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振り返りが大事ってよく言われるけど、実際どうやればいいの?

こんにちは、安井です。
今日は「振り返りって大事ってよく言われるけど、実際どうやればいいの?」というテーマでゆるっと話してみたいと思います。
日常でよく耳にするじゃないですか。「振り返りをしよう」「PDCAを回そう」「自己分析が大事だよ」みたいなアドバイス。
でも、多くの人が心のどこかで思っているはずなんです。
——いや、それができたら苦労しないんだよ、と。
何度も手帳を買っては三日坊主になりましたし、アプリも気合い入れて入れてみたのに、気づいたら通知を全部オフにしていたり、なんて周囲でもよく聞きます。
こういうの、ちょっと恥ずかしいけど実際よくありますよね。
というわけで今日は
「振り返りってそもそも何が良いのか?」
「どうしたら続けられるのか?」
ってところを、優しく・現実的に・でもちょっとユーモア混じりでお伝えしたいと思います。
目次
① 振り返りって、なんで大事なんだっけ?をあらためて
まず多くの人が「振り返り=反省会」みたいに捉えている気がします。
学校でやっていた「今日の反省は〜」なんてやつの名残かもしれないですね。
でも、これが実は振り返りが続かない理由のひとつだと僕は思っています。
振り返りって、もっとライトでいいんです。
そして、本質は「できなかったところを責める」ことではなくて、
・自分の行動の癖を知ること
・次にもっとラクに進むための“ヒント”を拾うこと
この2つがメインなんです。
たとえば料理をしていて、味が薄かったら「次はもう少し醤油入れよう」と思いますよね。
これって立派な振り返りです。
「失敗したから落ち込む」のではなくて、「次にどう活かすか」を探す感じ。
もっと言えば、自分を観察する時間だと言ってもいいかもしれません。
② よくある“正論っぽい振り返りアドバイス”の落とし穴
世の中にはこんなアドバイスがあふれています。
-
毎日10分でいいから文章にしよう
-
PDCAをちゃんと回そう
-
ToDoとKPT方式で整理しよう
-
朝の時間を使ってルーチンにしよう
どれも間違ってはいないんです。
でも実際にやるとなると、これがまあまあハードルが高い。
たとえば「毎日10分書こう」。
一見簡単そうなのに、疲れた日や忙しい日にはサラッとスキップしてしまいます。
すると不思議なことに、次の日には「昨日サボったなあ」という罪悪感と気まずさが生まれて、さらに書けなくなるんですよね。
PDCAもそうです。
とても理にかなっているのに、日常レベルでやるには少し構造が立派すぎるというか、「よし、やるぞ」と気持ちを整えないと続かないんです。
つまり、
正しい方法ほど、日常に落とし込むと重くなりがち。
これが振り返り挫折の“よくあるパターン”です。
③ じゃあ実際、振り返りが苦手な人の心の内ってどうなってる?
振り返りらしいことをしようと思えば思うほど、頭の中ではこんなことが起きます。
-
「ちゃんと書かなきゃ」と思って筆が止まる
-
「このレベルじゃ振り返りと言えないよな」と勝手にハードルを上げる
-
「続けないと意味ない」と思い、1回サボると全部終わった気になる
真面目な人ほどこれに陥りやすいんですよね。
そして、多くの人が「振り返り=真面目さの発揮場所」だと思い込んでしまっています。
だけど本当は逆で、
振り返りこそ“適当さ”が武器になる場所なんです。
適当に気楽にやったほうが続くし、続くほうが質は上がる。
これって料理や運動と同じで、「とにかくやる頻度」のほうが大事なんですよね。
④ 僕がおすすめしたい“手軽すぎる振り返りの仕組み”
ここからが今日のメインです。
僕が色々試してきた中で「これは誰でも続くな」と感じた振り返りの仕組みを、いくつか共有します。
どれも超ライトで、1分未満でもできます。
● 1. 「よかったこと1つ」だけメモする
振り返りのハードルは「全部を書こうとすること」。
なので逆に “ひとつだけ” と決めるとめちゃくちゃ続きます。
たとえば、
-
コーヒーが美味しく入った
-
電車で座れた
-
上司に言いたいことをちゃんと言えた
-
10分だけ散歩できた
こういうレベルで十分です。
良いことを見る癖がつくので、心理的にもじわっと効いてきます。
● 2. 「今日の自分にタイトルをつける」
これは楽しくて、ちょっと笑えて、でもちゃんと振り返りにもなる方法です。
たとえば、
-
「集中できたようでできなかった日」
-
「やればできる気がした日」
-
「低気圧に負け気味の日」
-
「唐揚げにすべてを救われた日」
タイトルって、その日の本質をけっこう簡単に捉えてくれるんです。
1行で済むのに、意外と翌週読み返すと深いんですよね。
● 3. 「写真1枚だけ振り返り」
スマホでなんとなく撮った写真を1枚選んで、「なぜそれを撮ったか」を軽く思い返すだけ。
写真には感情が乗っているので、文章よりも思い出しやすく、振り返りもしやすいです。
たとえばコンビニのレシートの写真を撮ってたら、「あ、ちょっとスイーツ食べたい気分だったのか」みたいな気づきが出てきます。
● 4. 「3行だけ日記」
これは昔から有名ですが、圧倒的に続きやすいです。
-
できたこと
-
できなかったこと
-
気づいたこと
この3つだけ。
書く順番を変えてもいいし、できなかったことをスキップしてもOK。
3行までなら、寝る前でも余裕です。
⑤ 振り返りの本当の目的は“自分をコントロールする感覚”を育てること
振り返りって、上手にやるとこんな効果があります。
-
自分の調子の波がわかってくる
-
どんな行動が自分に合っているかが見えてくる
-
生産性が上がるというより、精神的に落ち着いてくる
-
無駄に自分を責めなくなる
つまり、
「あ、今の自分はこうなんだな」
と気づけるようになるんです。
気づくと、人って自然に調整できるようになるんですよね。
無理な日には休めるし、調子が良い日はちょっと頑張れる。
その“微調整”が実は大きな成果の土台だったりします。
⑥ とはいえ、「続けるのが一番難しいんだよ」という話
そうなんです。
結局のところ多くの人にとって最大の壁は「続けること」。
だからこそ、僕の提案は超シンプルです。
・道具を増やさない
・時間を固定しない
・完璧を求めない
・“やらない日”も普通だと思っておく
この4つを前提にするだけで、本当に気がラクになります。
特に「やらない日も普通」という考え方はめちゃくちゃ大事です。
振り返りの目的は、自分を整えることであって、自分を監視することではないので。
続かない日は「あ、今日はちょっと余裕なかったな」くらいでOKなんです。
これくらいの距離感が、一番ちょうどいいと思っています。
⑦ というわけで、ゆるく続ければちゃんと意味があります
まとめると、
-
振り返りは“反省会”じゃなくて、自分観察の時間
-
正論っぽい方法ほど、生活には取り入れにくい
-
大事なのは「軽く・短く・適当に」続けること
-
小さな方法でも、続けば驚くほど効果が出る
こんな感じです。
もし今「振り返りをしたほうがいいのはわかるけど、しんどい」と思っているなら、まずは今日話したどれかひとつだけ試してみてください。
たった1行でも、たった1枚の写真でも、それは立派な振り返りです。
気負わず、気楽に。
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