コラムCOLUMN
部下を承認・共感する際の心構えとその使い方について
今回は、
【質問型を学んでから、意見が言えなくなった気がします】
というご質問にお答えしています。
承認や共感をしていくことが、
日常のコミュニケーションや
部下やチームのマネージメントにおいて大切だ。
とわかってはいても、
職場など現場で実践していくと、
うまくいかない事例も多いですよね。
ということで今回は、
承認や共感する際の心構えと原則
についてお伝えしていきます。
読者のOさんのご質問です。
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私は質問型を学んで、部下に共感することが
ほとんどなかったと気づきました。
しかし、反対に共感ばかりしていると、
部下任せになって仕事の進みが遅くなり、
だんだんイライラしてしまいます。
どうしたらいいのでしょうか?
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Oさん、ありがとうございます。
確かに、こういうことってあるんですよね~。
詳しいことをうかがっていないので、
全てをわかりかねますが……
まずひとつお伝えしたいのが、
承認・共感=同感ではないということです。
つまり、
承認する、共感するというのは、
「あなたはそう思うんだね」という
相手の意見をしっかり受け止めることであって、
「私もそう思う」という事とは違うということです。
ここを勘違いしてしまっている人が多いんです。
承認・共感する際の心構えが大切
これには心構えとして、こんな原則を知っておいてください。
「物の見方・捉え方は人それぞれ」
という原理原則です。
例えば、コップに半分水が入っていたとします。
その状態を表現する時、
ある人は「コップに水が半分入っている」
別の人は「コップに水が半分しか入っていない」
また別の人は「コップに水が半分も入っている!」
というように、
事実を捉える人、
物事を否定的にとらえる人、
肯定的にとらえる人、
とさまざまです。
また、世間をにぎわすニュースがあります。
例えば、東京オリンピック開催が決まって、
国民の多くの人が歓迎の気持ちを持っているかなと思います。
が、しかし中には、
「無駄なお金を使うだけだ」とか
「日本が危険な状態になってしまうのでは?」
といったように思う人も、中にはいらっしゃると思うのです。
そう、つまり
どういう見方が正しいとか間違いとかはないんです。
人それぞれに物の見方、捉え方が異なっていて、
全部、その人にとっての正解なのです!!!
そのような前提としての心構えを持っていないと、
簡単に共感は出来ないと思います。
だから、相手が違った意見であっても、
フラットに
「ふ~ん、あなたはそう見るんだね、そう捉えるんだね」
という気持ちで受け止めることと、
そして、気持ちだけではだめで、
しっかりと、
肯定的な態度や表情で受け止めることが必要なのです。
ということで、ここまでOさんいかがでしょうか?
今回は承認や共感する際の
心構えについて、
焦点を絞ってお伝えしました。
また次回には、
共感ばかりして
仕事の進みが遅くならないようにするために、
あと、何が必要なのか……
ということをお伝えしたいと思います。
続きの記事はこちらです。
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質問型コミュニケーション協会代表理事
30代の頃、激務に追われ自身の心身のバランスを崩しうつ病で休職。
その頃にコーチングに出会い人生が大きく変化。
累計発行部数20万部の質問型営業開発者青木毅からコーチングや質問型営業を習いその後、15年10,000時間に及び、相手の深い価値観を引き出し寄り添うコーチングを行う。
中小企業社長様から中学生まで多種多様な方のサポートをしてきた経験から質問型コミュニケーションを法務省等の自治体、および製造業・士業・保険会社・介護・製薬会社・美容業等へと広める活動をしている。好きなものは奥さんとの神社巡りと歌うこと。実は過去に音楽活動をしていました。