しましょう!」
もちろん間違ってはいません。むしろ王道です。
でも、実際には多くの人がこんなことでつまずきやすいです。
-
振り返るほどの出来事が思い出せない
-
書き出しても「まあ頑張った」で終わってしまう
-
改善点までたどり着かず、なんかモヤモヤする
これ、全然めずらしくありません。
日常って、そんなに派手なイベントばかり起こらないですからね。
ぼくも以前は、ノートを開いて5分も経たないうちに「うーん…」と固まっていました。
その気持ち、とても自然です。
② 「振り返りはイベントじゃなくて“反応”を見るもの」という視点
とはいえ、そこで諦めてしまうともったいないです。
振り返りがうまくいかない理由のひとつは「出来事」に注目しすぎてしまうからだと思っています。
出来事ではなく“大事なのは反応”です。
たとえば:
-
仕事で忙しい時期に「イラッ」とした
-
新しい場所に行くのが少し不安だった
-
人に褒められた時に、素直に喜べなかった
-
朝早く起きられた時は気分が良かった
こういう、細かい反応の積み重ねのほうが性格や習慣に直結します。
出来事が思い出せなくても、反応なら思い出せることが多いんです。
家の玄関で靴下を履こうとしてバランスを崩して「ちょっとイラッ」とした――こういうのですら、振り返りの材料になります。
小さいけど、その瞬間の反応は“今の自分”が出ます。
③ 目標設定がいつもざっくりしてしまう理由
振り返りがふわっとしていると、目標設定もふわっとしがちです。
たとえば:
-
「来年こそ貯金する!」
-
「もっと健康的な生活をする!」
-
「仕事のスキルを上げる!」
よく聞くし、つい言っちゃいますよね。
でもこれ、悪いわけではありません。ただ、抽象度が高すぎるんです。
抽象度が高いと「今日なにすればいいの?」が分かりません。
結果、動けない。
“悪いクセ”というより、単純に道筋が見えないだけなんです。
これはぼく自身も痛いほど経験しています。
「今年は余裕を持った生活をします!」と言いながら、毎朝ギリギリまで寝てバタバタしていた時期がありました。
目標が曖昧だと、行動は変わらないという典型例です。
④ とはいえ、具体化しすぎると苦しくなる問題
ここでよくあるアドバイスが「SMARTゴールにしよう」というものです。
SMARTとは、ものすごくざっくり言うと“ちゃんと測定できる具体的な目標にしましょう”という考え方です。
ただ、これを真面目にやりすぎると苦しくなります。
「月に○万円貯金して、毎日○分運動して、毎週○冊本を読んで…」
もう数字のオンパレードです。
頑張るのが得意な人ならいいですが、多くの人は息苦しくなります。
目標って、本来は人生を良くするためのものなのに、逆に縛られてしまうんですよね。
これでは本末転倒です。
⑤ 「未来の自分が“選びやすくなる”ための具体化」がちょうどいい
では、どうすればいいのか。
ぼくは「行動を細かく管理するための具体化」ではなく、
“未来の自分が選びやすくなるための具体化” がちょうどいいと考えています。
どういうことかというと――
たとえば「健康的な生活をしたい」という目標があったとします。
ここで具体化するとしたら、
-
夜にコンビニで買うものを“飲み物だけ”にする日を週2日つくる
-
朝に体を伸ばす2分のストレッチだけはやる
-
ランチを選ぶとき「揚げ物以外」の選択肢を一度は見る
こんな感じです。
これくらいのゆるさなら、未来の自分も「まあ、やるか」と受け止めやすくなります。
つまり、選択が“楽”になるんです。
目標を達成するとは、意志の力で突破することではなく
“選択のしやすさを整える”ことなんだと思います。
⑥ 「感情」を具体化すると目標が自然に形になる
さらにもう一歩踏み込むと、
「どうしたいか」より「どう感じたいか」を具体化する のも効果的です。
たとえば、
-
朝のバタバタを減らして“落ち着いて出かけたい”
-
仕事に追われる感覚ではなく“コントロールしてる感じが欲しい”
-
貯金ではなく“お金の不安に振り回されたくない”
こうした“感情の方向性”を明確にすると、行動が自然に出てきます。
たとえば「落ち着いて出かけたい」なら
-
5分早く家を出る
-
前の日にカバンだけ準備しておく
小さな行動が出てきます。
このプロセスは、とても軽やかです。
義務感で動くのではなく、「こうしたら楽かもな」ぐらいの温度感になります。
⑦ というわけで、まとめ(ゆるめ)
というわけで、今日の話を軽くまとめるとこんな感じになります。
-
振り返りは【出来事より反応】を見たほうが役に立つ
-
目標は【行動を縛るため】ではなく【未来の選択を楽にするため】に具体化するとちょうどいい
-
「どうしたい?」だけでなく「どう感じたい?」のほうが方向性がブレにくい
一年の節目って、気持ちを切り替えるいいタイミングです。
ただ、気合いを入れすぎると長続きしないので、
“自分が楽になるほう”を優先してみてもいいと思います。
今年のあなたの反応はどうでしたか?
来年、どんな感情を増やしたいですか?
その小さな問いが、ゆるくて強い目標につながります。
そんなまとめから、ご案内です!
振り返りは12月20日(土)13:00~17:00
目標設定は1月11日(日)10:00~15:00
で開催します。
両日でも、単日でもご参加いただけます。
「振り返りたいけどどうすればいいかよくわからない」
「目標設定をしっかりしたい!」
納得できる振り返り&目標設定ができるはずです!
ご参加お待ちしております😊
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!
この記事がよかった!わかる!やってみよう!と思ったら、シェアしてもらえると嬉しいです!
<新時代のリーダーに必要な「人を活かし、伸ばす」

次回は、12月13日(土)10:00~11:30
売上が伸びない、安定しない
優秀な人材の確保が難しい、すぐに離職してしまう
メンバーが主体的に動かない、指示待ちの状態が続く
相談できる相手がいない、経営やリーダー業務が孤独に感じる
チームに一体感がなく、成果がなかなか上がらない
そんな方はぜひご参加ください。
セミナー参加者には 「1on1実践ワークシート」 をプレゼント!
個別相談セッション(希望者限定)
<お客様との距離が自然と深まる、質問型コミュニケーションセミナー>

次回は、12月20日(土)10:00~12:00
お客様と話していて、こんな風に感じたことはありませんか?
-
-
- 話は盛り上がるのに、なぜかその後につながらない
- 信頼関係を築きたいのに、何をどう聞いていいかわからない
- リピートや紹介がもっと増えたらいいのに…
-
そんな“あと一歩”の壁を超える鍵が、「質問のしかた」にあります。
質問型コミュニケーションとは、 相手の本音や想いを自然に引き出し、信頼関係を築きながら対話を深めていく技術。
この体験セミナーでは、そのエッセンスを120分で体感していただきます。
<質問型コミュニケーション協会の講座情報!>
新年度がスタート!このタイミングで
「今年こそ、関わり方を見直したい」
「チームの力を底上げしたい」
と思っている方へ、目的別の講座をご用意しています。
「自然と選ばれ、関係性が深まる“質問のコツ”は?」
質問型コミュニケーションセミナー
「売り込まずに選ばれる自分になりたい」
質問型コミュニケーション実践マスター講座
質問型の基礎をしっかり身につける人気講座です。
「チームや人材育成に活かしたい」という方には
新時代のリーダーに必要な「人を活かし、伸ばす」
新質問型リーダーシップ講座
チームビルディング力養成講座(
リーダーとして求められる“対話の技術”を、構造から学べます。
また、「自分自身の軸を整えたい」「
という方には、
セルフコミュニケーション講座
「気になるけど、どれが自分に合ってるか分からない…」
そんな方は、お問い合わせよりご連絡ください。
あなたにぴったりの学び方をご案内します。
こちらのコラムに興味を持たれましたら、
メルマガの登録がオススメです👇
▶質問型コミュニケーション協会メルマガ 登録◀
登録おまちしてます!
spotifyにて、音声配信をしています。

▶Leaders-Lounge◀
リーダーやこれからリーダーになる方がホッとひと息つける、寄り添い型サポート番組です。
日々の悩みや葛藤を一緒に考えながら、
具体的なコミュニケーションのコツやリーダーシップのヒントをお届けします。
また、メンバー視点の『リーダーってどう思ってるの?』というリアルな疑問にも答え、
リーダーもメンバーも前向きに進める架け橋となる内容を目指しています。
作業をしながら、仕事をしながら、家事をしながら、お茶でも飲みながら…
ぜひ、お聴きください!